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第13章 新たなる冒険の始まり?・・・そして。
13-13 救出大作戦!その壱・・・?
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だが、結果的にその行為が出来ない事に気付いたのだった。
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まあホントに悪い奴らならその場でとっ捕まえるのだが、この世界の常識も解らない。それにいきなり会って殺す事などはしないと思う。まあ、身動き出来ない様にした後、そいつらをよく調べ再起不能に近い状態にするかもは知れない。
それに、もし魔獣や魔人族の関係者なら・・・まあ、有無を言わさずこの世から消し去ると思うが、現状この世界はアーストリアとは違い別の世界だという事は解っているので無茶な事はしない。
なので出来るだけ厄介事や殺生事は控えたい。まあ、あくまで事情が解るまで目立ちたくないと言った方が本音であるが、それでも出来るだけ悪人だったとしても、現状は揉め事には関わりたくなかったのだ。
しかし、そうも言ってもいられない状況なので、考えを改める事にした。
「・・・畜生!この際だからしょうが無い。物理的に攻撃して眠らすしかないのか・・・それならあいつらの意識を他に向けさせて・・・」
何の事は無い・・・ホントは穏便に済ませようと考えてた事が、スキル及び魔法が使えない事で今から行なう事を改めて自分なりに考え、再度計画を立て直し実行する事にしたのであった。
それから考え付いてからの行動は、実際に早かった・・・直ぐに身を潜めていた不安定な柵の支柱である丸太を触り強度を確認した。
「うん、やっぱり簡易的な造りだな。それに良く見ると、ここって・・・」
やはり俺が思っていたとおり、丸太は地面に刺さっている訳でもなく力を加えれば難なく崩壊しそうな感じだが、少し抵抗がある事も理解した。ただ間近で見て違和感を感じある事にも気付いたのだ。
それは普通に考えたら何かから守るか中の様子を見せない為の柵である。だが、それを最初に見た時に集落や村かと思っていたのだが、どうやら俺の考えが間違えていたようだ。
今目の前にある柵自体があまりにも簡易的過ぎるし、よく観察するとボロボロに見えていたのは表面上で即席に製作した物なのだ。それに丸太自体は真新し過ぎるし、隙間から覗ける集落自体も生活感がいっさい感じられないし、長年暮らしていた形跡が少なすぎる状態な事にも気付いた。
「やっぱりここって・・・おかしすぎるよな?生活していた割には、必要なモノが少な過ぎるし、畑みたいなのもあるけど・・・あれって、ダミーか?それよりも近くに来て解ったけど、柵もだけど中にある家って偽物?どう言う事だ」
そうこの集落には水辺や井戸等の形跡が無いだけでなく、近場に川や水の流れを感じる場所も近場に無い。こんな場所に村や集落を造ること事態が普通では考えられなかったのだ。しかもよくよく考えれば森の不便な場所でもあるからだ。
ますます不思議に思えるこの集落の状況を踏まえ、とりあえずは神聖な気を放つエルフ、神聖なエルフを救い出す為に俺は動き出した。
結果的には外壁である一部の丸太に俺は気の塊をぶつけた。ただ問題は中にいる緑の肌色のゴブリンもどきとダークエルフ風の奴等の注意を反らす為に、威力を最低限に加減した筈の気の塊を、俺のいる場所から離れた場所に向けて放った。
その結果、丸太で支持していたボロボロの簡易的な柵を、広範囲で破壊してしまったのである。
それはもう柵の中にいた奴等の注意を引き付けるには、申し分ないほどの威力のうえにその側に居たであろうゴブリンモドキの緑色の肌の奴等を、半分以上の吹き飛ばし意識を刈り取ってしまっていた。
事実その威力は申し分ない程の破壊力で、とんでもない威力のモノであった。
「あっ!?あはっ?あはははっ・・・どっ、どうなってんだ!俺は丸太を1本吹き飛ばすだけの力加減の気孔弾を放っただけだぞ。それがどうして【破砕爆裂】や【火炎爆破】級の上級魔法クラスの爆発が起こってしまうんだ?」
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俺の考えてもいなかった事が、目の前で起こってしまったのであった。
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だが、結果的にその行為が出来ない事に気付いたのだった。
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まあホントに悪い奴らならその場でとっ捕まえるのだが、この世界の常識も解らない。それにいきなり会って殺す事などはしないと思う。まあ、身動き出来ない様にした後、そいつらをよく調べ再起不能に近い状態にするかもは知れない。
それに、もし魔獣や魔人族の関係者なら・・・まあ、有無を言わさずこの世から消し去ると思うが、現状この世界はアーストリアとは違い別の世界だという事は解っているので無茶な事はしない。
なので出来るだけ厄介事や殺生事は控えたい。まあ、あくまで事情が解るまで目立ちたくないと言った方が本音であるが、それでも出来るだけ悪人だったとしても、現状は揉め事には関わりたくなかったのだ。
しかし、そうも言ってもいられない状況なので、考えを改める事にした。
「・・・畜生!この際だからしょうが無い。物理的に攻撃して眠らすしかないのか・・・それならあいつらの意識を他に向けさせて・・・」
何の事は無い・・・ホントは穏便に済ませようと考えてた事が、スキル及び魔法が使えない事で今から行なう事を改めて自分なりに考え、再度計画を立て直し実行する事にしたのであった。
それから考え付いてからの行動は、実際に早かった・・・直ぐに身を潜めていた不安定な柵の支柱である丸太を触り強度を確認した。
「うん、やっぱり簡易的な造りだな。それに良く見ると、ここって・・・」
やはり俺が思っていたとおり、丸太は地面に刺さっている訳でもなく力を加えれば難なく崩壊しそうな感じだが、少し抵抗がある事も理解した。ただ間近で見て違和感を感じある事にも気付いたのだ。
それは普通に考えたら何かから守るか中の様子を見せない為の柵である。だが、それを最初に見た時に集落や村かと思っていたのだが、どうやら俺の考えが間違えていたようだ。
今目の前にある柵自体があまりにも簡易的過ぎるし、よく観察するとボロボロに見えていたのは表面上で即席に製作した物なのだ。それに丸太自体は真新し過ぎるし、隙間から覗ける集落自体も生活感がいっさい感じられないし、長年暮らしていた形跡が少なすぎる状態な事にも気付いた。
「やっぱりここって・・・おかしすぎるよな?生活していた割には、必要なモノが少な過ぎるし、畑みたいなのもあるけど・・・あれって、ダミーか?それよりも近くに来て解ったけど、柵もだけど中にある家って偽物?どう言う事だ」
そうこの集落には水辺や井戸等の形跡が無いだけでなく、近場に川や水の流れを感じる場所も近場に無い。こんな場所に村や集落を造ること事態が普通では考えられなかったのだ。しかもよくよく考えれば森の不便な場所でもあるからだ。
ますます不思議に思えるこの集落の状況を踏まえ、とりあえずは神聖な気を放つエルフ、神聖なエルフを救い出す為に俺は動き出した。
結果的には外壁である一部の丸太に俺は気の塊をぶつけた。ただ問題は中にいる緑の肌色のゴブリンもどきとダークエルフ風の奴等の注意を反らす為に、威力を最低限に加減した筈の気の塊を、俺のいる場所から離れた場所に向けて放った。
その結果、丸太で支持していたボロボロの簡易的な柵を、広範囲で破壊してしまったのである。
それはもう柵の中にいた奴等の注意を引き付けるには、申し分ないほどの威力のうえにその側に居たであろうゴブリンモドキの緑色の肌の奴等を、半分以上の吹き飛ばし意識を刈り取ってしまっていた。
事実その威力は申し分ない程の破壊力で、とんでもない威力のモノであった。
「あっ!?あはっ?あはははっ・・・どっ、どうなってんだ!俺は丸太を1本吹き飛ばすだけの力加減の気孔弾を放っただけだぞ。それがどうして【破砕爆裂】や【火炎爆破】級の上級魔法クラスの爆発が起こってしまうんだ?」
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俺の考えてもいなかった事が、目の前で起こってしまったのであった。
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