ミッション・オブ・リターンゲーム

桜華 剛爛

文字の大きさ
47 / 59

№46:新たに3人仲間に?

しおりを挟む
 あちらの娘3人、その相手は先程考えたとおりタク茉莉香まりかちゃんに任せよう。
「なあタク茉莉香まりかちゃん。あの娘達の相手をお願いできるかな?」
「えっ、ああ、そりゃ、構わないが、どうしてだ?」
 タクの質問に、俺は桜花おうか達の方に視線をやった。すると何となく気が付いたらしく茉莉香まりかちゃんと2人で、先程の娘達の方に向かって行った。

 3人の娘達とタク達に気を引かれてる間、桜花おうかが双子に先程の様子を聞き、俺に教えてくれた。
「あっ、あのね連夜れんや、そのね絵美華エミカちゃんと真美華マミカちゃんに理由を聞いたのだけど・・・あのね。実は・・・・」
 桜花おうかは耳を貸せと俺の耳を引っ張り、耳の側で語りかけてきた。
「あのね。実は私もなんだけど、そのちょっと、あの・・・」
 ん?何故か言い難そうにしているんだが、どうしてだと思っていると・・・。

「この鈍チン。トイレよ、トイレ。おトイレに行きたいの」
「えっ、あっ、ああ、ごっ、ごめん、ごめん。全然、気が付かなかった。ちょっと待ってすぐ確認するから」
 桜花おうかもそうだったが、双子の絵美華エミカちゃんと真美華マミカちゃんの両方とも顔を真っ赤にしていた。
 こっ、これは俺の失態だった。乙女に恥ずかしい思いをさせてしまっていた。

 とりあえず桜花おうかの手作り見取り図でトイレの位置を探さねばと、考えている間にタク達の方も話がまとまった様で、こちらに向かって来た。
「おーい、連夜れんや話はつけたぞ・・・?てっ、どうしたんだ」
「いや、ちょっとな。それよりもどうしたんだ?」
「ああ、話はまとまったぞ。あの娘達は俺らの仲間になる事は、了承してくれたんだけど。どうする?」
「ああ、それはいいんだけど、ちょっと俺はトイレに行きたくなったんだ。それで急いで上の階に行こうと思うんだけど」
 先程確認したら、この上の階の安全エリアにトイレがある事を確認していた。

「おいおい、連夜れんやお前な。まあ、俺も実は我慢してたんだ。それならさっさと上に行こうぜ」
 俺とタクのやり取りを見ていた娘達は、クスクスと笑っていたが、若干俺にトイレの事を相談していた3人は呆気に取られていたが、その後事情に察したのかすぐに真面目な顔になっていた。

 そして俺達は先程の3人に自己紹介をした。まあ既にタク茉莉香まりかちゃんは自己紹介を済ませていたようだ。
「・・・という事で俺は連夜れんや。そして、こっちが桜花おうかで、この娘達が双子の絵美華エミカちゃんと真美華マミカちゃんです。よろしく」
「「「よろしくお願いします」」」
 俺達が挨拶すると、相手の3人の娘達が自己紹介してくれた。

「あっ、私は麗華レイカよ。多分私がこの中で一番年上見たいね。でも、そんな事気にしないでね」
「えっと、私は由佳ユカです。よろしくお願いしますね。皆さん」
「あっ、私はひとみよ。よろしくねレンレン」
「れっ、レンレン!」
 ひとみと名のった娘が、連夜れんや事を気安く、レンレンと言った事に対して何故か桜花おうか眉を、ピクピクさせて、そう言葉を漏らしていた。

 先程の騒動で色々言っていた3人の女性陣は、言われも無い事で犯人扱いされていた女性は、麗華レイカさんと言いロングヘアでいかにもお姉さんという感じのスタイルのいい人だ。

 それでもう2人の娘は由佳ユカちゃんとひとみちゃんである。由佳ユカちゃんは大人しい感じのショートヘアで桜花おうか達より少し背が高い娘だ。 ひとみちゃんはポニーテイルが良く似合う可愛い娘であった。2人とも俺達と年は変わらない。それに麗華レイカさんは予想通り年上であった。

 はっきり言おう、今ここにいる女性陣はみんな可愛い娘でスタイルも抜群、茉莉香まりかちゃんと。由佳ユカちゃんの2人は胸が大きく、麗華レイカさんとひとみちゃんはモデルみたいな感じでスタイルがよく背の高さも俺とタクの背あまり変わらない。 絵美華エミカちゃんと真美華マミカちゃんは年相応の可愛さはあるのだが、桜花おうかほど可愛い訳じゃない。
 まあ桜花おうかパッと見た感じ背は低いが、何処かのお嬢様と言ってもいいくらい可愛い。

 そんな女性陣に中に、俺とタクの男が2人だけである。 そのうち俺らは逆らえなくなるに違い無い。
 そんな事を連夜れんや考えていたのであった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

妻の遺品を整理していたら

家紋武範
恋愛
妻の遺品整理。 片づけていくとそこには彼女の名前が記入済みの離婚届があった。

俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。

true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。 それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。 これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。 日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。 彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。 ※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。 ※内部進行完結済みです。毎日連載です。

処理中です...