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第13章 新たなる冒険の始まり?・・・そして。
13-65 戦闘中!!!暴走回復?しかし!!
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ただ魔力を全開で、先程の炎の様なオーラを出して攻撃すると、何故か物凄い速度で、逃げられ・・・かわされてしまう状態である事は、未だに代わらないのであった。
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そして今も、拳にオーラを纏わせフェイントを交え懐に入り込んで、今度こそ攻撃・・・強烈な一撃を入れられると思った。そして、次の瞬間、双頭邪竜の胸部に狙いを付けて・・・俺の渾身の一撃を放つ為に、思いっきり振りかぶって、拳で殴りかかったが、先程迄そこにあったモノは無くなり・・・俺の渾身の一撃は無常にも空を切ったのだった。
「おっ!?とっとと!・・・ん?なっ!?どっ、どこ行った?」
あまりの速さでどこに行ったか、一瞬解らなくなり俺は周囲を見渡し捜したら・・・驚くべき事に一旦は上空へ飛んで逃げ、今までいた場所からかなり離れた場所に降り立ったのだ。
「・・・ってか、なんてスピードで移動してるんだ。こいつ!いつの間に飛んだんだ」
そんな事があってからの双頭邪竜は、俺をいっさい近づけさせまいと・・・離れては遠距離攻撃を仕掛けてきている。下手に近付くと攻防が激しくなり、俺自身も不意に何度かはマトモに攻撃を受けてしまい・・・軽度のダメージを負ってしまった。
そう、まずその状態が起きてから俺が食らった攻撃は・・・側面に気配を消して近付いた時に、瞬時に拳にオーラを纏わせて攻撃を仕掛けた時だった。一応は不意打ち状態だったが、それでも俺の放ったオーラに気付かれ双頭邪竜に防がれてしまった。だがその時はどうも完全に防がれなかったようで、悲鳴に近い鳴き声を双頭邪竜があげた。
その時も俺は、双頭邪竜にやっとダメージが通った事に喜んだ。だがその俺が喜びに歓喜して油断したところに、双頭邪竜が仕掛けてきた攻撃をマトモに食らったのだった。
その攻撃は言わずと知れた尻尾での攻撃だった。実は今迄気付かなかったが、双頭邪竜が無意識に尻尾を振り回した攻撃には・・・殆どの確立で俺にクリーンヒットしているのだ。
どうも双頭邪竜自身も、その事に気付いてないらしく意識して攻撃した時には・・・俺自身も目を瞑っていてもかわせるのだが、不意に振り回された尻尾には、どうにも反応が遅れてしまう。特に俺が何かしらの事を行なっている状態の時は、殆ど食らっているのだった。
しかもその時はダメージを負っているのだ。実際その時は、双頭邪竜にもどうにかこうにか、攻撃を当てる事は出来ているが、その他は殆どがオーラを纏わせずに、魔力でのみでの攻撃だったので、決定打どころか軽ダメージすら与えていないかんじだった。
そんな事が数回程あり、流石にその時に食らった攻撃は俺もかなり痛かった。だが、双頭邪竜自身も俺が攻撃した場所に手を当て、苦痛に2つの顔を歪ませて唸り声を上げていたのだった。
しかも、どうやら双頭邪竜が唸り声を上げ出した頃には、暴走状態が回復しているのは間違いなかった。それに双頭邪竜の身体全体を纏っていた炎や氷はいつの間にか安定しており、それと翼から出ていたの闇属性と光属性の魔力が・・・召喚の魔法陣から最初に現われた時と、同じ様な感じで翼を覆っていたのであった。
「・・・間違いなく。こいつ、もう既に暴走してないよな?それどころか、最初の時より強くなってないか?まあ、暴走状態の時より弱いけど、それでも・・・」
この時には確かに双頭邪竜は暴走状態ではなかった。しかも最初に現われた時よりも強さと魔力を著しく上昇させた状態だったのだ。ただし暴走していた時の方が・・・全てにおいて、はるかに強い気をはなっていたのは言うまでもない、恐らく間違いなく我を忘れ本能的に何かを目指していたのだろうと思うが、今となっては定かではない。
それにいつの間にか、リナとアリスが剥ぎ取ったはずの逆鱗と思われる宝石のような鱗が、元の場所に何事も無かったような状態に戻っていたのだ。ただし光り輝く強さは尋常ではない状態だ、何故ならそこに何かがあると解るような輝きかただったからだ。
「もしかして・・・あそこはアリスとリナが剥ぎ取った逆鱗らしい鱗があった場所か?あの輝きかたは・・鱗が復活したのか?もしかしてそれで暴走状態が治ったのかな?しかし、それでも・・・」
アリスとリナの2人が逆鱗を剥ぎ取った時は、首元を覆っていた首飾りみたいな鱗が逆立っていたが、その部分は元の状態に戻り、その中心部分が真っ赤な光と虹色の光を放ち周囲が光輝いていたのだ。それに逆鱗を剥ぎ取る前は、その周囲に炎と氷は存在してなかったが、今はその部分まで覆っており、見方を変えれば鎧のような感じがする炎と氷だったのだ。
それで現状は逆鱗の部分に関してはどうでもいいが、もしも弱点なのならその部分を攻撃したいが・・・現状無理な状態だと思われる。何せその部分には特に近づけないでいるからだ。
しかも、双頭邪竜の動きが、暴走時より俊敏になってるような気がするし、俺自身の魔力も使いすぎて、どうも回復が追いついておらず・・・徐々にではあるが減り始めてる感じがするのだ。
それは何故かというと・・・纏っている魔力の量が異常なのと、吸われ続ける量が尋常ではなくなり始めていたからだった。
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それからまた、一時の間・・・俺と双頭邪竜(正常?)との攻防が続いた。しかし、このまま続けていたら間違いなく決定打を当てられない俺のほうが、最初に打つ手をなくしてしまう感じだったのだ。
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ただ魔力を全開で、先程の炎の様なオーラを出して攻撃すると、何故か物凄い速度で、逃げられ・・・かわされてしまう状態である事は、未だに代わらないのであった。
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そして今も、拳にオーラを纏わせフェイントを交え懐に入り込んで、今度こそ攻撃・・・強烈な一撃を入れられると思った。そして、次の瞬間、双頭邪竜の胸部に狙いを付けて・・・俺の渾身の一撃を放つ為に、思いっきり振りかぶって、拳で殴りかかったが、先程迄そこにあったモノは無くなり・・・俺の渾身の一撃は無常にも空を切ったのだった。
「おっ!?とっとと!・・・ん?なっ!?どっ、どこ行った?」
あまりの速さでどこに行ったか、一瞬解らなくなり俺は周囲を見渡し捜したら・・・驚くべき事に一旦は上空へ飛んで逃げ、今までいた場所からかなり離れた場所に降り立ったのだ。
「・・・ってか、なんてスピードで移動してるんだ。こいつ!いつの間に飛んだんだ」
そんな事があってからの双頭邪竜は、俺をいっさい近づけさせまいと・・・離れては遠距離攻撃を仕掛けてきている。下手に近付くと攻防が激しくなり、俺自身も不意に何度かはマトモに攻撃を受けてしまい・・・軽度のダメージを負ってしまった。
そう、まずその状態が起きてから俺が食らった攻撃は・・・側面に気配を消して近付いた時に、瞬時に拳にオーラを纏わせて攻撃を仕掛けた時だった。一応は不意打ち状態だったが、それでも俺の放ったオーラに気付かれ双頭邪竜に防がれてしまった。だがその時はどうも完全に防がれなかったようで、悲鳴に近い鳴き声を双頭邪竜があげた。
その時も俺は、双頭邪竜にやっとダメージが通った事に喜んだ。だがその俺が喜びに歓喜して油断したところに、双頭邪竜が仕掛けてきた攻撃をマトモに食らったのだった。
その攻撃は言わずと知れた尻尾での攻撃だった。実は今迄気付かなかったが、双頭邪竜が無意識に尻尾を振り回した攻撃には・・・殆どの確立で俺にクリーンヒットしているのだ。
どうも双頭邪竜自身も、その事に気付いてないらしく意識して攻撃した時には・・・俺自身も目を瞑っていてもかわせるのだが、不意に振り回された尻尾には、どうにも反応が遅れてしまう。特に俺が何かしらの事を行なっている状態の時は、殆ど食らっているのだった。
しかもその時はダメージを負っているのだ。実際その時は、双頭邪竜にもどうにかこうにか、攻撃を当てる事は出来ているが、その他は殆どがオーラを纏わせずに、魔力でのみでの攻撃だったので、決定打どころか軽ダメージすら与えていないかんじだった。
そんな事が数回程あり、流石にその時に食らった攻撃は俺もかなり痛かった。だが、双頭邪竜自身も俺が攻撃した場所に手を当て、苦痛に2つの顔を歪ませて唸り声を上げていたのだった。
しかも、どうやら双頭邪竜が唸り声を上げ出した頃には、暴走状態が回復しているのは間違いなかった。それに双頭邪竜の身体全体を纏っていた炎や氷はいつの間にか安定しており、それと翼から出ていたの闇属性と光属性の魔力が・・・召喚の魔法陣から最初に現われた時と、同じ様な感じで翼を覆っていたのであった。
「・・・間違いなく。こいつ、もう既に暴走してないよな?それどころか、最初の時より強くなってないか?まあ、暴走状態の時より弱いけど、それでも・・・」
この時には確かに双頭邪竜は暴走状態ではなかった。しかも最初に現われた時よりも強さと魔力を著しく上昇させた状態だったのだ。ただし暴走していた時の方が・・・全てにおいて、はるかに強い気をはなっていたのは言うまでもない、恐らく間違いなく我を忘れ本能的に何かを目指していたのだろうと思うが、今となっては定かではない。
それにいつの間にか、リナとアリスが剥ぎ取ったはずの逆鱗と思われる宝石のような鱗が、元の場所に何事も無かったような状態に戻っていたのだ。ただし光り輝く強さは尋常ではない状態だ、何故ならそこに何かがあると解るような輝きかただったからだ。
「もしかして・・・あそこはアリスとリナが剥ぎ取った逆鱗らしい鱗があった場所か?あの輝きかたは・・鱗が復活したのか?もしかしてそれで暴走状態が治ったのかな?しかし、それでも・・・」
アリスとリナの2人が逆鱗を剥ぎ取った時は、首元を覆っていた首飾りみたいな鱗が逆立っていたが、その部分は元の状態に戻り、その中心部分が真っ赤な光と虹色の光を放ち周囲が光輝いていたのだ。それに逆鱗を剥ぎ取る前は、その周囲に炎と氷は存在してなかったが、今はその部分まで覆っており、見方を変えれば鎧のような感じがする炎と氷だったのだ。
それで現状は逆鱗の部分に関してはどうでもいいが、もしも弱点なのならその部分を攻撃したいが・・・現状無理な状態だと思われる。何せその部分には特に近づけないでいるからだ。
しかも、双頭邪竜の動きが、暴走時より俊敏になってるような気がするし、俺自身の魔力も使いすぎて、どうも回復が追いついておらず・・・徐々にではあるが減り始めてる感じがするのだ。
それは何故かというと・・・纏っている魔力の量が異常なのと、吸われ続ける量が尋常ではなくなり始めていたからだった。
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それからまた、一時の間・・・俺と双頭邪竜(正常?)との攻防が続いた。しかし、このまま続けていたら間違いなく決定打を当てられない俺のほうが、最初に打つ手をなくしてしまう感じだったのだ。
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