インフィニット・ファンタジアライフ

桜華 剛爛

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39:とりあえず調査?

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 冷静に考えていたけど、流石にここへおいてけぼりは無いだろうと思い、とりあえずアクアとシーちゃんがおれが周囲を調査する間に戻って来てくれる事を願い調査を開始した。

-☆-☆-

 この場所に来るまでには、いつもの様に小さな石碑は確かに4つあった。それはちゃんと瘴気を出していたのでそれは間違いない。それにちゃんといつものように水晶へと浄化したのである。
 それで今まではもしかしたら思っていた事が、今回ので確信したのであった。まあ、実際遅すぎるのではあるが、それでもまあ、大きな進展だと考えたい。

 それは大きな瘴気をだす石碑の間には4つの小さな瘴気を出す石碑がある事が解った。恐らく大きな石碑は瘴気を出すメインのモノで、小さない奴はその大きな石碑を補助しているものだろう。

 何故そう思ったかと言うと・・・ただの勘であるが、まあその可能性はあるとは思っている。

 それに沼の真ん中には今までと同じ様に、大きな石碑があるので恐らく大きな石碑の間には、必ず小さな石碑が4つあるのが今回ので説明されたのである。と、言う事は場所的にこの先を行けば最初に石碑を水晶に変えた祠の場所までいけると思うし、この先に残りの小さな瘴気を出す石碑が4つあることになる。

 多分この沼の真ん中にある石碑が、この湖の周りにある大きな石碑の最後だとは思う。まあ、森の中のは実際まだ解らないが、それでも湖がある場所の瘴気を出す石碑は残りこれを入れて残り5つ程だとは思う。

 しかし、現状はこの沼にある石碑に関しては、今のところ手を出せそうにないのでどうしようか考えある決断をした。
「アクアとシーちゃんは、完全に俺をおいて帰っちゃったよ。どうしよう?まあ、ここはちょっと後回しにして反対側に行って小さい石碑を浄化してこようかな、その間にアクアが機嫌をなおして迎えに来てくれると良いけど・・・って、別に俺が怒らした訳じゃないけどな。ただ臭いと言われ逃げられただけなんだけどな」

 アクアと水竜アクアドラゴンのシーちゃんが世界樹ユグドラシルに戻ってしまったので、仕方なくヒビキは現状沼を攻略するのは無理と思い、反対側にあるだろう瘴気を出す小さな石碑を浄化する為に、移動を開始した。実際に小川の方は渡れないので、湖側の浅瀬を歩いて渡っていく事にした。

 幸いというか湖側の方はさほど深くなく、それに不思議と流れも穏やかなので簡単にその場所は渡れたのであった。しかし、そこは考えれば考えるほど不思議で、湖の水は殆どその沼には入っていないような感じなのに、小川の方はすごい勢いで流れているのであった。

 それに最初見たとおり沼と湖は、殆ど一緒になっているのだが、湖の綺麗な水の効果なのか、それとも何か別の効果なのか解らないけど、その綺麗な水が沼に侵入すると、一瞬であるが中央までの綺麗な水の流れが出来るのがホントに一瞬なのでその場所に渡る事はできない。でも誰かが強制的に湖側から波を造れば数十秒は綺麗な水の流れが、中央にある瘴気の出す石碑の場所までいける事が、反対側の岸にたどり着くまでに解ったのであった。

 とりあえずその事は後回しにして、アクア達が戻って来るまでは、1人で残り小さな石碑を浄化する為に、恐らく4分の1の道のりを歩いて祠のある場所まで進む事にした。

 その結果なんと初日は半日以上もかかったのに、今日はまだ日が高いウチに祠の前まで来れたのである。
「はぁぁっ、まさか今日だけで、この湖を半周回れるとは、流石に俺は思わなかったな。ついでにまだ明るいしさっきのところまで戻ってみるかな。もしかしたらアクア達が迎えに来てくれてるかもしれないし・・・」

 やはり予想通り瘴気を出す石碑は、祠に着くまでに4つであったのだ。それに何故か今度の4つの石碑を水晶に変えると、黄色を明るくしたような色の水晶だった。それに沼の場所に行くまでにあった小さな石碑を水晶に変えるとピンクっぽい色のモノになったのであった。

 まあ事実それでも不思議ではあったが。ここに来るまでの水晶は殆ど色が違うし、特に大きいのはあきらかに何か意味がありそうなのだが、なんでそうなのかは現状解らないのである。元々は石碑を壊すようにお願いされたので、これは別に問題ないのだが、あの最初の2つに関してはあきらかにすごい事になっていたのである。

 それに何故なら最初の2つだけには3つ目にはなかった現象があった。まずは、祠の前にある青色の水晶はドラゴンの模様が浮かんでいて、次の岩場にあったところ水晶は朱色で鳳凰の様な模様が浮かんでいた。
 ただし先程も言ったように3つ目の水晶は白色であったが、水晶の中には模様は浮かんでなかったのである。

 それにまだ沼の奴は石碑の状態で浄化できていない。ただ、今までの瘴気を出す石碑と違いいた。まあ、恐らく水を毒素のある濁った水に変えているのだろうと考えられる。

 それで、そんな事を考えて急いで沼のある場所まで戻ってくると、不思議な現象が起きていたのだった。
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