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第一章:第四節
2:森に迷い込み・・・突然の転移?
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馬車を引いていた馬が『ひひっん』と鳴き、馬車がかなりゆれて急停車させた為に馬車の中は、すごい事になっていた。
「きゃぁあ!?」
「わっきゃぁ!?」
「わゎわぁ、どっ、どうしたのよ?」
「ぐにょう!?」
馬車が急停車した為にセリカとレイカが、馬車の椅子の上より転げ落ちそうになっていた所を、エリザに膝枕して貰っていたアレスが、助けようとしたがバランスを崩し、二人に押しつぶされる形になってしまっていたのだ。
しかもアレスの顔の上には何故かエリザのお尻があったのだ。
「マリー!マリア!如何したのよ、急に止まって?」
それで同じく体制を崩して、何故かアレスの顔の上にお尻を乗せた状態になっていたエリザが、急いでクッション代わりになっていた、アレスの顔からお尻を退かして2人に話しかけた。
「あっ、はい、すみませんエリザ様。しかし・・・・」
マリーがエリザの質問に言いよどんで答えていた。
その間にエリザとレイカ、そしてセリカは下敷きになって、何故か幸せそうな顔をして目を回していたアレスを、助け起こし馬車の椅子に寝かせている間にも返答の答えが無いのが気になっていた。
その間にマリーが如何説明しようかと、後を覗きながらその様子を見て考え込んでいると、代わりにマリアがエリザに向けて説明した。
「エリザ様、先程まで森の中を走っていたのですが、馬車を停止したら景色が急に変わりまして・・・・。今は草原の中にいるのですけど?・・・ここがどこかは検討がつきません」
そのマリアの言葉を聞き馬車に取り付けられた窓より、外の風景を確認してから声を漏らした。
「はあ、どう言う事なのよ? いつもの道を通ったのでしょ・・・・えっ、でも馬車の中からの景色も、いつもの景色だったわよ。それにここまでは、殆ど一本道でしょう?馬車が通れるような道は途中に無いはずよ」
そうなのである、エリザも少女達がはしゃぎ景色を見ている中で、チラチラと様子を見ながら少女達から質問等に答えて景色も確認していたからである。それにこの森の道以外は結界が張られて迷い込む筈が無いとも思っていたのである。
「はい、そのはずなのですけど・・・何故か気が付いた時には森の中でありまして、そして、今は草原のど真ん中?付近でしょうか、たぶんここは妖精の森を抜けた先にあるはずの草原だと思います。それに周囲は妖精の森らしき木々に囲まれていますので、恐らく間違いないと思います」
周囲を確認して、見た事ある山と現在の太陽の位置から想定して、大体の場所を特定してマリーがエリザに説明して答えた。
しかしこの時は、マリーもある事も考えていたのだ。
最初はマリアの指摘でいつの間にか森の中を馬車が走っていたが、停止した途端に草原の真ん中に転送されたようになっていたのだ。
それはその草原の真ん中にいるのに、今まで走って来た後が無い事にも、気が付いたので間違い無く、誰かが馬車ごと何らかの理由で自分達を、この場所に転移させたしか考えられなかったである。
それなら何故エリザ様と、いつもこんな事に敏感なアレスが気付かなかったのかが、今度は不思議に思えてくるのであった。ただ、もしこれが悪意ある転移なら間違いなく、この2人が気付か無いなどと言う事が無いはずだし、ここにいる者が全員が気付かない筈が無いとマリーは思っていたのである。
それにたしか森の中を走行していたが、この森は確かに妖精の森だったので、余計に不思議に思えていたのである。
などとマリーが色々と考えて、エリザが不思議思っていると誰かが声を掛けてきた。
『まことに申し訳ありません。エリザベート・フォン・エルネシア様、この様な方法で貴方様をお止して、私の名はフェリエルと申します。もう貴方様にお願いするしかありませんでしたので、お許しください』
そう言葉をかけてきたのは、とても美しい金色の髪に、水色の瞳と綺麗な顔立ちの女性であった。エリザも相当綺麗な部類に入るが、目の前にいる女性は綺麗を通り越して神秘的な感じの姿であった。しかも来ているベールのような服からなのか、それともその本人がそうなのかは解らないが、薄く輝いている雰囲気があるのだった。
そう言葉をかけてきた主に、驚き馬車よりエリザは出てきて声をかけた。
「何故ですか、聖霊界にいるはずの精霊族の女王である貴方が、直接私にお願いをしてくるのかしら?しかも貴方はお供もつれずに、憎むべき相手である魔族の、特に大魔王である私の前に・・・」
エリザは精霊族の女王であるフェリエルに、過去にあった魔族と精霊族であった事を思い出し尋ねた。
それは過去に数回、魔族と精霊族はお互いを主張する余りに、そりが合わずに戦争をおこしてお互いを傷つけ、そして毛嫌いしていたからである。
しかしエリザが大魔王になってから、その関係を回復させようと努力していたが、今だ音信が無いその相手が、今大魔王であるエリザの前に現れてお願いをして来たので余計に驚いていたのであった。
「きゃぁあ!?」
「わっきゃぁ!?」
「わゎわぁ、どっ、どうしたのよ?」
「ぐにょう!?」
馬車が急停車した為にセリカとレイカが、馬車の椅子の上より転げ落ちそうになっていた所を、エリザに膝枕して貰っていたアレスが、助けようとしたがバランスを崩し、二人に押しつぶされる形になってしまっていたのだ。
しかもアレスの顔の上には何故かエリザのお尻があったのだ。
「マリー!マリア!如何したのよ、急に止まって?」
それで同じく体制を崩して、何故かアレスの顔の上にお尻を乗せた状態になっていたエリザが、急いでクッション代わりになっていた、アレスの顔からお尻を退かして2人に話しかけた。
「あっ、はい、すみませんエリザ様。しかし・・・・」
マリーがエリザの質問に言いよどんで答えていた。
その間にエリザとレイカ、そしてセリカは下敷きになって、何故か幸せそうな顔をして目を回していたアレスを、助け起こし馬車の椅子に寝かせている間にも返答の答えが無いのが気になっていた。
その間にマリーが如何説明しようかと、後を覗きながらその様子を見て考え込んでいると、代わりにマリアがエリザに向けて説明した。
「エリザ様、先程まで森の中を走っていたのですが、馬車を停止したら景色が急に変わりまして・・・・。今は草原の中にいるのですけど?・・・ここがどこかは検討がつきません」
そのマリアの言葉を聞き馬車に取り付けられた窓より、外の風景を確認してから声を漏らした。
「はあ、どう言う事なのよ? いつもの道を通ったのでしょ・・・・えっ、でも馬車の中からの景色も、いつもの景色だったわよ。それにここまでは、殆ど一本道でしょう?馬車が通れるような道は途中に無いはずよ」
そうなのである、エリザも少女達がはしゃぎ景色を見ている中で、チラチラと様子を見ながら少女達から質問等に答えて景色も確認していたからである。それにこの森の道以外は結界が張られて迷い込む筈が無いとも思っていたのである。
「はい、そのはずなのですけど・・・何故か気が付いた時には森の中でありまして、そして、今は草原のど真ん中?付近でしょうか、たぶんここは妖精の森を抜けた先にあるはずの草原だと思います。それに周囲は妖精の森らしき木々に囲まれていますので、恐らく間違いないと思います」
周囲を確認して、見た事ある山と現在の太陽の位置から想定して、大体の場所を特定してマリーがエリザに説明して答えた。
しかしこの時は、マリーもある事も考えていたのだ。
最初はマリアの指摘でいつの間にか森の中を馬車が走っていたが、停止した途端に草原の真ん中に転送されたようになっていたのだ。
それはその草原の真ん中にいるのに、今まで走って来た後が無い事にも、気が付いたので間違い無く、誰かが馬車ごと何らかの理由で自分達を、この場所に転移させたしか考えられなかったである。
それなら何故エリザ様と、いつもこんな事に敏感なアレスが気付かなかったのかが、今度は不思議に思えてくるのであった。ただ、もしこれが悪意ある転移なら間違いなく、この2人が気付か無いなどと言う事が無いはずだし、ここにいる者が全員が気付かない筈が無いとマリーは思っていたのである。
それにたしか森の中を走行していたが、この森は確かに妖精の森だったので、余計に不思議に思えていたのである。
などとマリーが色々と考えて、エリザが不思議思っていると誰かが声を掛けてきた。
『まことに申し訳ありません。エリザベート・フォン・エルネシア様、この様な方法で貴方様をお止して、私の名はフェリエルと申します。もう貴方様にお願いするしかありませんでしたので、お許しください』
そう言葉をかけてきたのは、とても美しい金色の髪に、水色の瞳と綺麗な顔立ちの女性であった。エリザも相当綺麗な部類に入るが、目の前にいる女性は綺麗を通り越して神秘的な感じの姿であった。しかも来ているベールのような服からなのか、それともその本人がそうなのかは解らないが、薄く輝いている雰囲気があるのだった。
そう言葉をかけてきた主に、驚き馬車よりエリザは出てきて声をかけた。
「何故ですか、聖霊界にいるはずの精霊族の女王である貴方が、直接私にお願いをしてくるのかしら?しかも貴方はお供もつれずに、憎むべき相手である魔族の、特に大魔王である私の前に・・・」
エリザは精霊族の女王であるフェリエルに、過去にあった魔族と精霊族であった事を思い出し尋ねた。
それは過去に数回、魔族と精霊族はお互いを主張する余りに、そりが合わずに戦争をおこしてお互いを傷つけ、そして毛嫌いしていたからである。
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