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№24:仲間と新たなミッション?
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~・~・~・~・~
その腕輪のアラームが鳴る少し前にさかのぼり、桜花が茉莉香に、今までの事の成り行きと、連夜が何故再び先程彼女がいた床下に入って行ったかを説明していた。
「・・・・と言う事なの。だから平井も不満かもしれないけど連夜言うこと聞いてくれると助かるの」
「うーん、何となくここの状況とこの腕輪の操作は解ったのだけど、さっき言っていた事が・・・。ねえ、姫柊さん・・・彼は・・・あなたの何?もしかして彼氏?」
「えっ!・・・」
桜花は、その茉莉香の言葉に一瞬驚いて顔を真っ赤にして慌てて答えた。
「えっ、いや、その連夜とは、ここで会ってその・・・あの・・・彼氏とかでなく、いえ出来ればその・・あの・・」
「あら、あらあら、これは姫柊さん・・・むふふ・・・なのですな。あーあ、彼、結構好みだったのになぁ。まあ、あなたが本気なら諦めるわ。でも油断しないでね私、あなたが彼を諦めたらチョッカイかけるからね。覚悟しといてねぇ」
「だっ、駄目ですよ平井さん。お願いです。からかわないで下さい」
「それは、あなたしだいかな。それとさぁ私達同じ年ぐらいだよね。だから私の事は茉莉香って呼んで、私もあなたの事を桜花ちゃんて呼ぶからねっ」
「ええ、それは構わないですよ茉莉香ちゃん。よろしく」
などとこの部屋で普通こんな状態だったら泣き叫ぶ雰囲気のなか、何故か明かるい話題になっていた。
それからまた、腕輪についての説明と操作の話しをし出した。
「それで、ですね。あとこれを操作したらルールが出るけど、おそらく全部の表記はしてない筈で、それに解り辛いと思うの」
そう言われて茉莉香もその通りに操作を行いルールを確認した。
「あっ、ホントだ!なになに・・・・。えっ、これ・・・ホントなの桜花ちゃん」
「ええ、おそらくホントだと思うけど・・・」
そして、詳しいく話を聞いたあと、突然茉莉香が桜花に向き合い真剣な顔をしてから声をかけた。
「うん、良く内容は良く解ったし、危険な場所だってのは解ったわ。それで桜花ちゃん。私と・・・・」
「・・・・・」
~・~・~・~・~
その茉莉香と桜花が話を終らしたと同時ぐらいに、2人のと言うより連夜を入れた3人の腕輪からと言うより頭の中でアラームが同時に鳴っていた。
《ピッ、ピッ、ピピッピ》
「ん?なんだ、このアラーム音は・・・・」
もしかしてと慌てて腕輪を操作して何が起きたのかを確認してみると・・・・どうやら桜花が平井さんを仲間にしたようだった。
しかし、内容はそれだけでなく、今、現在では無理な内容が記載されていた。
それは仲間が1人増えた事により先程の内容は変わって無いが、脱出するまでにもう1人仲間を増やしこの部屋のトラップを解除しろと言う無理なミッツションだった。それに訳の解らない暗号も出ていた。
ただ、この暗号は今、現在必要無い様だ。
とりあえず考えるのは後回しにして、2人の元に戻ろうとした時に・・・もう一つの通路の方から人が争うような声が響いてきた。その声は反響して聞き取りにくかったが数人が何かを言い争っているようであった。
しかし、ハッキリ言って何を言っているのかさっぱり解らず。直ぐにその声の主らしい人物の声はどこかに行ったのか、聞こえなくなってしまった様だ。
ただ、一つ言える事はこのもう一つの通路はおそらくどこかに繋がっていると思われる。
それは、さておきとりあえず連夜は、2人のもとに帰るとした。
まあ一応これらの行動に関する確認が出来たので、先程の人数が増えたミッション以外はどうにかなると思う。それに桜花が平井さんの信頼を得たと言う事になる。
ミッション以外は、仲間が増えるのは大歓迎である。それにその内他の人達とも仲間になれると思っている。
この能力がある間は、如何にかして複数の人と共に脱出しようと連夜思い続けていたのだ。
そして、2人の元に戻ってくると、・・・そこには何故か2人ともいなかった。
どうしてだ?もしかしたら怪しい奴が現れて逃げているのかもしれない。それに二人にはとりあえず武器を待たせているし・・・!?
しかし、良く観るとこの部屋の扉は動いた形跡も無く、ましてや人が通った形跡もなかった。
連夜もしものため、床下に潜る前に両方の扉が動いたら解るように細工をしていた。
それは2人に何かあっても気付く様にしていた物だがそれも動いてなかったのだ。
なんでだ?これをそのままにした状態じゃこの部屋からは出て行けない・・・それに・・・。
いや、良く考えろ・・・さっきなにが起こった。何かを聞いた筈だ・・・!?
その腕輪のアラームが鳴る少し前にさかのぼり、桜花が茉莉香に、今までの事の成り行きと、連夜が何故再び先程彼女がいた床下に入って行ったかを説明していた。
「・・・・と言う事なの。だから平井も不満かもしれないけど連夜言うこと聞いてくれると助かるの」
「うーん、何となくここの状況とこの腕輪の操作は解ったのだけど、さっき言っていた事が・・・。ねえ、姫柊さん・・・彼は・・・あなたの何?もしかして彼氏?」
「えっ!・・・」
桜花は、その茉莉香の言葉に一瞬驚いて顔を真っ赤にして慌てて答えた。
「えっ、いや、その連夜とは、ここで会ってその・・・あの・・・彼氏とかでなく、いえ出来ればその・・あの・・」
「あら、あらあら、これは姫柊さん・・・むふふ・・・なのですな。あーあ、彼、結構好みだったのになぁ。まあ、あなたが本気なら諦めるわ。でも油断しないでね私、あなたが彼を諦めたらチョッカイかけるからね。覚悟しといてねぇ」
「だっ、駄目ですよ平井さん。お願いです。からかわないで下さい」
「それは、あなたしだいかな。それとさぁ私達同じ年ぐらいだよね。だから私の事は茉莉香って呼んで、私もあなたの事を桜花ちゃんて呼ぶからねっ」
「ええ、それは構わないですよ茉莉香ちゃん。よろしく」
などとこの部屋で普通こんな状態だったら泣き叫ぶ雰囲気のなか、何故か明かるい話題になっていた。
それからまた、腕輪についての説明と操作の話しをし出した。
「それで、ですね。あとこれを操作したらルールが出るけど、おそらく全部の表記はしてない筈で、それに解り辛いと思うの」
そう言われて茉莉香もその通りに操作を行いルールを確認した。
「あっ、ホントだ!なになに・・・・。えっ、これ・・・ホントなの桜花ちゃん」
「ええ、おそらくホントだと思うけど・・・」
そして、詳しいく話を聞いたあと、突然茉莉香が桜花に向き合い真剣な顔をしてから声をかけた。
「うん、良く内容は良く解ったし、危険な場所だってのは解ったわ。それで桜花ちゃん。私と・・・・」
「・・・・・」
~・~・~・~・~
その茉莉香と桜花が話を終らしたと同時ぐらいに、2人のと言うより連夜を入れた3人の腕輪からと言うより頭の中でアラームが同時に鳴っていた。
《ピッ、ピッ、ピピッピ》
「ん?なんだ、このアラーム音は・・・・」
もしかしてと慌てて腕輪を操作して何が起きたのかを確認してみると・・・・どうやら桜花が平井さんを仲間にしたようだった。
しかし、内容はそれだけでなく、今、現在では無理な内容が記載されていた。
それは仲間が1人増えた事により先程の内容は変わって無いが、脱出するまでにもう1人仲間を増やしこの部屋のトラップを解除しろと言う無理なミッツションだった。それに訳の解らない暗号も出ていた。
ただ、この暗号は今、現在必要無い様だ。
とりあえず考えるのは後回しにして、2人の元に戻ろうとした時に・・・もう一つの通路の方から人が争うような声が響いてきた。その声は反響して聞き取りにくかったが数人が何かを言い争っているようであった。
しかし、ハッキリ言って何を言っているのかさっぱり解らず。直ぐにその声の主らしい人物の声はどこかに行ったのか、聞こえなくなってしまった様だ。
ただ、一つ言える事はこのもう一つの通路はおそらくどこかに繋がっていると思われる。
それは、さておきとりあえず連夜は、2人のもとに帰るとした。
まあ一応これらの行動に関する確認が出来たので、先程の人数が増えたミッション以外はどうにかなると思う。それに桜花が平井さんの信頼を得たと言う事になる。
ミッション以外は、仲間が増えるのは大歓迎である。それにその内他の人達とも仲間になれると思っている。
この能力がある間は、如何にかして複数の人と共に脱出しようと連夜思い続けていたのだ。
そして、2人の元に戻ってくると、・・・そこには何故か2人ともいなかった。
どうしてだ?もしかしたら怪しい奴が現れて逃げているのかもしれない。それに二人にはとりあえず武器を待たせているし・・・!?
しかし、良く観るとこの部屋の扉は動いた形跡も無く、ましてや人が通った形跡もなかった。
連夜もしものため、床下に潜る前に両方の扉が動いたら解るように細工をしていた。
それは2人に何かあっても気付く様にしていた物だがそれも動いてなかったのだ。
なんでだ?これをそのままにした状態じゃこの部屋からは出て行けない・・・それに・・・。
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