巻き込まれて異世界へ ~なぜだか関わった人の運命変えてます~

桜華 剛爛

文字の大きさ
516 / 557
第13章 新たなる冒険の始まり?・・・そして。

13-37 正門後方では・・・?

しおりを挟む



 そんな事を俺達がしている中で、取り残された騎士達の行動はというと・・・・。



 やはりとは思うが・・・最初は大人しく騎士達も命令を聞いていたが、突然その命令を出した指揮官?いや、身奇麗な人物の1人が・・・俺達の乗って来た馬車を奪い取り、それに続く様に他の指揮官達や今まで気付かなかったが偉そうな貴族の連中が、慌てて馬車に乗り込んだと、同時くらいに物凄いスピードで街に方へと向かって行った。
 その行動をその近くで一部始終見ていた他の騎士達はもちろん・・・他の作業をしていた者達も唖然としていた。そして、次の瞬間・・・大混乱が起き散り散りと統率の取れない状態でみんな逃げ出したのである。

 ただ俺達をここに連れて来た騎士団の一員とその隊長が、どうにかしようと他の逃げ出した者達とは、あきらかに違う行動をし始めたのであった。そこにはよく見るとレイパルドが指揮をしている姿を確認したのだった。

 何故その様な事態が起こっていたかは・・・ここでまた時間はホンの少し遡り、ユウマ達を止める為一緒に正門の屋根まで付いて登って来た騎士達の行動から始まる・・・。

 ~~☆~~☆~~

 騎士達の視点から・・・。
「姫様!どうかおやめ下さい。正門の上は危険です」
「皇女殿下もおやめ下さい・・・」
「それと貴方もいい加減に・・・」
 2人に騎士が必死に、リナとアリスを止めようと必死にリナ達の後を追いかけて行くが、何分鎧が重いのかちょっとした段差で手こずって、少しづつ距離があきはじめていた。・・・と言っても既にユウマ達は目的の場所にたどり着いていた。

 そこへ少し遅れて追いついた騎士達5人は肩で息をしながら、先に到着していたリナ達に代表して1人の騎士が声をかけようとした。
「姫様!ホントにいい加減に・・・」

 1人の騎士がリナに話し掛けようとしたが、どうも他に付いて来た騎士とリナの様子がおかしい事に気付き、他の4人の騎士達の表情を見た。すると一緒にリナ達の行動を止めに来た騎士の仲間達の表情が、青ざめてある場所を見つめたまま動かなくなっていたのだ。

 それでリナに声をかけようとしていた騎士が、他の騎士達とリナが見ている場所に視線を移すと・・・そうそこには驚きの光景が広がっていたのだ。何せリナ達を止めようとしていた騎士達に入っていた情報では、少数の悪魔族が正門の外に攻めて来ていたので、正門を閉じ迎撃の準備をしだしたのが、ホンの少し前だった。
 だが今正門の屋根から見える光景は・・・はっきり言って腰を抜かす事態となっていた。というより実際腰を抜かし完全に思考を停止している者もいたのだった。

 その中で1人の騎士が恐怖のあまりに・・・声をあげたのだった。
「なっ、なんでだ!ホンの少し前は10程度の相手だったのに?なんなんだあの数はぁぁぁ・・・」

 その声に恐怖のあまり思考停止していた騎士の面々が、一斉の叫び声に似た声をあげた。
「うっ、嘘だろ!いつもの弱い悪魔族が数人だったはずなのに?そっ、それになんであんな数の殺戮デスマシーンが・・・」
「ひっ、ひぃぃぃ!あっ、あれは魔族の王?何故こんな所に!それに!うわぁぁっ・・・」
「うっ、うわわわわっ!かっ、勝てない。こっ、殺されるぅぅ!にっ、逃げないとぉぉぉ・・・」

 その悲鳴に似た声を上げた途端・・・最初の目的だったリナ達の行動を止めに来ていた事を忘れ・・・一目散に慌てて正門の屋根からすごい勢いで、登ってきた道順を逆に降りていった。そのスピードは重たい鎧を着ているとは思われないほど、軽やかでしかもとんでもない速さで地上まで降りていたのだった。

 騎士達5人は地上に降り立った途端、先程正門の屋根で見た事を一瞬忘れて、自分達が物凄い速さで降りれたことに驚き、先程までいた正門の屋根、そうリナ達の方を見上げて息を整えていた。
 一旦、何故慌てて降りて来たのかを・・・5人全員が何故か忘れていて、1人の騎士が思い出した様に他の4人に声をかけた。
「おっ、おい!俺達なんでここまで慌てて降りたんだっけ?」
「えっと・・・かつて無いほど速く動けたから・・・なんだったけ?」
「何かとてつもない恐怖で全てを・・・」
「「「「「あっ!?」」」」」
 5人ともホントに必死に降りてきたのだろう、当初の目的であるリナ達の行動を止め連れ戻す事を完全に忘れ、先程正門の屋根の上で信じられない光景を見た事を報告に行く事を忘れていたのだ。あまりの恐怖で一時的に記憶が消失したような状況に陥ったようだ。

 しかし、その幸せな記憶喪失は、長く続かず不幸にも5人一斉に、事の重大性を思い出したのだ。



 まあ振り返り屋根の上で、騎士達の様子を見ていたユウマを見て・・・先程の光景を思い出し5人は一斉に騎士隊長や指揮官、それに街の貴族達が会議をしている筈の建物に駆け出して行ったのだ。


しおりを挟む
感想 798

あなたにおすすめの小説

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

無能なので辞めさせていただきます!

サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。 マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。 えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって? 残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、 無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって? はいはいわかりました。 辞めますよ。 退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。 自分無能なんで、なんにもわかりませんから。 カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。

【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?

つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。 平民の我が家でいいのですか? 疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。 義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。 学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。 必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。 勉強嫌いの義妹。 この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。 両親に駄々をこねているようです。 私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。 しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。 なろう、カクヨム、にも公開中。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

父が再婚しました

Ruhuna
ファンタジー
母が亡くなって1ヶ月後に 父が再婚しました

役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !

本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。  主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。 その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。  そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。 主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。  ハーレム要素はしばらくありません。

悪役令嬢の父は売られた喧嘩は徹底的に買うことにした

まるまる⭐️
ファンタジー
【第5回ファンタジーカップにおきまして痛快大逆転賞を頂戴いたしました。応援頂き、本当にありがとうございました】「アルテミス! 其方の様な性根の腐った女はこの私に相応しくない!! よって其方との婚約は、今、この場を持って破棄する!!」 王立学園の卒業生達を祝うための祝賀パーティー。娘の晴れ姿を1目見ようと久しぶりに王都に赴いたワシは、公衆の面前で王太子に婚約破棄される愛する娘の姿を見て愕然とした。 大事な娘を守ろうと飛び出したワシは、王太子と対峙するうちに、この婚約破棄の裏に隠れた黒幕の存在に気が付く。 おのれ。ワシの可愛いアルテミスちゃんの今までの血の滲む様な努力を台無しにしおって……。 ワシの怒りに火がついた。 ところが反撃しようとその黒幕を探るうち、その奥には陰謀と更なる黒幕の存在が……。 乗り掛かった船。ここでやめては男が廃る。売られた喧嘩は徹底的に買おうではないか!! ※※ ファンタジーカップ、折角のお祭りです。遅ればせながら参加してみます。

義妹がピンク色の髪をしています

ゆーぞー
ファンタジー
彼女を見て思い出した。私には前世の記憶がある。そしてピンク色の髪の少女が妹としてやって来た。ヤバい、うちは男爵。でも貧乏だから王族も通うような学校には行けないよね。

処理中です...