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第13章 新たなる冒険の始まり?・・・そして。
13-30 悪魔族のいる正門に向けて・・・?
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それでも確かに、神気を放っているのは現状アリスとリナ、それに聖女アリエルだけだったのだ。
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当然だがアリエルは、3人を特殊能力で無理して護っていたので意識を取り戻す事が出来なかったようだ。ただ気になったのは、その行為をする前になにか特別な事を行なっていたのが・・・気になったがその本人が目を覚まさない事には何を行なっていたのかは解らない。
まあ、それに関してはアリエルが目を覚ました時にでも聞いてみようと思う。
「しかし、そこまですごい力を使ってたなら、いつ頃目を覚ますんだ?実際俺はアリエルが意識がある時のこと知らないからな・・・なあ、リナ?」
確かに今迄アリエルを背負って移動してきたが、実際に目を覚ましていたアリエルの姿は見ていない。それにリナの話では一時目を覚まさないと言っていたから、どれくらいで目を覚ますか確認してみた。
「そうね?・・・街に戻ってきたら解除されたのは、解ったから・・・えっと、以前の時は確か・・・7回程日が昇ったら目を覚ましてたわね。あの時は直ぐに街に戻れたけど、今回はちょっと長かったから・・・もしかしたらもっと長いかもしれないわね」
リナの話によるとアリエルの施した特殊な能力は、どうやら街に戻ってくる事で解除されたそうだが、聖女アリエルが意識を取り戻すのは、今日より予定では1週間後なのだそうだが・・・今回は以前とは違い発動時間が長かったらしいので、もっと日数が掛かるかもしれないそうなのだ。
まあ、先程リナが言うように街に入ってからは、今迄感じていた異常な程の神気の力は感じなくなったし、街の外にいる時の感じていた不思議な感覚が、門を通り(瞬間移動?)街の中に入った途端なくなっていたのだった。
恐らくそれがアリエルが使っていた特殊能力なのだろうと思う。
それで・・・その事はさておき、今は平然と馬車に乗せられリナと話しているが、最初はちょっと大変だった。どうやら俺がリナ達と一緒に不思議な門を通り抜けた時の事が、その場に集まった騎士達には驚きだったようだ。
何故ならこの街には、人族はいるのだが聖なる気を持つ者は居ないそうなのだ。ましてや俺達が通ってきた門は、どうやら神気を放つ者か騎士の称号をもつ者で無いと通れない場所だったからであった。
もちろんリナとアリス、そしてアリエルの3人は神気を放つ事のできる存在何で問題は無い、それにレイパルドは神気の放出を単独では出来ないが、騎士の称号を持っていて、ついでにこの時はアリエルの守護で著しく神気に近い気を放出していたからであった。当然俺もその範囲と最初に思われたが、アリエルの守護が解除されても神気を単独で放っていたからだ、まあ神核と直接の神の力は封印されているが、神気自体は放つ事が出来るので通常でも問題なく通れたのであった。
まあ、それに関してはリナと俺に懐いているアリスの様子を見て納得してくれたのだが、後から詳しく事情を聞くと驚きの新事実を聞くことになったのだが、それは後の話となる。
それで今現在はリナのお願いもあり、悪魔族達がいる正門にに向けて俺もつれて行かれている状態なのだ。そのリナのお願いは・・・早い話、悪魔族を追い払って欲しいとの事である。
何故俺にその事をお願いしてきたのかと言うと、ただ単純に街にいる戦士や騎士達に被害を出したくないらしく、驚異的な力を持つ俺に助けてもらいたいのが本音らしい。
「だから・・・お願い!この街を守るのに手を貸して、ちゃんとお礼はするから・・・なんだったら皇女殿下であるアリスをあげるから、お願い!」
いやいや、街を守るのに手を貸すのは別にいいのだが、アリスを差し出すのはどうかと思うぞ?しかも相手は身分的にはリナより上の存在だろうが、ましてや本人の了解をなしに・・・。
「うんうん!ユウマお願い。私とリナちゃんを好きにしていいから・・・あっ!なんだったらアリエルもおまけでつけちゃうよ・・・」
・・・本人も認めちゃってるし、リナのアリエルまで付け加えてるよ。しかもアリエルは意識が無いうえに本人の了承も得てないのに・・・。まあ、貰う貰わないは別として手を貸す分には別に問題はないし、一応俺には嫁さんと子供がいるし、それに多数の嫁候補もいるので、これ以上増やすのは・・・。
などと考えたが、今はそれどころではないので率直に返事をした。
「まあ、ここまで来たら乗りかかった船だ!それに事情が事情だし、相手に関しても、これだけ邪気を放ってるから無償で手伝うよ!・・・と言いたいけど俺1人でやるよ。それでいいなら引き受けるけど・・・」
ホントだったら手伝うだけに、とどめたいのだが・・・どうも嫌な予感がするので、未来視の能力を使用してみた。スキルが確認出来ないので、どうかと思ったがある一定の能力が使えたのでもしやと思い使用すると、案の定問題なく使えたので確認すると・・・。
俺が手伝うだけで他の者を戦闘に参加させると、正門を出た者達全てが捕まるか殺される結果になってしまい。悪魔族が街に侵入してしまう未来が視えたのだ。
なら俺だけが正門の外で対処すれば・・・その未来自体が発生し無い事が解ったのだった。まあ、流石に俺の強さと事情を知らない者は聞いたら驚くだろうが、当然リナは今迄の事を見てきているので一旦黙り込んで考えたが、改めて俺に向き直り頭を下げた。
「解ったわ!ユウマ、貴方に全てお願いします。どうか街を救ってください。正門に着いたら私が皆を説得しますから・・・」
とりあえずリナとの話は纏まった。流石に最初はリナも渋い顔をしたが、視線を俺というより・・・俺の肩に未だ座った状態(肩車をしている)のアリスに向け、頷きそう言葉を出しお願いしてきたのであった。
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とりあえずは正門に付いたら俺は状況を確認して、悪魔族の対処する事にしたのだった。
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当然だがアリエルは、3人を特殊能力で無理して護っていたので意識を取り戻す事が出来なかったようだ。ただ気になったのは、その行為をする前になにか特別な事を行なっていたのが・・・気になったがその本人が目を覚まさない事には何を行なっていたのかは解らない。
まあ、それに関してはアリエルが目を覚ました時にでも聞いてみようと思う。
「しかし、そこまですごい力を使ってたなら、いつ頃目を覚ますんだ?実際俺はアリエルが意識がある時のこと知らないからな・・・なあ、リナ?」
確かに今迄アリエルを背負って移動してきたが、実際に目を覚ましていたアリエルの姿は見ていない。それにリナの話では一時目を覚まさないと言っていたから、どれくらいで目を覚ますか確認してみた。
「そうね?・・・街に戻ってきたら解除されたのは、解ったから・・・えっと、以前の時は確か・・・7回程日が昇ったら目を覚ましてたわね。あの時は直ぐに街に戻れたけど、今回はちょっと長かったから・・・もしかしたらもっと長いかもしれないわね」
リナの話によるとアリエルの施した特殊な能力は、どうやら街に戻ってくる事で解除されたそうだが、聖女アリエルが意識を取り戻すのは、今日より予定では1週間後なのだそうだが・・・今回は以前とは違い発動時間が長かったらしいので、もっと日数が掛かるかもしれないそうなのだ。
まあ、先程リナが言うように街に入ってからは、今迄感じていた異常な程の神気の力は感じなくなったし、街の外にいる時の感じていた不思議な感覚が、門を通り(瞬間移動?)街の中に入った途端なくなっていたのだった。
恐らくそれがアリエルが使っていた特殊能力なのだろうと思う。
それで・・・その事はさておき、今は平然と馬車に乗せられリナと話しているが、最初はちょっと大変だった。どうやら俺がリナ達と一緒に不思議な門を通り抜けた時の事が、その場に集まった騎士達には驚きだったようだ。
何故ならこの街には、人族はいるのだが聖なる気を持つ者は居ないそうなのだ。ましてや俺達が通ってきた門は、どうやら神気を放つ者か騎士の称号をもつ者で無いと通れない場所だったからであった。
もちろんリナとアリス、そしてアリエルの3人は神気を放つ事のできる存在何で問題は無い、それにレイパルドは神気の放出を単独では出来ないが、騎士の称号を持っていて、ついでにこの時はアリエルの守護で著しく神気に近い気を放出していたからであった。当然俺もその範囲と最初に思われたが、アリエルの守護が解除されても神気を単独で放っていたからだ、まあ神核と直接の神の力は封印されているが、神気自体は放つ事が出来るので通常でも問題なく通れたのであった。
まあ、それに関してはリナと俺に懐いているアリスの様子を見て納得してくれたのだが、後から詳しく事情を聞くと驚きの新事実を聞くことになったのだが、それは後の話となる。
それで今現在はリナのお願いもあり、悪魔族達がいる正門にに向けて俺もつれて行かれている状態なのだ。そのリナのお願いは・・・早い話、悪魔族を追い払って欲しいとの事である。
何故俺にその事をお願いしてきたのかと言うと、ただ単純に街にいる戦士や騎士達に被害を出したくないらしく、驚異的な力を持つ俺に助けてもらいたいのが本音らしい。
「だから・・・お願い!この街を守るのに手を貸して、ちゃんとお礼はするから・・・なんだったら皇女殿下であるアリスをあげるから、お願い!」
いやいや、街を守るのに手を貸すのは別にいいのだが、アリスを差し出すのはどうかと思うぞ?しかも相手は身分的にはリナより上の存在だろうが、ましてや本人の了解をなしに・・・。
「うんうん!ユウマお願い。私とリナちゃんを好きにしていいから・・・あっ!なんだったらアリエルもおまけでつけちゃうよ・・・」
・・・本人も認めちゃってるし、リナのアリエルまで付け加えてるよ。しかもアリエルは意識が無いうえに本人の了承も得てないのに・・・。まあ、貰う貰わないは別として手を貸す分には別に問題はないし、一応俺には嫁さんと子供がいるし、それに多数の嫁候補もいるので、これ以上増やすのは・・・。
などと考えたが、今はそれどころではないので率直に返事をした。
「まあ、ここまで来たら乗りかかった船だ!それに事情が事情だし、相手に関しても、これだけ邪気を放ってるから無償で手伝うよ!・・・と言いたいけど俺1人でやるよ。それでいいなら引き受けるけど・・・」
ホントだったら手伝うだけに、とどめたいのだが・・・どうも嫌な予感がするので、未来視の能力を使用してみた。スキルが確認出来ないので、どうかと思ったがある一定の能力が使えたのでもしやと思い使用すると、案の定問題なく使えたので確認すると・・・。
俺が手伝うだけで他の者を戦闘に参加させると、正門を出た者達全てが捕まるか殺される結果になってしまい。悪魔族が街に侵入してしまう未来が視えたのだ。
なら俺だけが正門の外で対処すれば・・・その未来自体が発生し無い事が解ったのだった。まあ、流石に俺の強さと事情を知らない者は聞いたら驚くだろうが、当然リナは今迄の事を見てきているので一旦黙り込んで考えたが、改めて俺に向き直り頭を下げた。
「解ったわ!ユウマ、貴方に全てお願いします。どうか街を救ってください。正門に着いたら私が皆を説得しますから・・・」
とりあえずリナとの話は纏まった。流石に最初はリナも渋い顔をしたが、視線を俺というより・・・俺の肩に未だ座った状態(肩車をしている)のアリスに向け、頷きそう言葉を出しお願いしてきたのであった。
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とりあえずは正門に付いたら俺は状況を確認して、悪魔族の対処する事にしたのだった。
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