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第6章 王都シルフォードに到着、城で何かあるかもしれない。
6-8 式典開催。ちょっとその前に・・・?
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そんな事を考えている間に、前夜祭のパーティーは終わっていったが、この後まだ色々と行事に関する事などや話し等を行なって夜は更けていった。
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そして時間は若干さかのぼり、ある場所に向けて冒険者ギルドと公国からの依頼で調査と探索が行なわれていた。
まずは例の聖碑のある村に復興の為の、物資を運搬する事になっていた。
その村からの依頼でもあり、冒険者ギルド内で決めた事でもあったのだが、何処からか解らないが情報を集めた各商会と、良心のある貴族達が一斉に支援を要請してきたのだった。
しかもその村を救ったのは、たしかにユウマなのであるのが、この所業には名を伏せているはずだった。
しかし、この情報が何処からか解らないが漏れていた。
この国の一大事を救った冒険者としてフィリアだけでなく、何故か新人冒険者であるユウマの名前までもがあがっていた。事実ではあるのだが聖碑も短時間で修復を行い、それに関係した者達を救って見せた事も公になってしまっている。まあ、かなり尾ひれがついて脚色されているが。
そのため冒険者ギルドには、護衛依頼だけでなく各種の討伐依頼が多数入っていた。しかも何故かその依頼にはユウマ達への指名依頼ばかりであったのだった。
しかしその指名依頼は他に廻される事になっている。
基本的に指名依頼は、余程の事が無い限り指名が通る事はない。と、言うよりギルマスが許可しない。
しかも、今回入ってきた依頼は例の聖碑のある村までの護衛依頼だった。
しかし、普段ならギルマスも許可しただろうが、この指名依頼は遂行される事はない。
なにせその本人達は、2日後の式典に参加しなくてはいけないからだ。
なので明日の朝から出発する護衛依頼は出来ないのである。
ギルドとしてはこの指名依頼だけは、むげには出来なかった。何せ聖碑の村とその他の村への物資だったからである。
これは冒険者ギルドの要請した物資だけでなく、公国の貴族関係者と各商会が協力してくれているからであった。
でも、何故ユウマ達への指名依頼が来るのかは、訳が解らなかった。
「ねぇ、おねえちゃん。あっ、いえギルマス!この依頼どうしましょう。ユウマさんは、まだここで正式に登録していませんし。それに何処から情報が漏れたのか色々すごい事になってるみたい。それにこの依頼はハッキリ言って無理だと思うの」
ヨーコがこの依頼に関しての資料を持ってきて、ギルマスであるフィリアに相談していた。
するとフィリアがその資料を一通り目を通してから、一旦目をつぶり考えてからある決断をした。
「それなら、この依頼はあの子達が丁度良いのじゃない。一応ユウマの関係者だし信頼も出来るから」
「えっ、あの達って《銀翼の翼》の子達の事を言っているのですか。フィリア様?」
そのフィリアの意見を聞き、サブマスの1人であるホノカが答えた。
「そっ、その子達。丁度いいのじゃない。それにこの依頼書には、ユウマ本人とは書いてないし。ユウマの関係者ならいいのじゃない。ホノカ早速あの子達を呼んで頂戴」
『でも、どうしてユウマの情報が漏れてるのかしら、まだこの間の依頼も公に出てないし。まともに依頼もこなしてないはずなのに?』
ホノカに直ぐ《銀翼の翼》を呼ぶように指示をだし、何故この間ユウマの行なった事の情報が漏れているかを考えていた。
フィリアは色々考えていてふと、ある事を思い出していた。
そう言えば、冒険者と騎士達には釘をさしたけど、乗合馬車の乗客と商会ギルド職員、そして老夫婦の貴族に口止めするのを忘れていた事を思い出した。しかも村人達と馭者の人達にもで口止めす事も忘れていたのである。
『あっ、全員の口止めするの忘れてたわ。どうしようユウマにどう言い訳しよう』
その事を思い出し若干青ざめていた。
そして、フィリアが頭を抱え悩んでいる間に、ホノカは一旦ギルド職員に《銀翼の翼》を呼ぶように指示をだしてから、ヨーコと今回の護衛の件で話しあった。それから調査と護衛を併用して依頼を提出する事に決めた。
その内容は、まずは荷馬車の護衛で一旦村まで行動を共にして、そのあと村で情報を仕入れて、村人が捕らえられていた施設の調査を行なう事になった。
それから黒幕である魔人族の情報収集と、残党もしくは魔獣の討伐実施と、さらわれた村人達の捜索を行なう事になっていた。
この調査と探索には、複数の冒険者を投入する事になった。
なにせこの依頼では、脅威である魔人族と新種の魔獣が出現する可能性があるあるからだ。
そのため比較的に上位クラスのパーティと上位ランクの冒険者を算出する必要があったからである。
何故そう言う体制で臨んだかと言うと、上位クラスのパーティである《獅子の咆哮》のパーティの証言と実際その場にいたフィリアとヨーコの証言があったからである。それにその時は、護衛で騎士もいるし、その場には複数の目撃者もいたからであった。その事も含めてこの様な体制で行なう事になった。
まあなにせ今回の依頼では、その時戦った実績のある人達は参加できないからであった。
その者達は皆、今回ある叙勲式と報酬授与の式典に出席するからである。
余程の事が無い限りは出席する様に言われている。
そうこうしている間に《銀翼の翼》である少女達がギルドにやってきて、先程の説明をフィリアより受けていた。
「・・・・と、言う事なので申し訳ないけどユウマの代わりにあなた達にお願いしたいのよ。どうかな?」
「えっ、何でそんな事になってるの?」
「フィリア様、先輩と何やったんですか?」
ミナとリンカがフィリアの話を聞き尋ねた。
「まあ、色々あるによ。それはそうとして。この依頼受けて貰えるかしら」
「あっ、はい、この子達がいいなら問題ないですけど。ユウマさんの出る叙勲式を見るの楽しみにしてたみたいですけど」
「えっ、いいよ別に、良く聞いたらユウ兄は個人じゃ受け取らないって聞いたし」
「そうですね。おそらくユウ兄様なら人前に出て行かないと思いますものね」
「そうそう、あの先輩だよ。よくイベントなんかサボって姿をくらますのに、参加するだけ不思議でだよ」
何故か少女達は、ユウマの性格をよく知っているようで今回の依頼は受ける事になった。
それで今回の依頼に参加するパーティは、3つのパーティと上位冒険者の5人が参加する事になり、人数としては25人が参加する事になった。
ただ、このうち1つのパーティと上位冒険者達は、村に到着したらそのまま数日間は村に滞在して護衛をする事になっている。
そして参加しているパーティは、《銀翼の翼》と《メルビスの匙》、それと《薔薇の女神》だ。
おのずと知れた《銀翼の翼》は例の少女達であり、今回のユウマがらみで指名依頼が来ていたので少女達に任せる事になったので絶対に外せない。
次に《メルビスの匙》のパーティであるが、こちらは《獅子の咆哮》に並ぶ上位冒険者のパーティで、この二つのパーティが護衛の後に、情報収集と周辺の調査をメインで行なう事となる。
残りの《薔薇の女神》と冒険者5人は、到着後に数日間は村の護衛と周辺の魔獣の討伐を行なう予定だ。
そのため村までの荷馬車の護衛に同行するのは、この25人の冒険者となる。
荷馬車の護衛だけでは、人数が多すぎるのではと思うかもしれないが、15台の馬車を引き連れていく事になっているので問題はない。
それに実はその聖碑の村だけでは無く、周辺の被害を受けた村の支援も行なう予定にもなっているからである。
そして一向は魔獣にも一度も遭遇する事も無く、予定の時間よりかなり早く村についていた。
「おいおい、どうなってんだ?魔獣どころか盗賊にも遭遇しなかったぞ」
「そう言えばそうですね。この辺りは盗賊と闇ギルド関連の襲撃者が最近良く出る噂を聞いていたのですが?」
「逆にこの雰囲気は、・・・・」
色々とここまで一緒に来ていた冒険者達が話していて、今回依頼を受けた冒険者たちは余りにも簡単な護衛だったので拍子抜けしていた。
そして、村の様子を見てさらに驚いていた。
なにせシルフォードのギルドでの報告では、強力な新種の魔獣や魔人族と名のる非常に危険な存在がいた事を聞いていたのと、村全体は酷い有様になっているので尽力して復興に手を貸して欲しいとも言っていたが、それなのにもう殆ど修復が終わりかけ外壁を新たに製作していた。
何でここまで修復が早く進んでいるのかを、今回の全体を指揮する予定の《メルビスの匙》のリーダーが村長をさがして尋ねる事にした。
その為にまず村長を探す為に、村の入口で作業をしている人に尋ねる事にした。
「すいません。ちょっとよろしいですか?」
「あっ、はい、何でしょうか。あっ、あなた達はシルフォードの冒険者様達ですか?」
何故か入口で作業をしていた人は、慌てて作業をやめて冒険者であるのかを尋ねてきた。
「えっ、あっはい、そうですけど? あの村長さんはどちらにいますか」
「ちょっと、待っていて下さい。直ぐに呼んでまいりますから・・・」
そう言葉を残し急いで奥の方に駆けて行った。
その駆けて行く、青年を見ながら《メルビスの匙》のリーダーである、エミルとメグミがお互いを見て、どうしてそんなに慌てているのかと不思議に思っていた。
そして先程の青年が、村長らしき老人を連れて来てくれた。
「この度は、私ども村の為に沢山の資材と物資を届けてくださり、まことに感謝のしだいで御座います。して今回はどの様な用件で?」
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ここの村長が深々と頭を下げてお礼をしてきた事に対して不思議に思っていたのと、早い復興について尋ねる事にした。
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そんな事を考えている間に、前夜祭のパーティーは終わっていったが、この後まだ色々と行事に関する事などや話し等を行なって夜は更けていった。
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そして時間は若干さかのぼり、ある場所に向けて冒険者ギルドと公国からの依頼で調査と探索が行なわれていた。
まずは例の聖碑のある村に復興の為の、物資を運搬する事になっていた。
その村からの依頼でもあり、冒険者ギルド内で決めた事でもあったのだが、何処からか解らないが情報を集めた各商会と、良心のある貴族達が一斉に支援を要請してきたのだった。
しかもその村を救ったのは、たしかにユウマなのであるのが、この所業には名を伏せているはずだった。
しかし、この情報が何処からか解らないが漏れていた。
この国の一大事を救った冒険者としてフィリアだけでなく、何故か新人冒険者であるユウマの名前までもがあがっていた。事実ではあるのだが聖碑も短時間で修復を行い、それに関係した者達を救って見せた事も公になってしまっている。まあ、かなり尾ひれがついて脚色されているが。
そのため冒険者ギルドには、護衛依頼だけでなく各種の討伐依頼が多数入っていた。しかも何故かその依頼にはユウマ達への指名依頼ばかりであったのだった。
しかしその指名依頼は他に廻される事になっている。
基本的に指名依頼は、余程の事が無い限り指名が通る事はない。と、言うよりギルマスが許可しない。
しかも、今回入ってきた依頼は例の聖碑のある村までの護衛依頼だった。
しかし、普段ならギルマスも許可しただろうが、この指名依頼は遂行される事はない。
なにせその本人達は、2日後の式典に参加しなくてはいけないからだ。
なので明日の朝から出発する護衛依頼は出来ないのである。
ギルドとしてはこの指名依頼だけは、むげには出来なかった。何せ聖碑の村とその他の村への物資だったからである。
これは冒険者ギルドの要請した物資だけでなく、公国の貴族関係者と各商会が協力してくれているからであった。
でも、何故ユウマ達への指名依頼が来るのかは、訳が解らなかった。
「ねぇ、おねえちゃん。あっ、いえギルマス!この依頼どうしましょう。ユウマさんは、まだここで正式に登録していませんし。それに何処から情報が漏れたのか色々すごい事になってるみたい。それにこの依頼はハッキリ言って無理だと思うの」
ヨーコがこの依頼に関しての資料を持ってきて、ギルマスであるフィリアに相談していた。
するとフィリアがその資料を一通り目を通してから、一旦目をつぶり考えてからある決断をした。
「それなら、この依頼はあの子達が丁度良いのじゃない。一応ユウマの関係者だし信頼も出来るから」
「えっ、あの達って《銀翼の翼》の子達の事を言っているのですか。フィリア様?」
そのフィリアの意見を聞き、サブマスの1人であるホノカが答えた。
「そっ、その子達。丁度いいのじゃない。それにこの依頼書には、ユウマ本人とは書いてないし。ユウマの関係者ならいいのじゃない。ホノカ早速あの子達を呼んで頂戴」
『でも、どうしてユウマの情報が漏れてるのかしら、まだこの間の依頼も公に出てないし。まともに依頼もこなしてないはずなのに?』
ホノカに直ぐ《銀翼の翼》を呼ぶように指示をだし、何故この間ユウマの行なった事の情報が漏れているかを考えていた。
フィリアは色々考えていてふと、ある事を思い出していた。
そう言えば、冒険者と騎士達には釘をさしたけど、乗合馬車の乗客と商会ギルド職員、そして老夫婦の貴族に口止めするのを忘れていた事を思い出した。しかも村人達と馭者の人達にもで口止めす事も忘れていたのである。
『あっ、全員の口止めするの忘れてたわ。どうしようユウマにどう言い訳しよう』
その事を思い出し若干青ざめていた。
そして、フィリアが頭を抱え悩んでいる間に、ホノカは一旦ギルド職員に《銀翼の翼》を呼ぶように指示をだしてから、ヨーコと今回の護衛の件で話しあった。それから調査と護衛を併用して依頼を提出する事に決めた。
その内容は、まずは荷馬車の護衛で一旦村まで行動を共にして、そのあと村で情報を仕入れて、村人が捕らえられていた施設の調査を行なう事になった。
それから黒幕である魔人族の情報収集と、残党もしくは魔獣の討伐実施と、さらわれた村人達の捜索を行なう事になっていた。
この調査と探索には、複数の冒険者を投入する事になった。
なにせこの依頼では、脅威である魔人族と新種の魔獣が出現する可能性があるあるからだ。
そのため比較的に上位クラスのパーティと上位ランクの冒険者を算出する必要があったからである。
何故そう言う体制で臨んだかと言うと、上位クラスのパーティである《獅子の咆哮》のパーティの証言と実際その場にいたフィリアとヨーコの証言があったからである。それにその時は、護衛で騎士もいるし、その場には複数の目撃者もいたからであった。その事も含めてこの様な体制で行なう事になった。
まあなにせ今回の依頼では、その時戦った実績のある人達は参加できないからであった。
その者達は皆、今回ある叙勲式と報酬授与の式典に出席するからである。
余程の事が無い限りは出席する様に言われている。
そうこうしている間に《銀翼の翼》である少女達がギルドにやってきて、先程の説明をフィリアより受けていた。
「・・・・と、言う事なので申し訳ないけどユウマの代わりにあなた達にお願いしたいのよ。どうかな?」
「えっ、何でそんな事になってるの?」
「フィリア様、先輩と何やったんですか?」
ミナとリンカがフィリアの話を聞き尋ねた。
「まあ、色々あるによ。それはそうとして。この依頼受けて貰えるかしら」
「あっ、はい、この子達がいいなら問題ないですけど。ユウマさんの出る叙勲式を見るの楽しみにしてたみたいですけど」
「えっ、いいよ別に、良く聞いたらユウ兄は個人じゃ受け取らないって聞いたし」
「そうですね。おそらくユウ兄様なら人前に出て行かないと思いますものね」
「そうそう、あの先輩だよ。よくイベントなんかサボって姿をくらますのに、参加するだけ不思議でだよ」
何故か少女達は、ユウマの性格をよく知っているようで今回の依頼は受ける事になった。
それで今回の依頼に参加するパーティは、3つのパーティと上位冒険者の5人が参加する事になり、人数としては25人が参加する事になった。
ただ、このうち1つのパーティと上位冒険者達は、村に到着したらそのまま数日間は村に滞在して護衛をする事になっている。
そして参加しているパーティは、《銀翼の翼》と《メルビスの匙》、それと《薔薇の女神》だ。
おのずと知れた《銀翼の翼》は例の少女達であり、今回のユウマがらみで指名依頼が来ていたので少女達に任せる事になったので絶対に外せない。
次に《メルビスの匙》のパーティであるが、こちらは《獅子の咆哮》に並ぶ上位冒険者のパーティで、この二つのパーティが護衛の後に、情報収集と周辺の調査をメインで行なう事となる。
残りの《薔薇の女神》と冒険者5人は、到着後に数日間は村の護衛と周辺の魔獣の討伐を行なう予定だ。
そのため村までの荷馬車の護衛に同行するのは、この25人の冒険者となる。
荷馬車の護衛だけでは、人数が多すぎるのではと思うかもしれないが、15台の馬車を引き連れていく事になっているので問題はない。
それに実はその聖碑の村だけでは無く、周辺の被害を受けた村の支援も行なう予定にもなっているからである。
そして一向は魔獣にも一度も遭遇する事も無く、予定の時間よりかなり早く村についていた。
「おいおい、どうなってんだ?魔獣どころか盗賊にも遭遇しなかったぞ」
「そう言えばそうですね。この辺りは盗賊と闇ギルド関連の襲撃者が最近良く出る噂を聞いていたのですが?」
「逆にこの雰囲気は、・・・・」
色々とここまで一緒に来ていた冒険者達が話していて、今回依頼を受けた冒険者たちは余りにも簡単な護衛だったので拍子抜けしていた。
そして、村の様子を見てさらに驚いていた。
なにせシルフォードのギルドでの報告では、強力な新種の魔獣や魔人族と名のる非常に危険な存在がいた事を聞いていたのと、村全体は酷い有様になっているので尽力して復興に手を貸して欲しいとも言っていたが、それなのにもう殆ど修復が終わりかけ外壁を新たに製作していた。
何でここまで修復が早く進んでいるのかを、今回の全体を指揮する予定の《メルビスの匙》のリーダーが村長をさがして尋ねる事にした。
その為にまず村長を探す為に、村の入口で作業をしている人に尋ねる事にした。
「すいません。ちょっとよろしいですか?」
「あっ、はい、何でしょうか。あっ、あなた達はシルフォードの冒険者様達ですか?」
何故か入口で作業をしていた人は、慌てて作業をやめて冒険者であるのかを尋ねてきた。
「えっ、あっはい、そうですけど? あの村長さんはどちらにいますか」
「ちょっと、待っていて下さい。直ぐに呼んでまいりますから・・・」
そう言葉を残し急いで奥の方に駆けて行った。
その駆けて行く、青年を見ながら《メルビスの匙》のリーダーである、エミルとメグミがお互いを見て、どうしてそんなに慌てているのかと不思議に思っていた。
そして先程の青年が、村長らしき老人を連れて来てくれた。
「この度は、私ども村の為に沢山の資材と物資を届けてくださり、まことに感謝のしだいで御座います。して今回はどの様な用件で?」
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