巻き込まれて異世界へ ~なぜだか関わった人の運命変えてます~

桜華 剛爛

文字の大きさ
14 / 557
第2章 旅立ち、いえ迷子かもしれない。

2-7 敵の不意打ちからの何か力の目覚め?

しおりを挟む



 岩陰から飛んでくる光弾をよけるようにユウマに知らせたフレイだったが、後ろにシルフィーたちがまだいるのに、気が付き、このままだと光弾がシルフィーたちに当たってしまうと考えていた。

 でも、火属性の自分がシールドを張って盾になれば傷を負って行動できなくなるけど、最悪シルフィーたちは、助かると覚悟を決めてシールドを張ろうとしたら、ユウマが避けずに、蒼白い光弾に向き合っていた。

『ユウマ、危ないよ、避けないと怪我だけじゃすまないよ』
 フレイが悲鳴に近い声を上げた、ここでユウマに倒れられたらせっかくシルフィーたちが助かるかも知れないのにこのままじゃ、全員やられてしまうと思っていた。

 しかし、ユウマは、蒼白い光弾を見つめ剣を構え、うなり声を上げた。
「うっおおおおおおー」
 声に呼応するように、なぜか目が温かくと言うより熱くなり、持っていた剣に炎の様な、オーラがまとわりついたのを、感じ光弾に向かって切りかかった、すると蒼白い光弾は、ユウマの振るった剣に触れると同時に、霧散して消え去った。

『えっ、ユウマすごい、【蒼炎光弾ブルーフレイルブレッド】切っちゃった』
 フレイは、ユウマがまさか、光弾を切るとは思わず。また、この人ユウマは、やっぱり、私たちの救世主だと確信したのだった。

 なぜならシルフィーたちが、なぜか統率のとれた魔獣に襲われ騎士たちが圧倒され次々と倒されていくなか、どうにかしないと、みんなやられてしまうと思っていたら丘の上で、何か不思議な力を感じたので、助けを求めに慌てて飛んで行ったら、普段は妖精や精霊の声を聞き取れない人が多いなか、ユウマは、受け答えをして今現在みんなを助けようと奮闘してくれているのだから。

 ユウマは、光弾を切った後、岩陰を良く見てみたら人影が隠れたのが見えたので、近づこうとしたら、騎士3人と戦っていたオーク1匹が、『GuGaaaaa』と咆哮を上げ持っていた武器を見境なしに振り回し攻撃を仕掛け、騎士の1人が尻餅をつき、もう2人が後方に、吹き飛ばされた。

 良く見ると、ゴブリン5匹中3匹とオーク1匹は、騎士たちに倒されていたが、ゴブリン2匹とオーク1匹は健在で、オークの振り回した武器に、生き残ったゴブリンが当たり悲惨な状態になってゴブリンの死体が転がった。

 その状態を、今まで遠巻きに見て見守っていた、一つ目に魔獣のサイクロプスが、こちらに向かって来ていたので。

「フレイ、彼女たちを安全な場所まで、連れて行ってくれ。」
 フレイに、自分たちの後ろにいた3名の女性たちを安全な所まで連れて行くように指示を出しサイクロプスを警戒しつつ、まず最初に、武器を無差別に振り回しているオークをどうにかしないと、尻餅をついて動けない騎士と吹き飛ばされた騎士たちが危ないのでそちらに駆け寄った。

 オークは、振り回していた武器を止めて、尻餅をついて動けない騎士に向けて振りかぶり攻撃を仕掛けようとしたが、武器が騎士に届く事は、なかったなぜなら、ユウマが駆け寄りながら先ほどと、同じように剣に炎のオーラを纏わせオークの横をすれ違いざまに、オークの武器を持った手首ごと切り落としていた。

 オークは、不思議に思い自分の武器が何処に行ったか探して拾おうとして手首がないのに気が付き『GuGuGuoooo!』と叫び声を上げていた、非常にうるさい。

 尻餅をついていた騎士も、なにが起きたか解らず目を白黒させていた。

「大丈夫ですか?」
 ユウマが尻餅をついていた騎士に、手を差し伸べ声をかけた。

「ああ、ありがとう、き、君は?」
「えっと、通りすがりの冒険者でユウマというものです」
 簡単に、自己紹介と一応冒険者と答えた、間違っては、ないよね。だいいちなんて答えたらいいのか解らんし。

「あっ、オークは、止めを刺しますので、他の人を助け起こしてください。そして、出来れば、こちらに向かってくるサイクロプスを倒す為、一緒に戦って貰えませんか?」
 騎士向かってお願いをしてみたが、

「しかし、オークとゴブリン相手に苦戦する我々が、戦闘に加わって君の足でまといになるのでは? 君は、一人のほうが力をだせ、戦闘をしやすいのでは?」
 騎士が自分たちが、戦闘に加わっても戦力にならないのではないかと、言ってきた。

 えっ、なに言ってんのこの人、さすがに俺でも一人では、格上相手には、勝てる気がしないのだけど、と思ってから、【状況確認・分析】のスキルを使用していたのを、思い出し吹き出しの部分を確認してみた、すると最初の時、格上のはずだった表示が、いつの間にか同格にランクダウンしていた、なぜだと思いながら。

「とりあえず、倒れている騎士の方々をよろしくお願いします。俺もやれるところまでやってみますので、出来れば加勢してください」
 騎士に倒れている人を、よろしくと伝え、加勢を出来るならお願いしますといってから、両腕をなくし混乱して悲鳴を上げているオークに、止めを刺しに歩きだし、ユウマに気が付いたオークが、なぜか怯え逃げ出そうとして転びながらサイクロプスの方に走っていき倒れこんだ。

 腕を組んでいたサイクロプスは、そのオークを見下ろし腰にぶら下げていた金棒を右手に持ち、軽くこずくようにたたき付けオークの頭を粉砕した。

「うげっ、すっげー力、それとえげつねー仲間じゃなかったのか?」
 頭を粉砕されたオークは、〈ビクン、ビクン〉と痙攣して動かなくなり、その亡骸を見てヒデーと思った。

「さてと、俺は、これからこの一つ目ヤローサイクロプスにどれだけ対抗できるのやら」
 今から戦闘する相手に、少し離れた位置で独り言をもらし剣を構え相手と対峙した。




しおりを挟む
感想 798

あなたにおすすめの小説

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

無能なので辞めさせていただきます!

サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。 マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。 えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって? 残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、 無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって? はいはいわかりました。 辞めますよ。 退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。 自分無能なんで、なんにもわかりませんから。 カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。

【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?

つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。 平民の我が家でいいのですか? 疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。 義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。 学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。 必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。 勉強嫌いの義妹。 この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。 両親に駄々をこねているようです。 私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。 しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。 なろう、カクヨム、にも公開中。

男爵家の厄介者は賢者と呼ばれる

暇野無学
ファンタジー
魔法もスキルも授からなかったが、他人の魔法は俺のもの。な~んちゃって。 授けの儀で授かったのは魔法やスキルじゃなかった。神父様には読めなかったが、俺には馴染みの文字だが魔法とは違う。転移した世界は優しくない世界、殺される前に授かったものを利用して逃げ出す算段をする。魔法でないものを利用して魔法を使い熟し、やがては無敵の魔法使いになる。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

父が再婚しました

Ruhuna
ファンタジー
母が亡くなって1ヶ月後に 父が再婚しました

役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !

本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。  主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。 その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。  そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。 主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。  ハーレム要素はしばらくありません。

悪役令嬢の父は売られた喧嘩は徹底的に買うことにした

まるまる⭐️
ファンタジー
【第5回ファンタジーカップにおきまして痛快大逆転賞を頂戴いたしました。応援頂き、本当にありがとうございました】「アルテミス! 其方の様な性根の腐った女はこの私に相応しくない!! よって其方との婚約は、今、この場を持って破棄する!!」 王立学園の卒業生達を祝うための祝賀パーティー。娘の晴れ姿を1目見ようと久しぶりに王都に赴いたワシは、公衆の面前で王太子に婚約破棄される愛する娘の姿を見て愕然とした。 大事な娘を守ろうと飛び出したワシは、王太子と対峙するうちに、この婚約破棄の裏に隠れた黒幕の存在に気が付く。 おのれ。ワシの可愛いアルテミスちゃんの今までの血の滲む様な努力を台無しにしおって……。 ワシの怒りに火がついた。 ところが反撃しようとその黒幕を探るうち、その奥には陰謀と更なる黒幕の存在が……。 乗り掛かった船。ここでやめては男が廃る。売られた喧嘩は徹底的に買おうではないか!! ※※ ファンタジーカップ、折角のお祭りです。遅ればせながら参加してみます。

処理中です...