巻き込まれて異世界へ ~なぜだか関わった人の運命変えてます~

桜華 剛爛

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第5章 王都シルフォードに向けて出発かもしれない。

5-27 どうも様子がおかしい・・・?

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 どうも様子がおかしい、何故かと言うと聖碑は確かに壊れている。
 それは、目に見えて間違いないのだが、その周りに変な石碑みたいなのが立っているのである。



 念のためフィリアが、ミーアに聞いてみたら。
「ミーア、あの石碑はなに?あんなの建ってたかしら」
「えっと、見たこと無いですの?それに昨日まで無かったはずですの」
 フィリアの質問にミーアも見たこと無いと答えた。

 それにその石碑の様子がおかしいのは、明らかである。

 何故なら、その周囲から魔素が異常に発生している。
 しかも、邪気の混ざった魔素なのである。

「フィリアさん?これって・・・まずくないですか?」
「ええっ、まずいって物じゃないわよ。・・・・とにかくこの石碑は壊しましょう」

 そう言ってフィリアは、目の前の石碑に近づき確認していた。

「うーん駄目ね。これは簡単には壊せ・・・!?」
 そう話そうとしたフィリアの横で。

《ビシ、ビシッ、グッバサァァア》と音を立てて石碑が粉砕した。

「へっ?壊しましたけど、まずかったですか?」
 フィリアが、石碑を鑑定して、どうも今の装備とアイテム、そして所持してる魔法やスキルでの破壊は無理だと判断していると。

 その横で何気ない顔で、石碑を破壊していたユウマの顔を見てフィリアが声をかけた。
「あっ、あんたどうやって。この石碑を破壊したの?しかも粉みじんに・・・・」

「えっ!えっとただ単に魔法を使っただけですけど?」
「はぁ、魔法って。どんな魔法で破壊できるのよ?」
「えっ、えっと。あのですね。秘密と言う事で・・・駄目ですか?」
 目を泳がせて最終的に秘密と言ったユウマだったが?

「そう、秘密なのね?・・。」
 フィリアが、若干声を震わせて。
「そんな、言葉で済む訳無いでしょう。正直に言いなさい。さもないと」
 冷たい目で睨みつけて、何かの魔法を詠唱しだした。

「うっ、うわっ、はっ話します。話します。だから魔法の攻撃をやめて下さい」
 そのユウマの言葉を聞き入れた様に見せ掛けてフィリアは、有無を言わさず詠唱が終わった魔法を放った。

「えっ、マジで!うっそでしょう。ああっ・・・・。あれ?」
 両腕で顔を伏せて、フィリアの放った魔法を受け止めようとしたが、何時まで待っても衝撃が来ない。

 すると後方で《ズッゴゴゴン》と重低音に近い破壊音が聞こえた。

 そーと、その音がした場所に視線を向けて見ると。
 そこにある石碑は無事で砂埃が舞っていた。

「この通り。魔法じゃ破壊できないのよ。この石碑は!なのにどうしてなの?」
「てぇっ、どんな魔法を。てか最初、俺を狙ってませんでした?」

 そう言ったユウマを見てから先程放った魔法の説明をした。
「放った魔法は、【加重力空間爆破グラビティスクエアボム】て言う、重力系の究極破壊魔法よ。そりゃ、あなたが質問に答えなかったら、最初は当てるつもりだったわよ。それで、どうやったの?」
「えっ!答えなかったら当てるつもりだったんですか?・・・・」
 ユウマはこの時、この人怒らしたら絶対にやばいと思い、素直に答えた。

「えっと、ですね。俺の持つスキルで【創生魔法】てのがあってですね。それで魔法を作りました。で、その作った魔法は【超高速波動振ちょうこうそくはどうしん】と言うんですけど。そのぅ物体と言うか固体に、その超高速で振動波動を当てて粉砕、破壊する魔法ですけど・・・」
 この言葉を聞いたフィリアは、もう心底呆れた顔をしてから首を横に振って。

「はぁっ、でもこれ、ただの石碑じゃなくて、リグライト結晶を使用した邪陰水晶よ。しかも、オリハルコンで表面を加工して石碑に見立てているだけで石じゃないのよ。そのうえご丁寧に破壊不能の付与までしてあったの。それと周りに呪詛を施しているから、直接触ったら何らかの状態異常を受けて危険なのよ・・・?なんであんた平気なの」

「えっ、えっと先程言った魔法を石碑に触れながら放って、その時手から聖光気を同時にぶっ放したんですけど。駄目でしたか?」

 フィリア曰くこの石碑は、実際は石碑でなくオリハルコンの中に邪陰水晶という水晶が埋めこまれていて。
 その邪陰水晶は、元々聖碑の中にあった聖光水晶の逆の性能を持つ物らしい。



 そして、その石碑に触れた者には、何らかの状態異常を引き起こす呪いの、おまけまで付与されていると説明していたが。


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