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49:ヒビキの失敗?
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その日はそのまま夜を明かしたのであった。明日は反対側に目印をつけながら探索をしようと考えていたのであった。
-☆-☆-
次の日・・・早速、昨日考えていたとおり、森の中を歩いていた。しかも亀吉が響の頭に乗った状態で、しきりにペシペシと尻尾で額を叩かれているのであった。
確かにこの状態になったのは、間違いなく俺がわるいのである。いい訳のしようがない、でも、頭のうえで俺の額をシッポで叩くのはやめて欲しい。
なので素直に謝る事にした。
「いや、俺が悪かったのは、解るけどそう何度も、何度も叩かなくてもいいだろう。いい加減許してくれよ。お願い、ごめんなさい亀吉、許して・・・」
『クークピ、クピ、クピーィィ!・・・』《ペシペシッ・・・》
それに何故こんなに亀吉が怒っているかと言うと、実はここに来る途中までは、ちゃんと解り易い印と目印を付けながら森の中を歩いてきた。
しかし、ここに来るまでの少しの間、例の瘴気を出す石碑を浄化するのを夢中であちこちしていると、今迄付けていた印が見当たらなくなり、目印まで見失ってしまった。
その時点で目印を見つければよかったのだが、すぐ近くに石碑を見つけたのでそれを浄化して、周囲を探そうとしたが、ここがどの場所かがごっちゃになって訳が解らなくなっていたのである。
その時散々亀吉が鳴いて知らせてくれて居たのに、浄化に夢中で方向感覚も訳が解らなくなっていたのだった。 しかも、すでに元いた場所が解らなく、その場所から洞窟へ戻る方法も、そちら側に行く事も無理な状態になってしまったのであった。ただその無謀な行動は悪い事だけではなかった。
それは瘴気を出す石碑を、特にこの辺りにある相当数を浄化していたのだ。ただ不思議なのは湖の周辺にあったような大きいタイプの石碑は、今のところあの洞窟の側にあった分以外は全く見ていないのであった。
「なあぁぁ、いい加減、機嫌なおせよぉ亀吉!多分この方角で有ってるって、何となくだけど水の気配がするからさ、俺を信じろ。なっ!」
亀吉は響の頭の上で向きを変え、いったん首を出しすぐに引っ込めた。
そんな事とは知らず響は楽観的に、話しかけるが亀吉は先程一旦首を出した時点で、既に諦めて無視していたのである。
それに亀吉にしたら、この迷子はとんでも無い危険な事なのである。何せ響と会うまでの間に、数度例の黒い物体の魔物と、それとは別の本物の魔物に数回襲われていたのである。
しかし、急死に一生を得て響と初めて会った洞窟に逃げ込んでいたのであった。
しかも、そこには亀吉の探し求めていたモノが、偶然あったのだが既に亀吉は力を使い果たしていたので、困り果ててこのまま消えてしまうのかと考えていたのである。だが、そこに響が現れ、亀吉の危機的状況を一転させたので、響付いてきたが、ここに来て後悔していたのであった。
何せこのままでは、またあの魔物達に襲われる危険性があると、亀吉は考えていたのであった。
しかし、亀吉の予想とは大幅に違っていたのであった。なにせ、響はそんな魔物をものともしてなかっあからである。
まあ、事実ここに来るまでの間に、響は数度襲われている。だが、黒い得体の知れない物体の付いた魔物に関しては、こちらが攻撃したらその物体についていた黒い物体だけをはがし消滅させていた。
そして、本体であった魔物?いや動物を元に戻し、響が浄化した森へと逃がしていたのである。
それとは違い完全な魔物は、土へと帰り紫色のガラス玉を落としていたのである。
それからその森の中をあても無く、響はさ迷っていたが、半分は元の目的の場所を探すのを諦めかけていた時に、突然目の前に大きな毛皮が現れたのである。それは殺意もなくこの森にはいる訳の無い物で有った。
それにこの時は危機感も、まるで何も無かったし、武器として使用していた錆びた剣もここら辺は安全だとカバンの中に直した状態だった。
なので、完全に不意を付かれた状態になっていたのであった。
-☆-☆-
次の日・・・早速、昨日考えていたとおり、森の中を歩いていた。しかも亀吉が響の頭に乗った状態で、しきりにペシペシと尻尾で額を叩かれているのであった。
確かにこの状態になったのは、間違いなく俺がわるいのである。いい訳のしようがない、でも、頭のうえで俺の額をシッポで叩くのはやめて欲しい。
なので素直に謝る事にした。
「いや、俺が悪かったのは、解るけどそう何度も、何度も叩かなくてもいいだろう。いい加減許してくれよ。お願い、ごめんなさい亀吉、許して・・・」
『クークピ、クピ、クピーィィ!・・・』《ペシペシッ・・・》
それに何故こんなに亀吉が怒っているかと言うと、実はここに来る途中までは、ちゃんと解り易い印と目印を付けながら森の中を歩いてきた。
しかし、ここに来るまでの少しの間、例の瘴気を出す石碑を浄化するのを夢中であちこちしていると、今迄付けていた印が見当たらなくなり、目印まで見失ってしまった。
その時点で目印を見つければよかったのだが、すぐ近くに石碑を見つけたのでそれを浄化して、周囲を探そうとしたが、ここがどの場所かがごっちゃになって訳が解らなくなっていたのである。
その時散々亀吉が鳴いて知らせてくれて居たのに、浄化に夢中で方向感覚も訳が解らなくなっていたのだった。 しかも、すでに元いた場所が解らなく、その場所から洞窟へ戻る方法も、そちら側に行く事も無理な状態になってしまったのであった。ただその無謀な行動は悪い事だけではなかった。
それは瘴気を出す石碑を、特にこの辺りにある相当数を浄化していたのだ。ただ不思議なのは湖の周辺にあったような大きいタイプの石碑は、今のところあの洞窟の側にあった分以外は全く見ていないのであった。
「なあぁぁ、いい加減、機嫌なおせよぉ亀吉!多分この方角で有ってるって、何となくだけど水の気配がするからさ、俺を信じろ。なっ!」
亀吉は響の頭の上で向きを変え、いったん首を出しすぐに引っ込めた。
そんな事とは知らず響は楽観的に、話しかけるが亀吉は先程一旦首を出した時点で、既に諦めて無視していたのである。
それに亀吉にしたら、この迷子はとんでも無い危険な事なのである。何せ響と会うまでの間に、数度例の黒い物体の魔物と、それとは別の本物の魔物に数回襲われていたのである。
しかし、急死に一生を得て響と初めて会った洞窟に逃げ込んでいたのであった。
しかも、そこには亀吉の探し求めていたモノが、偶然あったのだが既に亀吉は力を使い果たしていたので、困り果ててこのまま消えてしまうのかと考えていたのである。だが、そこに響が現れ、亀吉の危機的状況を一転させたので、響付いてきたが、ここに来て後悔していたのであった。
何せこのままでは、またあの魔物達に襲われる危険性があると、亀吉は考えていたのであった。
しかし、亀吉の予想とは大幅に違っていたのであった。なにせ、響はそんな魔物をものともしてなかっあからである。
まあ、事実ここに来るまでの間に、響は数度襲われている。だが、黒い得体の知れない物体の付いた魔物に関しては、こちらが攻撃したらその物体についていた黒い物体だけをはがし消滅させていた。
そして、本体であった魔物?いや動物を元に戻し、響が浄化した森へと逃がしていたのである。
それとは違い完全な魔物は、土へと帰り紫色のガラス玉を落としていたのである。
それからその森の中をあても無く、響はさ迷っていたが、半分は元の目的の場所を探すのを諦めかけていた時に、突然目の前に大きな毛皮が現れたのである。それは殺意もなくこの森にはいる訳の無い物で有った。
それにこの時は危機感も、まるで何も無かったし、武器として使用していた錆びた剣もここら辺は安全だとカバンの中に直した状態だった。
なので、完全に不意を付かれた状態になっていたのであった。
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