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№23:床下の調査?
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それはいいのだが戻ってきた平井さんも含めて、俺がこの床下に入り調査することを説明した。
「俺は今からこの下に入ってちょっと中の様子を調べてくるよ。だから桜花。平井さんに色々教えてやってくれ。それにこれの操作方法なんかも」
「えっ、でもこの中すごく暗いよ?辛うじてこの腕輪の光で周りが見えるぐらいだったから・・・」
「うん、それは解ってる。でも何かあるかも知れないしね」
まあ平井さんは納得してないようだが、それでも確認したい事は色々とある。
なので俺は本格的に、この床下の調査を行ないある物の確認をする事にした。
それで平井さんへの腕輪の操作説明方法と現在の状況の説明は桜花に任せる事にする。
念のため二人には、この部屋で見つけた斧と俺が拾っていた鉄パイプを渡した。
それだけでは心配なので、ソファーを端の方にずらして、その影に隠れてもらうようにした。
ここに関しては、まだ何が起こるか解らないからである。
それに入口から見えない位置にソファーをずらしたので、ここに隠れていれは直ぐには発見されないし、いざと言うときにはどちらかの扉から逃げ出せる。
まあ何かあったり変な奴が来て危ないと判断したら、直ぐに逃げるように言い含めてあるので心配はないと思う。もし戦いを挑んで、返り討ちにあって二人が傷つくのを見たくないからである。
それでその二人の安全な事を確認してから、また床下に入っていった。
中に入って行き・・・まず平井さんが落とし穴で落ちた当たりまで、ある程度しゃがんだ状態で進んで来た。途中何度か立ち上がれる場所があったがただの空間だった。
しかしあの場所から一直線に来れると思っていたが何度か曲がってこの場所にきた。
この場所は先程入って来た場所よりは、比較にならないほど広い空間で一つの部屋と言っても過言ではない。
おそらく平井さんが落ちたであろう場所の下には、何故かマットのような物が敷いてある。しかもこの場所より深すぎる・・・えーっと、高さにして5mはあるかな。かなり深い・・・。
「結構高いなぁ・・・やっぱり。あの落とし穴みたいな床は・・・うん、壊せそうにないや。それと他に通路は・・・」
ここに来るまでに結構暗いと思っていたが、腕輪から出ているかすかな光で回りは見渡せる。
確かに途中からかなり角度があり勾配があるなと思ったが、別に移動できない斜面ではなかった。それに暗くても足を踏み外したら落ちるなどの危険性はなかった。
それにこの空間と言うか部屋の中には、俺が来たところの通路の他に2つ通路がある。ホントは両方とも調べたいが・・・今はそこまで詳しく調べる必要も無いと思う。
それに穴の上、そう平井さんが落ちた床の方は・・・薄暗いから解り辛いがゴツイ、シリンダーみたいなのが付いているのが微かに解る。なので、あの床は壊せそうになかったので、今後壊すのは諦めた。
まあ、今回この中に入って来たのは、このカバンを回収するのと先程入って直ぐに見つけた玉である。この玉は平井さんが床下から音を出す為に使っていた物だ。その他は、ここにはなさそうだ。
この玉は、入って直ぐのところに落ちていた。どうも俺が平井さんを引き上げた時に落とした様だった。
そして、2つある通路は・・・先程調べないと言ったが、気になるのでちょっと覗いて見ることにした。すると一箇所は直ぐに行き止まりになっており、そこから先は上に続いていた。
ただし梯子もタラップも何もない、ただパイプが通っているだけだった。それに上の方は微かに明かりが入っておりその部分だけ明るい。それとそこにはタラップみたいなものが微かに見える。
「なるほど、これはちょうど中央にあった柱の中と言う事か。あっ、あそこのパイプは・・・あれから水が出てくるのか・・・無理だなあれから水が出だしたら止めようが無い。それと・・・」
その通路の先を確認していると柱の中と思われる場所でありその中には無数の配管が通っていた。ただ一箇所だけは配管が途中からなくなっており、そこの部分は下の方に向いた状態になっている。ただその配管はよく見ると故意に外して細工しているみたいだった。それをつなげば水は違う場所に行くような気がしたまあ、ここで考えていても仕方がない。それにその作業をしようとしてもあの部分の扉には何かのスイッチにワイヤーが取り付けられている。
「あるほどね。あの扉をあけるとあのワイヤーが引っ張られて消火設備が起動するのか・・・・」
あれこれ考えていると突然腕輪からというより、また頭の中でアラーム音が鳴り出した。
「俺は今からこの下に入ってちょっと中の様子を調べてくるよ。だから桜花。平井さんに色々教えてやってくれ。それにこれの操作方法なんかも」
「えっ、でもこの中すごく暗いよ?辛うじてこの腕輪の光で周りが見えるぐらいだったから・・・」
「うん、それは解ってる。でも何かあるかも知れないしね」
まあ平井さんは納得してないようだが、それでも確認したい事は色々とある。
なので俺は本格的に、この床下の調査を行ないある物の確認をする事にした。
それで平井さんへの腕輪の操作説明方法と現在の状況の説明は桜花に任せる事にする。
念のため二人には、この部屋で見つけた斧と俺が拾っていた鉄パイプを渡した。
それだけでは心配なので、ソファーを端の方にずらして、その影に隠れてもらうようにした。
ここに関しては、まだ何が起こるか解らないからである。
それに入口から見えない位置にソファーをずらしたので、ここに隠れていれは直ぐには発見されないし、いざと言うときにはどちらかの扉から逃げ出せる。
まあ何かあったり変な奴が来て危ないと判断したら、直ぐに逃げるように言い含めてあるので心配はないと思う。もし戦いを挑んで、返り討ちにあって二人が傷つくのを見たくないからである。
それでその二人の安全な事を確認してから、また床下に入っていった。
中に入って行き・・・まず平井さんが落とし穴で落ちた当たりまで、ある程度しゃがんだ状態で進んで来た。途中何度か立ち上がれる場所があったがただの空間だった。
しかしあの場所から一直線に来れると思っていたが何度か曲がってこの場所にきた。
この場所は先程入って来た場所よりは、比較にならないほど広い空間で一つの部屋と言っても過言ではない。
おそらく平井さんが落ちたであろう場所の下には、何故かマットのような物が敷いてある。しかもこの場所より深すぎる・・・えーっと、高さにして5mはあるかな。かなり深い・・・。
「結構高いなぁ・・・やっぱり。あの落とし穴みたいな床は・・・うん、壊せそうにないや。それと他に通路は・・・」
ここに来るまでに結構暗いと思っていたが、腕輪から出ているかすかな光で回りは見渡せる。
確かに途中からかなり角度があり勾配があるなと思ったが、別に移動できない斜面ではなかった。それに暗くても足を踏み外したら落ちるなどの危険性はなかった。
それにこの空間と言うか部屋の中には、俺が来たところの通路の他に2つ通路がある。ホントは両方とも調べたいが・・・今はそこまで詳しく調べる必要も無いと思う。
それに穴の上、そう平井さんが落ちた床の方は・・・薄暗いから解り辛いがゴツイ、シリンダーみたいなのが付いているのが微かに解る。なので、あの床は壊せそうになかったので、今後壊すのは諦めた。
まあ、今回この中に入って来たのは、このカバンを回収するのと先程入って直ぐに見つけた玉である。この玉は平井さんが床下から音を出す為に使っていた物だ。その他は、ここにはなさそうだ。
この玉は、入って直ぐのところに落ちていた。どうも俺が平井さんを引き上げた時に落とした様だった。
そして、2つある通路は・・・先程調べないと言ったが、気になるのでちょっと覗いて見ることにした。すると一箇所は直ぐに行き止まりになっており、そこから先は上に続いていた。
ただし梯子もタラップも何もない、ただパイプが通っているだけだった。それに上の方は微かに明かりが入っておりその部分だけ明るい。それとそこにはタラップみたいなものが微かに見える。
「なるほど、これはちょうど中央にあった柱の中と言う事か。あっ、あそこのパイプは・・・あれから水が出てくるのか・・・無理だなあれから水が出だしたら止めようが無い。それと・・・」
その通路の先を確認していると柱の中と思われる場所でありその中には無数の配管が通っていた。ただ一箇所だけは配管が途中からなくなっており、そこの部分は下の方に向いた状態になっている。ただその配管はよく見ると故意に外して細工しているみたいだった。それをつなげば水は違う場所に行くような気がしたまあ、ここで考えていても仕方がない。それにその作業をしようとしてもあの部分の扉には何かのスイッチにワイヤーが取り付けられている。
「あるほどね。あの扉をあけるとあのワイヤーが引っ張られて消火設備が起動するのか・・・・」
あれこれ考えていると突然腕輪からというより、また頭の中でアラーム音が鳴り出した。
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