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第13章 新たなる冒険の始まり?・・・そして。
13-36 正門での現状は・・・?
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それで時間は少し遡り、ユウマ達がいた筈の正門での爆発後の状況は、実際どうなっていたかと言うと・・・。
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正門付近には、敵である数十体の殺戮デスマシーンの一撃を受け、周囲が黒煙で目視できない状態になっていた。ただし黒煙の中・・・というより黒煙の障壁の後ろではちゃんと正門は、無傷のまま存在していたのだ。
まあ正確に言うと正門への被害は・・・殆どというか全く無く正常な状態だったのだが、ただ正門前の地面とその周囲は、溶岩のように赤くドロドロの状態になっていたのだ。もちろんその場に居た筈の魔物や悪しき者などの姿はどこにも無い状態であった。
恐らくその事を確認出来たのは、ユウマだけだったがその点は全く気にしてなかった。
それで現状とんでもない攻撃を殺戮デスマシーンから受けた割には、正門だけは殆ど変化無く地面が溶けるだけの熱量を浴びているのにも関わらず・・・正門は無傷のままその場所に存在していたのだ。ただし敵の方からは黒煙が漂っているので、状況は全く見えてない状態だった。
その事を確認し、安心して声をだした。
「おっ!ちょっと不安だったけど、上手くいったみたいだな。でも、どうなってんだ?俺の魔法は・・・それとなんだよあの攻撃は、地面が溶けてら・・・それに味方もろ共かよ」
目の前で起きた事を俺は確認して、少し不安だったが思惑どおり成功したので安心した。なにせ実際に攻撃を受けないと俺が使用した魔法の効果が解らないので、実際発動し手効果があるかどうかが全く見えない状態だったからだ。
なにせアーストリアにいる時は、いつもなら魔法の発動と効果が手に取るように解るのだが、如何せんこの訳の解らない世界に来てからというもの、自身の持つスキルもなのだが魔法に関しても上手く動作してるのかが、今の状態では解らないし効果がどの程度なのかが解らない状態だった。
なので、実際に上手くいったかどうかは攻撃を受けてみないと防御結界が張られているかが、全く解らない状態だったのだ。まあ実際に正門は疎か俺達も無事なので、今回は上手くいったのであった。
俺が今回使用した結界魔法が上手くいき、安心して黒煙が上がってる方向を見ていると、その同じ場所の光景を・・・うっすらと目を開けて見たリナが不思議そうに俺へ尋ねて来た。
「えっ、ユウマ!これはいったい・・・えっ!?何をしたのよ?これって・・・」
そうリナが不思議がるのも最もだ。実際にこの場所は攻撃と共に光には包まれたが、放射砲による影響自体はほとんど無かった。それどころか爆発音も爆風さえもこちらには届いてない状態だったのだ。
ついでに言うとアリスもリナの側にいるが、リナ同様何が起きたのか解らず目を瞬かせ頭を傾げて不思議がっていた。
なので簡易的に説明する事にした。
「ん!ああ、あの機械人形達が何か仕掛けそうだったから・・・そうだな!事前に魔法で防御結界を展開してたんだけど、上手くいったみたいだな・・・それでこっちには全く影響は無いよ」
しかし、良かった!俺のスキルや魔法の展開が確認出来ないから、上手く魔法が効果を発揮するかが少し心配だったけど、上手い具合に防御結界の魔法が発動してよかったよ。最悪魔法が発動しなかった時は、2人だけ連れてこの場から逃げる準備だけはしていた。
それにいざとなればここに居ても、2人だけは護れる自信だけはあった。けど俺達の後ろに広がる街や騎士達を護れる自信は正直なかったし、全く考えてなかった。
それに護れる気も・・・実は全く無かったので、正直防御結界が発動してくれたので、ちょっと安心していたのだ。何せアリスにお願いされていたからだ。
そう思い俺は少し後ろの様子を再度安心しながら確認した。すると地上では・・・先程の騎士達の言葉を聞いたのだろうか、慌てふためいていた指揮官数人(一番偉そうな奴)は、こともあろうか騎士隊長達と騎士達になにやら命令を出した後に、俺達が乗って来た馬車を奪い取り・・・街の方へと消えて行ったのである。
その事を不思議に思い・・・側にいたリナに確認する事にした。
「なあ、リナ!あれってどう思うよ・・・」
流石のリナも俺が視線を向けていた場所に気付き、その様子を一部始終見ていたようだ。ついでにアリスも見ていたようだ。
「ありゃりゃ?あの人達・・・私達の馬車使ってどっか行っちゃたね・・・」
「いっ、言わないで・・・ちょっと恥かしくなってきたわ。なんなのよ・・・あいつら」
リナは落胆したような表情を見せ、俺とアリスから視線をそらした。
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そんな事を俺達がしている中で、取り残された騎士達の行動はというと・・・・。
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それで時間は少し遡り、ユウマ達がいた筈の正門での爆発後の状況は、実際どうなっていたかと言うと・・・。
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正門付近には、敵である数十体の殺戮デスマシーンの一撃を受け、周囲が黒煙で目視できない状態になっていた。ただし黒煙の中・・・というより黒煙の障壁の後ろではちゃんと正門は、無傷のまま存在していたのだ。
まあ正確に言うと正門への被害は・・・殆どというか全く無く正常な状態だったのだが、ただ正門前の地面とその周囲は、溶岩のように赤くドロドロの状態になっていたのだ。もちろんその場に居た筈の魔物や悪しき者などの姿はどこにも無い状態であった。
恐らくその事を確認出来たのは、ユウマだけだったがその点は全く気にしてなかった。
それで現状とんでもない攻撃を殺戮デスマシーンから受けた割には、正門だけは殆ど変化無く地面が溶けるだけの熱量を浴びているのにも関わらず・・・正門は無傷のままその場所に存在していたのだ。ただし敵の方からは黒煙が漂っているので、状況は全く見えてない状態だった。
その事を確認し、安心して声をだした。
「おっ!ちょっと不安だったけど、上手くいったみたいだな。でも、どうなってんだ?俺の魔法は・・・それとなんだよあの攻撃は、地面が溶けてら・・・それに味方もろ共かよ」
目の前で起きた事を俺は確認して、少し不安だったが思惑どおり成功したので安心した。なにせ実際に攻撃を受けないと俺が使用した魔法の効果が解らないので、実際発動し手効果があるかどうかが全く見えない状態だったからだ。
なにせアーストリアにいる時は、いつもなら魔法の発動と効果が手に取るように解るのだが、如何せんこの訳の解らない世界に来てからというもの、自身の持つスキルもなのだが魔法に関しても上手く動作してるのかが、今の状態では解らないし効果がどの程度なのかが解らない状態だった。
なので、実際に上手くいったかどうかは攻撃を受けてみないと防御結界が張られているかが、全く解らない状態だったのだ。まあ実際に正門は疎か俺達も無事なので、今回は上手くいったのであった。
俺が今回使用した結界魔法が上手くいき、安心して黒煙が上がってる方向を見ていると、その同じ場所の光景を・・・うっすらと目を開けて見たリナが不思議そうに俺へ尋ねて来た。
「えっ、ユウマ!これはいったい・・・えっ!?何をしたのよ?これって・・・」
そうリナが不思議がるのも最もだ。実際にこの場所は攻撃と共に光には包まれたが、放射砲による影響自体はほとんど無かった。それどころか爆発音も爆風さえもこちらには届いてない状態だったのだ。
ついでに言うとアリスもリナの側にいるが、リナ同様何が起きたのか解らず目を瞬かせ頭を傾げて不思議がっていた。
なので簡易的に説明する事にした。
「ん!ああ、あの機械人形達が何か仕掛けそうだったから・・・そうだな!事前に魔法で防御結界を展開してたんだけど、上手くいったみたいだな・・・それでこっちには全く影響は無いよ」
しかし、良かった!俺のスキルや魔法の展開が確認出来ないから、上手く魔法が効果を発揮するかが少し心配だったけど、上手い具合に防御結界の魔法が発動してよかったよ。最悪魔法が発動しなかった時は、2人だけ連れてこの場から逃げる準備だけはしていた。
それにいざとなればここに居ても、2人だけは護れる自信だけはあった。けど俺達の後ろに広がる街や騎士達を護れる自信は正直なかったし、全く考えてなかった。
それに護れる気も・・・実は全く無かったので、正直防御結界が発動してくれたので、ちょっと安心していたのだ。何せアリスにお願いされていたからだ。
そう思い俺は少し後ろの様子を再度安心しながら確認した。すると地上では・・・先程の騎士達の言葉を聞いたのだろうか、慌てふためいていた指揮官数人(一番偉そうな奴)は、こともあろうか騎士隊長達と騎士達になにやら命令を出した後に、俺達が乗って来た馬車を奪い取り・・・街の方へと消えて行ったのである。
その事を不思議に思い・・・側にいたリナに確認する事にした。
「なあ、リナ!あれってどう思うよ・・・」
流石のリナも俺が視線を向けていた場所に気付き、その様子を一部始終見ていたようだ。ついでにアリスも見ていたようだ。
「ありゃりゃ?あの人達・・・私達の馬車使ってどっか行っちゃたね・・・」
「いっ、言わないで・・・ちょっと恥かしくなってきたわ。なんなのよ・・・あいつら」
リナは落胆したような表情を見せ、俺とアリスから視線をそらした。
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そんな事を俺達がしている中で、取り残された騎士達の行動はというと・・・・。
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