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第12章 新しい家族と新しい場所
12-3 シルフォード王家の伝承?予言?
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まあ、なに事もなくとは言っているが、あくまで俺自身が単体で解決できた事案であり、それに実は今回なんともいえないがどうでもいい事であったからだ。
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まず最初に先程説明したそのどうでもいい事とは、将来、そうちょうどアレスが・・・というより大勇者の称号を持つ子供が、この世に誕生してから1年後くらいに、厄災の元凶となる魔人族が事を盛大に起し、この地を支配して魔神王国をシルフォードのある土地に築き、その中の魔人族数人が何故か魔神や魔神竜となり、最終的には支配力を広げこの世界の恐怖の魔王や大魔王となり、アーストリアの世界を魔人族の楽園と変える未来が訪れる予定だったらしいのである。
それでアーストリアに住む住人である人族や亜人の人口が、殺戮と魔獣へと変貌されて極端に減り、大勇者の称号を持つ者が率いるパーティが、その魔神竜の討伐する真実が・・・何故か事細かく記載されていてる。
しかもその大勇者パーティの全員は物語みたいに、無事討伐に成功すれ訳でないようだ。・・・言葉に出していいのか不安だが最後は悲惨な内容なのだ。
「いやいや、流石にこれは無いだろう。なんだよこれは・・・」
・・・実はこの続き事態の内容は、殆どが黒く塗り潰されていたので、なんと書いていたのかは不明だが、ところどころの消されてない文章を読み解いていくと、無事では無い事は確かだ。
ただしそれが起こるのは今から15から20年後の先の未来ではあるのだが、それでも普通ならその事を知る事は出来ない内容である。しかし、その予言みたいな文章が事細かく書かれた書簡、まあ本なのだがそれを俺が見ているのだ。
実際、その内容が面白い様に俺の知っている内容のモノや、神界で見た未来予見の資料に載っていた内容に酷似した事を記載していたのだ。
「ふむふむ、これって殆どが・・・」
・・・恐らくそれらは俺が何もしなければ、そのままの未来が実行されてシルフォード公国は疎か、その周囲の集落や小さな村等が壊滅する予言の内容であり、そうなる予定だったのだろう。それでスレリア大陸だけでなく周囲の大陸も崩壊に向かっていた感じだったみたいだ。
だがそれは既に俺が手を出し解決している内容なので、この先その様な事は起きる事は無いと考えていた。
「なるほどな!あの時ミーア達を助けず放置してたら・・・最悪の未来になってたのか、しかしそれだけじゃなくて、あのヘンテコな研究所もやっぱり関係があったのか・・・」
俺は手に持った本の内容を見ながら、以前あった事を思い出していた。これが実際に今では、もうどうでもいい事だった。
それにこれらの内容を記載した本は、実は王家に残された伝承等の文献や予言の書として、一冊に纏められた本に書かれたモノであった。
「なあ!シルフィーこれって・・・もしかしてあれかな?」
俺はある部分が気になり、側で編み物をしていたシルフィーに言葉をかけ、先程から俺が読んでいる本の気になる部分を指差しながら質問した。
「はいっ、どうかしましたかユウマ様?えっと、その書物は・・・えっ、これってまさか!?」
いい加減様付けする事を辞めればいいのに、シルフィーは未だ俺の名を呼ぶときに様付けのまま変わらない。子供達に話かける時は、ちゃんとパパやらお父様とか使ってるのに・・・何故だ!
まあ、その事はいいとして・・・どうやらシルフィーは俺が確認したい内容よりも、実際に俺が見せた本の方に視線が行っている。それは何故かと言うと、その本は本来なら城からは絶対に持出し厳禁とされいた封印付きの本であり、ちゃんと王家の紋章と王家の刻印が刻まれている封印の鍵が付いた本であったからだ。
『・・・ああっ、そっか!まあ確かに王家の人間なら気になるだろうな。本来ならシルフォードの国王しか封印を解く鍵を持って居らず、閲覧できるのも国王であるフィルベルトさんと次期国王であるシルヴァ兄さんであり、後は最高権力のある限られた人物、大臣の人達しか見る事の許されない筈の伝承や予言の文章を記載した本だしな。俺が持ってる事というより、持ち出してる事がおかしいからな・・・。
今俺がシルフィーに見せている本は少し前に、そうアレスの名を決めた後にある事を経て手に入れたモノなのだ。
まあ実際には本物ではなく全てが本物と同じモノであるコピーした本であるが、一応は王様であるフィルベルトさんが、俺に閲覧してメモをとる事も許してくれた事で手に入れたのだ。
まあ恐らくではあるが俺が見ても問題ないと思われたのか、それとも俺とシルフィーの息子であるアレスが関わっているからなのかは、解らないがその文献を見る権利を与えられたのだろう。
・・・でも、まあメモを取っていいと言われたから、別に模写しても問題無いよはずだ。それに駄目とは言われてないし、ちゃんと施錠した本の鍵も貸してくれたから全て問題ない筈だ・・・。
でもまさか王様も、あの短時間で本物とまったく同じ本を作り出したとは・・・全く考えていないだろうな。
事実その本を閲覧しても、問題ない時には個室を貸してくれたし、俺を1人だけにしてくれて見張りも居ない状態にしてくれたからだ。ホントだったら恐らく誰かが、近くで様子を見ていないといけない事な筈だし、その時はホントに何故か誰も監視していなかったのだ。
もしかしたらどこかで誰かが監視していたのかもしれないが、俺自身はその様な感じはしなかったし、実際誰にも見えない様に、その本と鍵をまるごとコピーして全く同じ模写本とスペアキーの鍵を作りだしたのだ。
もちろん模写本とスペアキーを作った時点でアイテムボックスに保管したので誰にもその作業は解らない筈だ。もし見られていたとしても、何が起こったか解らない筈なのだ。
それで結局本物の伝承である本の施錠は解除せず、封印もそのままの状態で開けずに、その本は直ぐ返却したのだ。
ただその本を返却する時に1人の大臣が舌打ちをしていたので、恐らくその本に何らかのトラップが仕掛けていたかもしれないが、別にその時は気にしなかったがとりあえずは、本を貸してくれたフィルベルトさんには、報告だけをしておいた。まあ、それに関しては大した事ではないが念の為である。
実際何がされていたかというと、表紙を開いたらその本の文章を、全て記憶して後日無意識にその特定の人物の質問のままに、その人物の前で写本を作らせるという奇妙な魔法が掛けられていたのだ。
「まあ、そんな魔法を使っても無駄なんだが・・・あの大臣は余程内容を知りたがったのか、恐らく閲覧を許されてない奴なんだろうな。まあ、そんな悪巧みを考えてるぐらいだから当たり前か・・・それよりも、なんだよこの術式はこんな物を施してたら、誰も肝心な事を覚えれないだろ・・・」
実際俺が愚痴をこぼしたのは予言書といいながら、その内容を記憶する事が出来ないのだ。俺自身も最初は読んだ後に、本を閉じたら何故か何を描いていたか、肝心な内容を半分以上忘れていたのだ。
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それで不思議に思い自分の持つスキルである【神の目】と【鑑定眼】を使用して確認したらなんともいえない術式が施されていたのに気付いたのだ。
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まず最初に先程説明したそのどうでもいい事とは、将来、そうちょうどアレスが・・・というより大勇者の称号を持つ子供が、この世に誕生してから1年後くらいに、厄災の元凶となる魔人族が事を盛大に起し、この地を支配して魔神王国をシルフォードのある土地に築き、その中の魔人族数人が何故か魔神や魔神竜となり、最終的には支配力を広げこの世界の恐怖の魔王や大魔王となり、アーストリアの世界を魔人族の楽園と変える未来が訪れる予定だったらしいのである。
それでアーストリアに住む住人である人族や亜人の人口が、殺戮と魔獣へと変貌されて極端に減り、大勇者の称号を持つ者が率いるパーティが、その魔神竜の討伐する真実が・・・何故か事細かく記載されていてる。
しかもその大勇者パーティの全員は物語みたいに、無事討伐に成功すれ訳でないようだ。・・・言葉に出していいのか不安だが最後は悲惨な内容なのだ。
「いやいや、流石にこれは無いだろう。なんだよこれは・・・」
・・・実はこの続き事態の内容は、殆どが黒く塗り潰されていたので、なんと書いていたのかは不明だが、ところどころの消されてない文章を読み解いていくと、無事では無い事は確かだ。
ただしそれが起こるのは今から15から20年後の先の未来ではあるのだが、それでも普通ならその事を知る事は出来ない内容である。しかし、その予言みたいな文章が事細かく書かれた書簡、まあ本なのだがそれを俺が見ているのだ。
実際、その内容が面白い様に俺の知っている内容のモノや、神界で見た未来予見の資料に載っていた内容に酷似した事を記載していたのだ。
「ふむふむ、これって殆どが・・・」
・・・恐らくそれらは俺が何もしなければ、そのままの未来が実行されてシルフォード公国は疎か、その周囲の集落や小さな村等が壊滅する予言の内容であり、そうなる予定だったのだろう。それでスレリア大陸だけでなく周囲の大陸も崩壊に向かっていた感じだったみたいだ。
だがそれは既に俺が手を出し解決している内容なので、この先その様な事は起きる事は無いと考えていた。
「なるほどな!あの時ミーア達を助けず放置してたら・・・最悪の未来になってたのか、しかしそれだけじゃなくて、あのヘンテコな研究所もやっぱり関係があったのか・・・」
俺は手に持った本の内容を見ながら、以前あった事を思い出していた。これが実際に今では、もうどうでもいい事だった。
それにこれらの内容を記載した本は、実は王家に残された伝承等の文献や予言の書として、一冊に纏められた本に書かれたモノであった。
「なあ!シルフィーこれって・・・もしかしてあれかな?」
俺はある部分が気になり、側で編み物をしていたシルフィーに言葉をかけ、先程から俺が読んでいる本の気になる部分を指差しながら質問した。
「はいっ、どうかしましたかユウマ様?えっと、その書物は・・・えっ、これってまさか!?」
いい加減様付けする事を辞めればいいのに、シルフィーは未だ俺の名を呼ぶときに様付けのまま変わらない。子供達に話かける時は、ちゃんとパパやらお父様とか使ってるのに・・・何故だ!
まあ、その事はいいとして・・・どうやらシルフィーは俺が確認したい内容よりも、実際に俺が見せた本の方に視線が行っている。それは何故かと言うと、その本は本来なら城からは絶対に持出し厳禁とされいた封印付きの本であり、ちゃんと王家の紋章と王家の刻印が刻まれている封印の鍵が付いた本であったからだ。
『・・・ああっ、そっか!まあ確かに王家の人間なら気になるだろうな。本来ならシルフォードの国王しか封印を解く鍵を持って居らず、閲覧できるのも国王であるフィルベルトさんと次期国王であるシルヴァ兄さんであり、後は最高権力のある限られた人物、大臣の人達しか見る事の許されない筈の伝承や予言の文章を記載した本だしな。俺が持ってる事というより、持ち出してる事がおかしいからな・・・。
今俺がシルフィーに見せている本は少し前に、そうアレスの名を決めた後にある事を経て手に入れたモノなのだ。
まあ実際には本物ではなく全てが本物と同じモノであるコピーした本であるが、一応は王様であるフィルベルトさんが、俺に閲覧してメモをとる事も許してくれた事で手に入れたのだ。
まあ恐らくではあるが俺が見ても問題ないと思われたのか、それとも俺とシルフィーの息子であるアレスが関わっているからなのかは、解らないがその文献を見る権利を与えられたのだろう。
・・・でも、まあメモを取っていいと言われたから、別に模写しても問題無いよはずだ。それに駄目とは言われてないし、ちゃんと施錠した本の鍵も貸してくれたから全て問題ない筈だ・・・。
でもまさか王様も、あの短時間で本物とまったく同じ本を作り出したとは・・・全く考えていないだろうな。
事実その本を閲覧しても、問題ない時には個室を貸してくれたし、俺を1人だけにしてくれて見張りも居ない状態にしてくれたからだ。ホントだったら恐らく誰かが、近くで様子を見ていないといけない事な筈だし、その時はホントに何故か誰も監視していなかったのだ。
もしかしたらどこかで誰かが監視していたのかもしれないが、俺自身はその様な感じはしなかったし、実際誰にも見えない様に、その本と鍵をまるごとコピーして全く同じ模写本とスペアキーの鍵を作りだしたのだ。
もちろん模写本とスペアキーを作った時点でアイテムボックスに保管したので誰にもその作業は解らない筈だ。もし見られていたとしても、何が起こったか解らない筈なのだ。
それで結局本物の伝承である本の施錠は解除せず、封印もそのままの状態で開けずに、その本は直ぐ返却したのだ。
ただその本を返却する時に1人の大臣が舌打ちをしていたので、恐らくその本に何らかのトラップが仕掛けていたかもしれないが、別にその時は気にしなかったがとりあえずは、本を貸してくれたフィルベルトさんには、報告だけをしておいた。まあ、それに関しては大した事ではないが念の為である。
実際何がされていたかというと、表紙を開いたらその本の文章を、全て記憶して後日無意識にその特定の人物の質問のままに、その人物の前で写本を作らせるという奇妙な魔法が掛けられていたのだ。
「まあ、そんな魔法を使っても無駄なんだが・・・あの大臣は余程内容を知りたがったのか、恐らく閲覧を許されてない奴なんだろうな。まあ、そんな悪巧みを考えてるぐらいだから当たり前か・・・それよりも、なんだよこの術式はこんな物を施してたら、誰も肝心な事を覚えれないだろ・・・」
実際俺が愚痴をこぼしたのは予言書といいながら、その内容を記憶する事が出来ないのだ。俺自身も最初は読んだ後に、本を閉じたら何故か何を描いていたか、肝心な内容を半分以上忘れていたのだ。
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それで不思議に思い自分の持つスキルである【神の目】と【鑑定眼】を使用して確認したらなんともいえない術式が施されていたのに気付いたのだ。
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そして「もう私は必要ないんですよね?」と、そっと術を解き、リシアは国を後にする決意をするのだった。
※小説家になろう・カクヨムにも同タイトルで投稿しています。
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