巻き込まれて異世界へ ~なぜだか関わった人の運命変えてます~

桜華 剛爛

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第13章 新たなる冒険の始まり?・・・そして。

13-12 とりあえず助け出す事にした?

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 しかもよく見ると褐色の肌色の人種も、同じ感じのエルフみたいな種族である事も確認出来た。



 もしかしたら神聖な気の持ち主である者達は、あの褐色肌のエルフみたいな奴に騙されて捕らえられたのかもしれない。
「あきらかにおかしいもんな?俺の感じとれる気の力では、あの捕らえられている4人の方が、周りにいる奴等より強い感じなんだよな・・・普通ならあの状態は考えられない。それに良く見るとあいつらエルフみたいだけど、牙がある。何でだろう?」

 実際に離れた位置から、古ぼけた今にも崩れそうな柵の隙間から見える範囲なので、決定的な事が解っている訳ではない。それでも意識を集中する事で望遠鏡や顕微鏡みたいな事は出来るのだ。
 それが使えるだけでも便利だし、気や気配を感じる事が出来るのである程度の状況は確認できていた。

 それで檻に捕らわれている4人に関しては怪我を負っている様子も無いし、気力を奪われている感じでは無い事も確認できた。ただ4人全員手足を縛られて何か封印されている感じだけは理解した。それにそのうちの2人が物凄い殺気を放って、褐色のエルフ風の奴等と言い争っている雰囲気が漂っている。

「・・でも、あの様子だと知り合いって感じで、怒りをぶつけてるポイな?ただ、なに言ってるかさっぱりだ?言語が良く解らん・・・」
 まあこの時点で俺がいるこの世界は、完全に別世界だと言う事が理解できた。それでも以前巻き込まれて召喚された世界では、ある程度話が通じていて、その時に別世界だと気付いたが、やはりスキルが使用できないのが問題なのかもしれないが、今はそれで頃ではない。

 冷静になってもう1度観察して、状況をよく考えようとする事にした。

 それでもう1度捕らえられてるエルフ風の神聖な気の持ち主達を、良く観察すると捕らえられてる割には、戦闘をしたような形跡が全く無い状態だった。その2人とは別のもう2人はあきらかに身動きをしないので、どうやら気絶しているらしいが、詳しい状態は・・・うん、流石にこの場所からは解らない。
 近付けばもっと詳しい情報が目視で確認出来るだろうが、もしかしたら寝かされてるだけかもしれないのであった。

「まあ現状この離れた場所で柵の隙間を覗いているから・・・身動きしてない様に見えるだけかもしれない。それに恐らく気絶しているか眠らされているのだろうと思うけど・・・。俺が感じ取れる気の雰囲気からして、決して死んでいる様子ではないと思う」
 まあ事実危険な状態とか、大怪我を負っている雰囲気では無い事だけは理解できる状況だ。

「う~ん、全く情報がないのかどうか解らないけど、俺の持つ【神の目】でも情報は何も掲示されない?全部ハテナか字化けしてる。どうなってんだよ・・・ホントに?」
 目を凝らして確認するが、先程この場に来るまで鑑定に近い感じで能力が使える事は確認出来たが、情報がない為か殆どが字化けか不明の状態だ。まあ、簡単な情報があればちゃんと理解できる事も確認済みだ。

 そんな能力でも無いよりはましだった。それに俺が思っていた事もどうやら反映するようだ。事実神聖な気を放つエルフ風の4人には神聖なエルフと表示され、褐色な肌のエルフの奴等だ褐色エルフとなっているのだ。
「しかし、俺の思ってる事が反映するってどう言う事だ?まあいいけど、しかし褐色エルフって、もう少しどうにかならないのか、俺に知ってるので言えばダークエルフとか・・・」
 そう考えた時点でその表記に代わっていて様子が変化していた。

 それは先程まで言い争っていた筈の褐色の肌色の褐色エルフ、いや今はダークエルフか?その奴等は今度はその檻の中にいる神聖なエルフの殺気を放つ2人と気絶している感じの2人を見下ろし、時折大笑いしている感じなのだけは良く解った。
「・・・まだ状況がよく解らんけど・・・とにかくあの捕らえられてる4人を助け出そうかな?」

 まあ簡単に助け出そうと俺は考えたのだが、この時点で重農な事をすっかり忘れていたのだった。
 そうこの時点でスキルは使えない事は、確認していたのでその点は問題なかったのだが、実は魔法も使えない事も完全に忘れていた状態で行動にでたのだ。

 それでも結果的に集落の側まで何も考えずに、身を隠しながら集落の簡易的な柵(押せば直ぐに破壊でしそうな柵)の大きな丸太の前まで、気配と気を消して近付いて来たと同時くらいに。

「実際何も計画を立てずに、ここまで来たけど・・・どうするかな?スキルが使えないのは納得してたけど、魔法も使えない・・・完全に忘れてたよ。どうしよう流石に引き返すのは格好がつかないよな・・・まあ、誰も見てないけど」
 事実誰も見てない状態だが、流石にこのまま先程身を潜めていた場所に、無意味に戻っても意味がないと考えていた。ホントだったら時間を停止させるか、この場にいる奴等を眠らした状態で、檻に捕らわれてる神聖なエルフの4人を檻ごと連れて逃げようと考えていた。



 だが、結果的にその行為が出来ない事に気付いたのだった。


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