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24:世界樹の場所に戻り?
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それで響の方は、マナがその場より姿を消す前に、実は偶然にもお腹が減り、目を覚まし姿を消す前のマナの姿を見ていたのである。
まあ、そんな事とは知らずマナはそのまま世界樹の中に消えて行ったのであった。
-☆-☆-
響はその夜、真夜中にお腹が空き目が覚めた。その時一瞬、昨日夢の中であった世界樹の精であるマナの姿を見た感じがしたが、気のせいだろうと思っていた。
それで、ちょうど自分が寝ていて枕代わりにしていたクッションの上の方に、アプルが置いてあるのに気が付きそれを食べることにした。
アプルを食べながら世界樹の葉で出来たクッションを触り、不思議に思っていた。それは確かすごく柔らかくとても寝心地が良かったと思っていたのだが、今触っているクッションは確かに葉っぱとは思えないほど柔らかく触り心地がとてもいい感じではあるが、なんか違う様な肌触りだと思っていたのである。
しかもどうやって作ってるのかが一番不思議である。しかし、何かかが違う?
「なんかおかしいな?さっきまでもっとフカフカで、気持ちいい感触だったと思うんだが?それにとってもいいに匂いがしていたなぁ。そういやぁ何となくアクアの匂いに似てたような?・・・しかし、今日はちゃんと自分のベッド寝てるんだよなアクアは不思議と・・・まあ、寝てる格好は異様というか、おかしい格好だが・・・」
事実アクアが寝ている格好は、身体全体というか頭の部分は完全に床の上にあり、ベッドには足しか乗っていない状態であった。
それで響はアプルを食べ終えて、殆どベッドから落ちて寝ているアクアの側に行き、ちゃんとベッドの上に寝かせてやる為に抱え上げた。
「ヒビキ!母様がこれも食べて良いって!もう、食べれないの。ムニャムニャ・・・Zzzzz」
今朝というか、昼間寝てる時もアクアは食い物の夢を見ていた様な・・・あ・は・は・はっ。
響はアクア抱き上げた時に微笑ましい寝言を聞き、苦笑いを浮かべ・・・アクアをベッドの上に寝かせ、そっとアクアの元を離れて外の様子を、確認したかったので部屋の入り口付近を見る事にした。
するとこの世界樹の上にある部屋は、位置的にかなり高い場所にあるのだが、それなのに今日行った祠が何故かよく見える・・・?
はっ、なんで見えるの?こんだけ暗いし遠いはずなのに、それに昨日は月明かりがあって明るかったのだが、それでも・・・ここまではっきり見えなかったぞ?
現在は月が雲に隠れて結構真っ暗の状態なのだが、祠というかその周辺が薄くではあるが蒼白く光って、その周りにある花も白く光っているのであった。
「あれ?良く見たら、例の水晶がボンヤリ光ってるな?そっか、あれが原因か・・・あれ?そう言えば誰かが祠の中に、卵が有るとか無いとか言ってたような?・・・う~ん、誰だ、でもここにはアクアぐらいしか、いないよな・・・?」
響はある事を思い出したが、それは誰が言ったのか、それともただの夢だったのか解らずにいた。それでも何か重要なような気がしたので、とりあえず明日にでも祠の中を確認する事にして、今日はまた寝る事にしたのである。もちろん床の上にである、流石にアクアのベッドで寝るわけには行かないと思う・・・。
その日は夜中に一旦お腹が空いて目を覚ましたが、その後すぐに寝たのであった。それだけ疲れていたのですぐに寝付けたが、どれだけ寝るのだろうか俺は・・・。
それで朝来て当たり前のように日が登り、今日の俺達の行動に移った・・・それで今現在は、またシーちゃんの背中に乗せて貰い、昨日の祠までやって来たのである。
今回この場所に来る時に、聖狼であるフェンリルのフェルくんもすごく行きたそうにしていたが、流石に水竜であるシーちゃんに、また2往復して貰うのも悪いので、今日はフェルくんには大人しく留守番をしてもらう様にしたのである。
するとすごく残念がってシュンっとしていたが、最終的には日当たりのいい場所に行きそこで寝ていた・・・たぶん不貞寝だと思う。
ただ今朝起きて世界樹の下に降りて来た時に、俺とアクアにフェルくんが飛び付いてき時は、はっきり言ってビックリした。
あの巨体が最初はまた襲って来たのかと思ったが全然違っていたのであり、俺とアクアに極度にスキンシップをしてきて顔を舐められるは、しきりに擦り寄ってきた。最初は一瞬アクアが食べられたかと思ったが、アクアはすごく喜んでいたのである。
「あははっ、ファルくん!くすぐったいよ。でも、元気になってよかったの。キャハハハッ」
『ワフッ、ワフッ、クゥゥゥン・・・』
まあ実際アクアが嬉々として、喜んでいたので敵意は無い事は解るが・・・口の中に入れるか普通?食べられたかと思ったぞ!
しかしあのフェルくんの、モフモフな毛並みは、なかなか気持ちい毛触りにビックリ状態であった。
何せ毛並みが銀色で綺麗な上に、フサフサのふわふわで、しかもいい匂いなのであったのだ。はっきり言ってあのままモフっていたら、恐らくそのままお昼ごろまで、あのふわふわの中でまた寝てたと思う。
実際既にアクアはモフモフに取り込まれて寝ていたが、あんだけはしゃいで喜んでいたのに、ファルくんのふわふわの尻尾に抱きついたまま、器用にも寝ていたのである。
まあ、あれはフェルくんなりの御礼と友好の証だったのだろうと思うが、今度お昼寝する時か寝る時は、あのモフモフで寝かして貰おうと思ったのである。あれは絶対気持ちよく寝れると感じていたのだ。
それで気を取り直して今日の第一の目的である祠の中を確認する事にした。するとその中というより覗く前にその祠の入口付近に黄緑というよりすごく薄い緑色の卵のようなモノが確かにあったのだ。
「ヒビキ、それなんなの?祠の中にあった見たいだけど・・・うんしょ、うんしょ・・・やっぱり、フーちゃん居ないね。どこいったんだろう?何故か近くにいる様な感じはするけどねぇ?」
俺が卵を祠の中からそっと取り出すと、側にいたアクアがそれを見て俺に声を掛けて、その祠の中に入って行った。まあ、アクアは確かに俺なんかより小さいから、すんなり中に入れるだろうが・・・それでも窮屈だろうに・・・。
それでアクアが祠の中に入ってる間に、卵を確認してみることにした。まず、大きさは結構大きくてダチョウの卵?いや、あれより少し大きいような?それに見た目以上に硬そうで、並大抵の力が加わっても割れないと思う。
ある程度卵の事が解ったので、祠の中にいるであろうアクアの様子と祠をよく確認してみる事にした。
実際この祠は昨日はちゃんと見なかったが、良く見ると人工的に造ったようにも見えるが、確かに石と木が絡み合い自然と出来た社みたいな感じだが・・・別に神様がいる訳では無いのであるが、それに入口はアクアがやっと入れるぐらいだか、どうやら中は広いようだが、それでも入口は狭い。それに卵が有ったのは入口付近だったのに、昨日はだれも気が付かなかった。
確かに昨日はちゃんと祠の中まで確認はしてはいない、それにしてもこの祠の前に立ったら誰かが気が付く筈だ、何せ今日はその前に来たらすぐに卵の存在に気が付いたからである。それを昨日は俺を含めアクアとシーちゃんも、全く気が付かなかったのが、ちょっとというかかなり不思議でしょうがないのである。
まあ事実それを深く考えてもしょうがないので、その事は後でというより考えるのはよして、次に何をするのかを決めたいと思う。
確かにこの祠にはただ卵があるだけだったが、今日は朝早くにここへ来たので、いきなりまた戻る事はしたくない。それに他に情報と出来る事なら瘴気を出す他の石碑場所を見つけ昨日と同じように、ここにある水晶のように変えたい。
その移動のためには、この卵を入れるカバンか何かが欲しいところだが、そんなモノは誰も持っていないのであった。
実際にこの後、卵をどうしようか考えていると、アクアが祠より出て来たので、とりあえずアクアに聞いて、確認する事にしたのであった。
まあ、そんな事とは知らずマナはそのまま世界樹の中に消えて行ったのであった。
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響はその夜、真夜中にお腹が空き目が覚めた。その時一瞬、昨日夢の中であった世界樹の精であるマナの姿を見た感じがしたが、気のせいだろうと思っていた。
それで、ちょうど自分が寝ていて枕代わりにしていたクッションの上の方に、アプルが置いてあるのに気が付きそれを食べることにした。
アプルを食べながら世界樹の葉で出来たクッションを触り、不思議に思っていた。それは確かすごく柔らかくとても寝心地が良かったと思っていたのだが、今触っているクッションは確かに葉っぱとは思えないほど柔らかく触り心地がとてもいい感じではあるが、なんか違う様な肌触りだと思っていたのである。
しかもどうやって作ってるのかが一番不思議である。しかし、何かかが違う?
「なんかおかしいな?さっきまでもっとフカフカで、気持ちいい感触だったと思うんだが?それにとってもいいに匂いがしていたなぁ。そういやぁ何となくアクアの匂いに似てたような?・・・しかし、今日はちゃんと自分のベッド寝てるんだよなアクアは不思議と・・・まあ、寝てる格好は異様というか、おかしい格好だが・・・」
事実アクアが寝ている格好は、身体全体というか頭の部分は完全に床の上にあり、ベッドには足しか乗っていない状態であった。
それで響はアプルを食べ終えて、殆どベッドから落ちて寝ているアクアの側に行き、ちゃんとベッドの上に寝かせてやる為に抱え上げた。
「ヒビキ!母様がこれも食べて良いって!もう、食べれないの。ムニャムニャ・・・Zzzzz」
今朝というか、昼間寝てる時もアクアは食い物の夢を見ていた様な・・・あ・は・は・はっ。
響はアクア抱き上げた時に微笑ましい寝言を聞き、苦笑いを浮かべ・・・アクアをベッドの上に寝かせ、そっとアクアの元を離れて外の様子を、確認したかったので部屋の入り口付近を見る事にした。
するとこの世界樹の上にある部屋は、位置的にかなり高い場所にあるのだが、それなのに今日行った祠が何故かよく見える・・・?
はっ、なんで見えるの?こんだけ暗いし遠いはずなのに、それに昨日は月明かりがあって明るかったのだが、それでも・・・ここまではっきり見えなかったぞ?
現在は月が雲に隠れて結構真っ暗の状態なのだが、祠というかその周辺が薄くではあるが蒼白く光って、その周りにある花も白く光っているのであった。
「あれ?良く見たら、例の水晶がボンヤリ光ってるな?そっか、あれが原因か・・・あれ?そう言えば誰かが祠の中に、卵が有るとか無いとか言ってたような?・・・う~ん、誰だ、でもここにはアクアぐらいしか、いないよな・・・?」
響はある事を思い出したが、それは誰が言ったのか、それともただの夢だったのか解らずにいた。それでも何か重要なような気がしたので、とりあえず明日にでも祠の中を確認する事にして、今日はまた寝る事にしたのである。もちろん床の上にである、流石にアクアのベッドで寝るわけには行かないと思う・・・。
その日は夜中に一旦お腹が空いて目を覚ましたが、その後すぐに寝たのであった。それだけ疲れていたのですぐに寝付けたが、どれだけ寝るのだろうか俺は・・・。
それで朝来て当たり前のように日が登り、今日の俺達の行動に移った・・・それで今現在は、またシーちゃんの背中に乗せて貰い、昨日の祠までやって来たのである。
今回この場所に来る時に、聖狼であるフェンリルのフェルくんもすごく行きたそうにしていたが、流石に水竜であるシーちゃんに、また2往復して貰うのも悪いので、今日はフェルくんには大人しく留守番をしてもらう様にしたのである。
するとすごく残念がってシュンっとしていたが、最終的には日当たりのいい場所に行きそこで寝ていた・・・たぶん不貞寝だと思う。
ただ今朝起きて世界樹の下に降りて来た時に、俺とアクアにフェルくんが飛び付いてき時は、はっきり言ってビックリした。
あの巨体が最初はまた襲って来たのかと思ったが全然違っていたのであり、俺とアクアに極度にスキンシップをしてきて顔を舐められるは、しきりに擦り寄ってきた。最初は一瞬アクアが食べられたかと思ったが、アクアはすごく喜んでいたのである。
「あははっ、ファルくん!くすぐったいよ。でも、元気になってよかったの。キャハハハッ」
『ワフッ、ワフッ、クゥゥゥン・・・』
まあ実際アクアが嬉々として、喜んでいたので敵意は無い事は解るが・・・口の中に入れるか普通?食べられたかと思ったぞ!
しかしあのフェルくんの、モフモフな毛並みは、なかなか気持ちい毛触りにビックリ状態であった。
何せ毛並みが銀色で綺麗な上に、フサフサのふわふわで、しかもいい匂いなのであったのだ。はっきり言ってあのままモフっていたら、恐らくそのままお昼ごろまで、あのふわふわの中でまた寝てたと思う。
実際既にアクアはモフモフに取り込まれて寝ていたが、あんだけはしゃいで喜んでいたのに、ファルくんのふわふわの尻尾に抱きついたまま、器用にも寝ていたのである。
まあ、あれはフェルくんなりの御礼と友好の証だったのだろうと思うが、今度お昼寝する時か寝る時は、あのモフモフで寝かして貰おうと思ったのである。あれは絶対気持ちよく寝れると感じていたのだ。
それで気を取り直して今日の第一の目的である祠の中を確認する事にした。するとその中というより覗く前にその祠の入口付近に黄緑というよりすごく薄い緑色の卵のようなモノが確かにあったのだ。
「ヒビキ、それなんなの?祠の中にあった見たいだけど・・・うんしょ、うんしょ・・・やっぱり、フーちゃん居ないね。どこいったんだろう?何故か近くにいる様な感じはするけどねぇ?」
俺が卵を祠の中からそっと取り出すと、側にいたアクアがそれを見て俺に声を掛けて、その祠の中に入って行った。まあ、アクアは確かに俺なんかより小さいから、すんなり中に入れるだろうが・・・それでも窮屈だろうに・・・。
それでアクアが祠の中に入ってる間に、卵を確認してみることにした。まず、大きさは結構大きくてダチョウの卵?いや、あれより少し大きいような?それに見た目以上に硬そうで、並大抵の力が加わっても割れないと思う。
ある程度卵の事が解ったので、祠の中にいるであろうアクアの様子と祠をよく確認してみる事にした。
実際この祠は昨日はちゃんと見なかったが、良く見ると人工的に造ったようにも見えるが、確かに石と木が絡み合い自然と出来た社みたいな感じだが・・・別に神様がいる訳では無いのであるが、それに入口はアクアがやっと入れるぐらいだか、どうやら中は広いようだが、それでも入口は狭い。それに卵が有ったのは入口付近だったのに、昨日はだれも気が付かなかった。
確かに昨日はちゃんと祠の中まで確認はしてはいない、それにしてもこの祠の前に立ったら誰かが気が付く筈だ、何せ今日はその前に来たらすぐに卵の存在に気が付いたからである。それを昨日は俺を含めアクアとシーちゃんも、全く気が付かなかったのが、ちょっとというかかなり不思議でしょうがないのである。
まあ事実それを深く考えてもしょうがないので、その事は後でというより考えるのはよして、次に何をするのかを決めたいと思う。
確かにこの祠にはただ卵があるだけだったが、今日は朝早くにここへ来たので、いきなりまた戻る事はしたくない。それに他に情報と出来る事なら瘴気を出す他の石碑場所を見つけ昨日と同じように、ここにある水晶のように変えたい。
その移動のためには、この卵を入れるカバンか何かが欲しいところだが、そんなモノは誰も持っていないのであった。
実際にこの後、卵をどうしようか考えていると、アクアが祠より出て来たので、とりあえずアクアに聞いて、確認する事にしたのであった。
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