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12:再び古神竜と鳳凰神が登場しかし・・・?
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この時は確かにドラゴンの刺青みたいな痣だけが光っていたのだが、どうしてかは解らないがフェニックスの刺青みたいな痣も、赤く光り出し熱を帯びていたのでそう願いを込めたのだ。
すると俺の両腕の刺青みたいな痣が共に光を放ち、辺り一面が光で埋め尽くされたのである。
-☆-☆-
その光の中では時間が停止したような感じになり、俺以外の者が白い霧の靄みたいなものの中で、いっさいなにも動いていない状態になっている。アリアも例外では無いと言うより、俺の自身の身体も目の前にあり動いてない。
そう目の前にはピクリとも動きもしない、俺の新しく若い自身の身体がある。しかし、その両腕は今だ光輝いている状態になっているのだ。
・・・どうやらこの感覚は、この世界に来る前にあった現象、宇宙空間に居た時に、俺自身の身体が霊体であった感覚と同じで、その霊体になって宙で自分達を見ている感じのようだ。
そんな事を感じながら自分を見ていると、あの宇宙空間であった古神竜であるエナジーの姿をした影が近付いて来て話し掛けてきた。
『ヒビキよ。また、お主と話しが出来て嬉しいぞ』
えっ、何でここに古神竜であるエナジー様がいるの?だって干渉出来ないって言ってなかったっけか?
『んん?まさか早速、我と同族にあたる水竜の子を救い出してくれようとわな。ただ、我はその者に取り憑いてる邪気は浄化できるが・・・その子の失った体力と気力を回復してやる事は叶わん、残念じゃがもう手遅れじゃ。今このとき邪気を祓ってもその者は回復する事なく近いうちに消滅してしまう。この先長い時間・・・生かす事は不可能である。すまん・・・』
なっ、なにっ!この状態では、やっぱり間に合わないのか・・・このままじゃ、アクアが、アクアが・・・。
そんな事を考えていると、今度はそのエナジーの後ろから鳳凰神であるフレイヤの姿をした影が近付いて来て語り掛けてきた。
『あら、それは大丈夫よ。エナジー』
『ん?なっ、何故!そなたまでここに?』
『それはね。ヒビキがちゃんと私にも願ってくれたの、だからその子は助かるわ。その減ってしまった気力と体力は、私が特別に回復させてあげるわ。何せ私は生命を司る力も持っているのですから。それにヒビキが心優しい子だからこれが可能なのよ。でも、まさか私達を同時に呼び出すなんて、それに2つの力をいっぺんに使おうとするなんてね。ふふふっ、ホントに凄い子、それに・・・』
・・・とても優しい子、自分の事よりその水の精である娘の事を思うなんてね。
そう言葉に出しフレイヤ様が、優しく微笑んできた。
しかし、この時響としては、凄い力を持つ2柱である古神竜と鳳凰神が現れた事に対して、不思議で仕方がないのであった。
それは、最初にあった時にこの世界に干渉できないと、説明してくれてしょうがなく響を、ここに送り込んだはずだし、もし許可なくその2柱が違う世界に干渉したら時空崩壊の危機とか言ってたような?そんな事も思い出したのでとりあえずその事を聞いてみた。
「あっ、あのう御二方がここに来られたら・・・この世界が危ないのではないのですか?確か俺をここに送る時にそう言っていたと思うのですが・・・」
『おお、その事であるか・・・心配するな。これはお主の心の中・・・そうだな魂に直接話し掛けているのだ。まあ、これが出来るのはお主に力を分け与えた我らしか出来ないがな。それにこれは何回も出来る訳ではないし、我らが直接手をだす訳では無いからな』
響の質問には簡単にエナジーが答え、それに付け加えフレイヤが言葉を掛けた。
『そうですね。ホントなら徐々に貴方の身体が慣れたら、力を解放させるはずでしたし、それに貴方が寝ている時にこの様な話しを出来るのですが、貴方がそこの娘の事を思い、そしてその子の抱えている子を助けたいと言う願いを聞き、私達の思念体が姿を現すことが可能になったのだと思います。実際私達はこの世界にいるのではなく、貴方の中に存在している意識と言う事になります。それで貴方に声を掛け今回の手助けをしようと言う事になったのですよ』
それにどうやら私達の加護だけでなく、この世界で最も清い力を持ち、心優しき存在と知り合えたようですね。それにその者からも既に加護を受けているなんて・・・しかしこれは、ホントに驚きですね。まさかヒビキがここまで規格外になっているなんて、普通なら我らの力を同時に使ったら、意識を無くすどころか制御すら困難なのにちゃんと制御しているのですから、ホントに不思議な子ですね。しかも自分に為でなくあの子達の為ですからね・・・。
フレイヤはその様に考え、優しい笑顔を響向けて見つめていたのであった。
『それでは、ヒビキよ我らの力でその者を癒すのだ。また、力を使う事があれば心置きなく使うがいい、これはもうお主の力だ。まあ、あとはお主の気力しだいであるがな。それに今回は特別に我が力を貸すのでな』
『ええ、今の貴方が私達の力を同時に使うのは、もう少し慣れてからの方がいいと思うわ。それとこのあと目覚めたら無理をしないようにね。恐らく貴方の気力は限界に近いと思うから・・・・それじゃあ、また、貴方が私達を必要とした時か、夢の中でね。ヒビキ・・・』
古神竜であるエナジー様と鳳凰神であるフレイヤ様が優しく声を掛けてくれたと同時に、意識が自分の身体に戻り、アクアを抱きかかえていた。
アクアも先程光が眩しかったのか、目を瞑っていたのを見て声を掛けた。
「アクア?大丈夫か・・・あれっ?」
身体に力が入らないや、ああ、これがさっきエナジー様とフレイヤ様が言っていたヤツか・・・はははっ、力が入らないや。
響はアクアに声を掛けたが、足に力が入らずアクア達を抱いたまま後方に倒れた。
すると俺の両腕の刺青みたいな痣が共に光を放ち、辺り一面が光で埋め尽くされたのである。
-☆-☆-
その光の中では時間が停止したような感じになり、俺以外の者が白い霧の靄みたいなものの中で、いっさいなにも動いていない状態になっている。アリアも例外では無いと言うより、俺の自身の身体も目の前にあり動いてない。
そう目の前にはピクリとも動きもしない、俺の新しく若い自身の身体がある。しかし、その両腕は今だ光輝いている状態になっているのだ。
・・・どうやらこの感覚は、この世界に来る前にあった現象、宇宙空間に居た時に、俺自身の身体が霊体であった感覚と同じで、その霊体になって宙で自分達を見ている感じのようだ。
そんな事を感じながら自分を見ていると、あの宇宙空間であった古神竜であるエナジーの姿をした影が近付いて来て話し掛けてきた。
『ヒビキよ。また、お主と話しが出来て嬉しいぞ』
えっ、何でここに古神竜であるエナジー様がいるの?だって干渉出来ないって言ってなかったっけか?
『んん?まさか早速、我と同族にあたる水竜の子を救い出してくれようとわな。ただ、我はその者に取り憑いてる邪気は浄化できるが・・・その子の失った体力と気力を回復してやる事は叶わん、残念じゃがもう手遅れじゃ。今このとき邪気を祓ってもその者は回復する事なく近いうちに消滅してしまう。この先長い時間・・・生かす事は不可能である。すまん・・・』
なっ、なにっ!この状態では、やっぱり間に合わないのか・・・このままじゃ、アクアが、アクアが・・・。
そんな事を考えていると、今度はそのエナジーの後ろから鳳凰神であるフレイヤの姿をした影が近付いて来て語り掛けてきた。
『あら、それは大丈夫よ。エナジー』
『ん?なっ、何故!そなたまでここに?』
『それはね。ヒビキがちゃんと私にも願ってくれたの、だからその子は助かるわ。その減ってしまった気力と体力は、私が特別に回復させてあげるわ。何せ私は生命を司る力も持っているのですから。それにヒビキが心優しい子だからこれが可能なのよ。でも、まさか私達を同時に呼び出すなんて、それに2つの力をいっぺんに使おうとするなんてね。ふふふっ、ホントに凄い子、それに・・・』
・・・とても優しい子、自分の事よりその水の精である娘の事を思うなんてね。
そう言葉に出しフレイヤ様が、優しく微笑んできた。
しかし、この時響としては、凄い力を持つ2柱である古神竜と鳳凰神が現れた事に対して、不思議で仕方がないのであった。
それは、最初にあった時にこの世界に干渉できないと、説明してくれてしょうがなく響を、ここに送り込んだはずだし、もし許可なくその2柱が違う世界に干渉したら時空崩壊の危機とか言ってたような?そんな事も思い出したのでとりあえずその事を聞いてみた。
「あっ、あのう御二方がここに来られたら・・・この世界が危ないのではないのですか?確か俺をここに送る時にそう言っていたと思うのですが・・・」
『おお、その事であるか・・・心配するな。これはお主の心の中・・・そうだな魂に直接話し掛けているのだ。まあ、これが出来るのはお主に力を分け与えた我らしか出来ないがな。それにこれは何回も出来る訳ではないし、我らが直接手をだす訳では無いからな』
響の質問には簡単にエナジーが答え、それに付け加えフレイヤが言葉を掛けた。
『そうですね。ホントなら徐々に貴方の身体が慣れたら、力を解放させるはずでしたし、それに貴方が寝ている時にこの様な話しを出来るのですが、貴方がそこの娘の事を思い、そしてその子の抱えている子を助けたいと言う願いを聞き、私達の思念体が姿を現すことが可能になったのだと思います。実際私達はこの世界にいるのではなく、貴方の中に存在している意識と言う事になります。それで貴方に声を掛け今回の手助けをしようと言う事になったのですよ』
それにどうやら私達の加護だけでなく、この世界で最も清い力を持ち、心優しき存在と知り合えたようですね。それにその者からも既に加護を受けているなんて・・・しかしこれは、ホントに驚きですね。まさかヒビキがここまで規格外になっているなんて、普通なら我らの力を同時に使ったら、意識を無くすどころか制御すら困難なのにちゃんと制御しているのですから、ホントに不思議な子ですね。しかも自分に為でなくあの子達の為ですからね・・・。
フレイヤはその様に考え、優しい笑顔を響向けて見つめていたのであった。
『それでは、ヒビキよ我らの力でその者を癒すのだ。また、力を使う事があれば心置きなく使うがいい、これはもうお主の力だ。まあ、あとはお主の気力しだいであるがな。それに今回は特別に我が力を貸すのでな』
『ええ、今の貴方が私達の力を同時に使うのは、もう少し慣れてからの方がいいと思うわ。それとこのあと目覚めたら無理をしないようにね。恐らく貴方の気力は限界に近いと思うから・・・・それじゃあ、また、貴方が私達を必要とした時か、夢の中でね。ヒビキ・・・』
古神竜であるエナジー様と鳳凰神であるフレイヤ様が優しく声を掛けてくれたと同時に、意識が自分の身体に戻り、アクアを抱きかかえていた。
アクアも先程光が眩しかったのか、目を瞑っていたのを見て声を掛けた。
「アクア?大丈夫か・・・あれっ?」
身体に力が入らないや、ああ、これがさっきエナジー様とフレイヤ様が言っていたヤツか・・・はははっ、力が入らないや。
響はアクアに声を掛けたが、足に力が入らずアクア達を抱いたまま後方に倒れた。
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