インフィニット・ファンタジアライフ

桜華 剛爛

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57:魔物と動物達・・?

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 ただ、その考えは実際甘かった。俺達が警戒をしている中で、中型ぐらいの動物達と大型の動物達が手分けして動き回っていた事をこの後、ヒビキ達は知ることになったのだあった。

-☆-☆-

 それで、俺達の視界に入っている緑色の小鬼のやつらは、間違いなく動物でなく魔物である事は、間違いないのだが、その数がよく解らない。今その場所にいるのは3体なのは解るが、もしかした他にいるかもしれないのでやたら飛び出して倒し事が出来ないのであった。

「しかし、参ったね?・・・魔物がいるなんてな。さてどうしようか・・・」
 このまま放置して進む訳にも行かない。何故ならシーちゃん達が勧めない。それに魔物は排除しないと瘴気の原因になりかねない。

 事実、石碑は単純に瘴気を生み出しているが、その瘴気をすって魔物が増えている感じがあったのである。しかも若干強くなっている様にも感じた。
 ただ、ある程度の許容量が超えるとそいつの力も減ってきている事を、今迄チョクチョク相手をしていた魔獣で学んでいたのである。
 それに、これまで会った魔獣は、虫系やスライムみたいな軟体系、それに獣系もいたがどれも動物には無い邪気を感じたのであった。それに動物達の殆どは黒い靄みたいなのに包まれているのが殆どだったからであった。

 それで、これからどうしようかと、ヒビキが考え込んでいると、意外なことが起きたのであった。

 それに最初に気が付いたのはフェルくんであった。
『ガッ!?ガウガウ。ガウッ・・・』(なっ!?ヒビキ様大変です。あやつらが・・・)

 フェルくんが考え事をしている俺に、器用にも尻尾で知らせてくれたのである。
「うん?どうしたのフェルく・・・・・えっ!?」
 そのヒビキの視界に入ってきたのは、中型の動物で狼によく似た5匹と大型の熊に良く似た2匹が、緑色の肌の小鬼に襲い掛かる瞬間であった。

 うわぁぁ、何やってんのあいつら・・・!

 その光景を見た瞬間、俺も獣道から駆けてその場所に向かった。それと同時くらいにフェルくんとシーちゃんもその場所に向かったが、結局はそこまで心配する必要も無かったのである。

 幸いその場所を襲撃したウチの4匹は、かすり傷一つもなく無事だったのだが、襲い掛かった熊1匹と2匹の狼は、緑の小鬼の悪あがきにより少し傷を覆っていた。

「おっ、お前達無理すんなよ。こいつらだけだったからいいようなもの、もし周りに・・・ん?」
 俺が今回の首謀者である7匹に注意していると、シーちゃんが俺をトントン頭を押し付けてきた。
『ヒビキ、ヒビキ!』

「ん?どうしたのシーちゃん!」
『ヒビキ、どうやらその子達はちゃんと周囲を確認して襲ったって、エテモンキー達が周囲を確認して、それで襲撃したんだって。ヒビキが困ってるからみんなで恩返しをしたいんだって・・・クゥゥ』

「ふぅぅん、そうなんだ。ありが・・・・!?てっ、今、シーちゃん喋ったよね?」
 この時点でシーちゃんの言葉がはっきり解るようになっていたのである。ただ、この時点では何がきっかけで言葉が解るようになったかは、不明であった。

『ええっ、いつもヒビキには話し掛けてるよ!』
「えっ?そうだったの・・・。まあ、いいや、この子達が無闇に行なったんじゃないなら、それよりもこの怪我が・・・」

 そう言いつつ、然程大きな怪我では無いのだが、流石に怪我をしているのをそのままには出来ないので、布切れと水で傷口を拭くために、順番にみせてもらいながら左手で触っていると、左腕の腕輪が光だしその傷付いた子達の怪我を一瞬で治してしまっていたのである。

「えっ!?・・・これって、どういう事だ?」
『ヒビキすごい。怪我を一瞬で治した。すごいよ。みんな喜んでる』

 余りにも不自然な治り方だったが、間違いなく左腕のフェニックスの力による治癒の力な事は解った。
 しかし俺は今更ながら古神竜エンシェントドラゴンのエナジー様と鳳凰神エルダーフェニックスのフレイヤ様に、とんでも無い力を託されたなと、このとき再度思っていたのであった。

 それで結局、この事により大きな動物達は常に俺達の事を強力してくれるのがわかり、そのうえ先程みたいに手助けをしてくれるようなのである。まあ、今迄にも色々と手伝ってくれていたので、余り気にしない様にしている。

 それに今回実際に相手をした訳では無いので解らないけど、多分・・・魔物の正体は緑色の肌で小鬼のような存在それに、知能が低いので間違いななくゴブリンだと思う。

 実際にシーちゃんに確認してみるた。
『うん、ゴブリンで間違いないよ。意地汚い奴だよ。良く村の少量や湖の魚、それに小動物達を襲ってを食い散らかしている。迷惑な奴なんだ!』
 ・・・と、教えてくれたのであった。

 そして、ある程度進んで行き、目的の村の場所にたどり着いたのであった。
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