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第6章 王都シルフォードに到着、城で何かあるかもしれない。
6-9 村に来てみたら・・・?
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ここの村長が深々と頭を下げてお礼をしてきた事に対して不思議に思っていたのと、早い復興について尋ねる事にした。
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まず《メルビスの匙》のエミルが、この尋常じゃない復興の早さを村長に尋ねる事にした。
「あのう、何故そんなに感謝しているのかは解りませんが。この村の早い復興状態はどう言う事ですか。それにかなり立派な外壁も・・・?」
「そうですよ。話によると魔獣の出現のあとは、すごく村をあらされていたと聞きましたが。この復興の早さは尋常じゃないといいますか、それに物資はどこから・・・?」
エミルに続きメグミも不思議に思い尋ねてみると。
「はい、それは4日前にシルフォードの冒険者ギルドから、支援物資を多数届けて頂きましたので。その資材と食料のおかげで、ここまで復興ができました。それに・・・・」
すると、村長が既に4日前に支援物資が来ていると教えてくれたが、冒険者ギルドではその様な話は出なかったので今回ここに来ていた冒険者達は不思議に思っていた。
そして村長の話では、あの事件で助けてもらった次の日に村に戻って、まず最初に聖碑の状態を確認しに来た村人達はそれを見て、今までとはまったく別物の強力な聖碑が建っているのに、皆が驚き腰を抜かしてしまっていたそうだ。
そのうえ、その聖碑からはまったく不快な魔素は漏れ出てなく、常に聖なる力が膨大にあふれていたのである。
これは、以前の聖碑では考えられなかったのだ。以前あった聖碑の能力は年月と共にかなり劣化して弱まっていたので、何度修復してもらっても魔素が流出していたのだった。
そして、今の聖碑は常に聖なる力を発している。そのおかげで今では水は以前以上に澄んでおり、作物の実りも早くなっている。
それだけでは無く魔獣が一切近づかなくなっていた。
それで、幸い村の被害は建物等の損害はかなりあった。しかし甚大な被害ではなかった。
なので時間をかければ少ない人数でも、資材と物資があれば復旧は可能だったそうである。
だがその時は、それを調達する手段と資金が無く地道にやって行くしかなかった。それにシルフォードのギルマスであるフィリアが別れ際に早急に手配をしてくれる事も約束してくれていたそうだ。
すると、その三日後に冒険者である仮面を着けた青年がやってきて、シルフォードの冒険者ギルドからの支援物資と食材を多数持って来てくれて、現状に至っている。
そして、その青年が立ち去った次の日に、捕まり人体改造されていたはずの人々と他の捕らえられていた人々が、戻ってきた事も教えて貰った。
それでそこから戻ってきた村人達で魔獣に改造されていた者達は、謎の光を浴びて元の姿に戻り、捕まって弱っていた者達もその光を浴びてある程度回復していた。
だが施設内から何故か逃げ出せなく困っていたそうだ。まあ、幸いある程度の食料が施設内にあったので何とか生存できていたそうだ。しかしその食料も何時まで続くかと不安もあったそうだ。
ただ今回の出来事で残念だったのは、アンデッドに改造された村人は元に戻る事は出来ず浄化されていた事だけだった。
その謎の光が、辺り一面に放たれその後は、今までいた魔獣も変な人達も一切姿を見せなくなっていた。
それから三日後、食料も無くなりもうだめだと思っていたところに、1人の冒険者の青年が現れ食料と回復薬を分け与えてくれた。それだけでなく施設から脱出も手伝ってくれた。
そして最後に、ここからそれぞれの村に戻る為に、その分の食料と武器を数種類置いて何も言わずに立ち去っていった。
その後村に戻ってきた者達にその青年の事を聞いたら、仮面をかぶり素顔を隠していたので誰だったか解らなかった。ただどうも村長は、青年はこの村に資材を運んでくれた青年と同一人物なのではと思ったみたいだった。
それらを村長が詳しく説明してくれた。
「そうそう、その時にその冒険者様がこれを落として行かれたので、出来ればその冒険者様にお返しして貰えないでしょうか」
それで誰だったのかは解らなかった様だが、村で物資を渡してくれた時にその冒険者の落とした品物があるといって、ある物を渡してくれた。
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そして、出来ればそれをお返ししてもらいお礼をお伝えてくださいとお願いされたのだった。
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ここの村長が深々と頭を下げてお礼をしてきた事に対して不思議に思っていたのと、早い復興について尋ねる事にした。
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まず《メルビスの匙》のエミルが、この尋常じゃない復興の早さを村長に尋ねる事にした。
「あのう、何故そんなに感謝しているのかは解りませんが。この村の早い復興状態はどう言う事ですか。それにかなり立派な外壁も・・・?」
「そうですよ。話によると魔獣の出現のあとは、すごく村をあらされていたと聞きましたが。この復興の早さは尋常じゃないといいますか、それに物資はどこから・・・?」
エミルに続きメグミも不思議に思い尋ねてみると。
「はい、それは4日前にシルフォードの冒険者ギルドから、支援物資を多数届けて頂きましたので。その資材と食料のおかげで、ここまで復興ができました。それに・・・・」
すると、村長が既に4日前に支援物資が来ていると教えてくれたが、冒険者ギルドではその様な話は出なかったので今回ここに来ていた冒険者達は不思議に思っていた。
そして村長の話では、あの事件で助けてもらった次の日に村に戻って、まず最初に聖碑の状態を確認しに来た村人達はそれを見て、今までとはまったく別物の強力な聖碑が建っているのに、皆が驚き腰を抜かしてしまっていたそうだ。
そのうえ、その聖碑からはまったく不快な魔素は漏れ出てなく、常に聖なる力が膨大にあふれていたのである。
これは、以前の聖碑では考えられなかったのだ。以前あった聖碑の能力は年月と共にかなり劣化して弱まっていたので、何度修復してもらっても魔素が流出していたのだった。
そして、今の聖碑は常に聖なる力を発している。そのおかげで今では水は以前以上に澄んでおり、作物の実りも早くなっている。
それだけでは無く魔獣が一切近づかなくなっていた。
それで、幸い村の被害は建物等の損害はかなりあった。しかし甚大な被害ではなかった。
なので時間をかければ少ない人数でも、資材と物資があれば復旧は可能だったそうである。
だがその時は、それを調達する手段と資金が無く地道にやって行くしかなかった。それにシルフォードのギルマスであるフィリアが別れ際に早急に手配をしてくれる事も約束してくれていたそうだ。
すると、その三日後に冒険者である仮面を着けた青年がやってきて、シルフォードの冒険者ギルドからの支援物資と食材を多数持って来てくれて、現状に至っている。
そして、その青年が立ち去った次の日に、捕まり人体改造されていたはずの人々と他の捕らえられていた人々が、戻ってきた事も教えて貰った。
それでそこから戻ってきた村人達で魔獣に改造されていた者達は、謎の光を浴びて元の姿に戻り、捕まって弱っていた者達もその光を浴びてある程度回復していた。
だが施設内から何故か逃げ出せなく困っていたそうだ。まあ、幸いある程度の食料が施設内にあったので何とか生存できていたそうだ。しかしその食料も何時まで続くかと不安もあったそうだ。
ただ今回の出来事で残念だったのは、アンデッドに改造された村人は元に戻る事は出来ず浄化されていた事だけだった。
その謎の光が、辺り一面に放たれその後は、今までいた魔獣も変な人達も一切姿を見せなくなっていた。
それから三日後、食料も無くなりもうだめだと思っていたところに、1人の冒険者の青年が現れ食料と回復薬を分け与えてくれた。それだけでなく施設から脱出も手伝ってくれた。
そして最後に、ここからそれぞれの村に戻る為に、その分の食料と武器を数種類置いて何も言わずに立ち去っていった。
その後村に戻ってきた者達にその青年の事を聞いたら、仮面をかぶり素顔を隠していたので誰だったか解らなかった。ただどうも村長は、青年はこの村に資材を運んでくれた青年と同一人物なのではと思ったみたいだった。
それらを村長が詳しく説明してくれた。
「そうそう、その時にその冒険者様がこれを落として行かれたので、出来ればその冒険者様にお返しして貰えないでしょうか」
それで誰だったのかは解らなかった様だが、村で物資を渡してくれた時にその冒険者の落とした品物があるといって、ある物を渡してくれた。
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そして、出来ればそれをお返ししてもらいお礼をお伝えてくださいとお願いされたのだった。
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