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第5章 王都シルフォードに向けて出発かもしれない。
5-20 どこで作業しようかな・・・?
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それなら、どうしようかとフィリアが考えていた。
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するとヨーコが、フィリアに話し掛けた。
「おねえちゃん、とりあえずユウマさんに、聖銀星の水晶球の練成方法を説明して作って貰わないと!」
「そっ、そうよね。とりあえずユウマ!早速ミスリル鉱石を練成して魔導星石と水晶球を合成して頂戴」
「おっ、おねえちゃん。そんなに焦って合成して貰ったら粗悪品が出来てしまうよ。まずはユウマさんに聖銀星の水晶球についてちゃんと説明しないと。それに移動しながら、馬車の中でゆっくりと練成と合成をしてもらった方が良いよ」
どうもフィリアが焦り、若干暴走気味のところをヨーコがなだめて止めた。
「それに、簡単に作れる代替品の聖銀星の水晶球でも失敗したらすごい事になるわよ。おねえちゃん」
とりあえず、次の目的地に移動するまでの間に、馬車の中で作業してもらう様にお願いしてきた。
「なら、それまでの間に私達は、代替品が出来てからどうするかを考えておくわ」
目的地に着くまでと代替品が出来るまでの、その間にどう対処するかをフィリアとヨーコが考える事になった。
そして現在、ユウマはいつも寝床で使っている、荷馬車の後ろを使用している。
その荷馬車の後で作業する為、若干片付け広めのスペースを作り。
錬金術を使用して作業を行なっている。
荷馬車の後で作業する前に実はひと波乱あった。それは・・・。
最初に、フィリア達の乗る馬車内で作業をしろと、フィリアに命令された。
「ユウマ、貴方こっちの馬車に乗って作業しなさい。命令よ!」
「それに錬金術初心者のユウマさんに、練成の手順と合成時に魔力を注ぐ度合いをその場で指摘できますし、失敗しそうになったら直ぐに止められますから」
などと、ヨーコに言われたが、流石に乗り合い馬車より大きく広いかも知れないが、6人も乗っている馬車内で、しかもみんなに見られながら作業するのはと思い、丁重にお断りした。
それにみんなに視線が気になるし、集中して作業できない様な気がしていた。
次に候補にあがったのは、シルフィー達の馬車であるが。
もちろんシルフィー達の馬車も、フィリア達の乗る馬車と同じような理由で断った。
人数が少ないと言っても今度は、女性ばかりだ集中できる筈が無い。
『それに俺が、その雰囲気の中で集中できる自信が無い。それに失敗したらどうなるか解らないから』
それで最終的に、いつも野営時に寝床で使っていた馬車が一番作業しやすいと思い、ここを使っていいかお願いするようにした。
「シルフィーさん、それとレオンさんすいません。いつも寝床に使っている、この荷馬車の後を使っていいですか?」
そうシルフィーとレオンに相談してお願いしたがこの時。
「うーん、場所があれば使っても構わないのだが、これらの品物を収納したら人一人がやっと座れるスペースしか確保できないのでは?それに失敗して爆発などしたら荷物がと言うより貴殿が・・・」
「そうですよ、ユウマ様。少し荷物が減ったといっても、そんなに広く場所は取れませよ。それに、危険ですよ。やっぱり私達の馬車で作業した方が・・・」
まあ、色々と心配してくれている2人をよそに。
「いえ、ちょっと俺に考えがありまして」
そう答え、本来は片付けた天幕や野営に使った材料を荷馬車の空きスペースに収納するのだが。
「レオンさん、天幕等の材料をここに集めて貰えます。今から俺のアイテムボックス内に収納しますから」
「えっ、アイテムボックス内にですか?でも質量と個数が多すぎるのでは」
レオンがそう言ったが気にせずに。
例の【空間収納箱】を唱え沢山有った材料と天幕を一つにまとめアイテムボックス内に収納した。
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それで、今はそれらの品物は全部一緒にユウマのアイテムボックス内に収納された。
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それなら、どうしようかとフィリアが考えていた。
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するとヨーコが、フィリアに話し掛けた。
「おねえちゃん、とりあえずユウマさんに、聖銀星の水晶球の練成方法を説明して作って貰わないと!」
「そっ、そうよね。とりあえずユウマ!早速ミスリル鉱石を練成して魔導星石と水晶球を合成して頂戴」
「おっ、おねえちゃん。そんなに焦って合成して貰ったら粗悪品が出来てしまうよ。まずはユウマさんに聖銀星の水晶球についてちゃんと説明しないと。それに移動しながら、馬車の中でゆっくりと練成と合成をしてもらった方が良いよ」
どうもフィリアが焦り、若干暴走気味のところをヨーコがなだめて止めた。
「それに、簡単に作れる代替品の聖銀星の水晶球でも失敗したらすごい事になるわよ。おねえちゃん」
とりあえず、次の目的地に移動するまでの間に、馬車の中で作業してもらう様にお願いしてきた。
「なら、それまでの間に私達は、代替品が出来てからどうするかを考えておくわ」
目的地に着くまでと代替品が出来るまでの、その間にどう対処するかをフィリアとヨーコが考える事になった。
そして現在、ユウマはいつも寝床で使っている、荷馬車の後ろを使用している。
その荷馬車の後で作業する為、若干片付け広めのスペースを作り。
錬金術を使用して作業を行なっている。
荷馬車の後で作業する前に実はひと波乱あった。それは・・・。
最初に、フィリア達の乗る馬車内で作業をしろと、フィリアに命令された。
「ユウマ、貴方こっちの馬車に乗って作業しなさい。命令よ!」
「それに錬金術初心者のユウマさんに、練成の手順と合成時に魔力を注ぐ度合いをその場で指摘できますし、失敗しそうになったら直ぐに止められますから」
などと、ヨーコに言われたが、流石に乗り合い馬車より大きく広いかも知れないが、6人も乗っている馬車内で、しかもみんなに見られながら作業するのはと思い、丁重にお断りした。
それにみんなに視線が気になるし、集中して作業できない様な気がしていた。
次に候補にあがったのは、シルフィー達の馬車であるが。
もちろんシルフィー達の馬車も、フィリア達の乗る馬車と同じような理由で断った。
人数が少ないと言っても今度は、女性ばかりだ集中できる筈が無い。
『それに俺が、その雰囲気の中で集中できる自信が無い。それに失敗したらどうなるか解らないから』
それで最終的に、いつも野営時に寝床で使っていた馬車が一番作業しやすいと思い、ここを使っていいかお願いするようにした。
「シルフィーさん、それとレオンさんすいません。いつも寝床に使っている、この荷馬車の後を使っていいですか?」
そうシルフィーとレオンに相談してお願いしたがこの時。
「うーん、場所があれば使っても構わないのだが、これらの品物を収納したら人一人がやっと座れるスペースしか確保できないのでは?それに失敗して爆発などしたら荷物がと言うより貴殿が・・・」
「そうですよ、ユウマ様。少し荷物が減ったといっても、そんなに広く場所は取れませよ。それに、危険ですよ。やっぱり私達の馬車で作業した方が・・・」
まあ、色々と心配してくれている2人をよそに。
「いえ、ちょっと俺に考えがありまして」
そう答え、本来は片付けた天幕や野営に使った材料を荷馬車の空きスペースに収納するのだが。
「レオンさん、天幕等の材料をここに集めて貰えます。今から俺のアイテムボックス内に収納しますから」
「えっ、アイテムボックス内にですか?でも質量と個数が多すぎるのでは」
レオンがそう言ったが気にせずに。
例の【空間収納箱】を唱え沢山有った材料と天幕を一つにまとめアイテムボックス内に収納した。
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それで、今はそれらの品物は全部一緒にユウマのアイテムボックス内に収納された。
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