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第一章:第四節
5:邪心族と魔族の違い?
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その邪悪な気の持ちの正体は、やはり最近この辺りに出現しては、精霊族にちょっかいを出していた邪心族である事が解りフェリエルの口がエリザに説明した。
『エリザ様、この邪悪な気の持ち主達が邪心族です。それに周りには強力な魔物を従いこちらを攻撃しようとしてくる者達です。すみませんいきなりこんな事に巻き込んでしまいまして、ここなら安全と思っていたのですが、まさか直接この森にやってくるとは思いませんでした』
フェリエルはホントに申し訳なさそうに頭を下げて、エリザ達にお詫びをいれた。
「うーん?これは恐らくフェリエル様だけを狙って来た訳じゃないようですね。だってこの戦力は、失礼かも知れないですけど、貴方の治める精霊族の国を滅ぼすくらいの戦力ですよ」
その戦力はエリザがフェリエルに説明したとおり、普通の戦力ではなかった。どう考えても1人や2人を狙って来た数の戦力ではなかった。
数にしては百前後ではあるが、その中でも6から7つは非常に強い者がいる事も解った。
それでその強さは、はっきり言って今、聖霊界にあるエリザが訪れた事のある精霊族の国を滅ぼすだけの戦力はあると思ったのだ。
事実それだけの戦力が、何故か突然ここの妖精の森へと転移してきたのである。しかも今までエリザも感じた事のなかった邪気をあふれさせた者が数名いる事も解ったのである。
しかもその嫌な感じの気には、エリザのお供としてきていたマリーとマリアの感じていたのである。
「えっ、エリザ様。なっ、なんですか、これは?この魔物の数。それに、これって1人は・・・・」
そう声を最初にあげたのはマリーであったが、その感じた魔物の数と数名の邪心族の強さを感じたが、若干その中の1人が異常な強さである事が解ったのである。
「ええ、もうこれは単なる獣とかそんなレベルじゃないわね。もう強力な魔獣でありそうね。それにこの独特な気配はおそらく幹部くらすの者でしょうね」
マリーが感じた事に対してエルザは、自分が思った事を口に出した。
「エリザ様、その邪心族とは何者なんですか?」
「そうね、マリア達は知らないでしょうね。邪心族は・・・はっきり言って邪悪かつ残忍な存在なのよ。それに昔の私達、魔族よりも残忍で酷い存在よ。あなた達は余り知らないでしょうね。基本的あいつらは自分達より弱い相手しか狙わないから」
エリザはそうマリアの質問に答えていると、フェリエルもその話しに付け加えた。
『はい、そうですね。昔の魔族の方は残忍な方が多かったですが、今のエルザ様の治める魔族の方々は残忍さ等はまったく無くどちらかと言うと人族達より天界族に近い程だと思います。それに邪心族は最近までは人族の国を狙うのが多くなりましたが、最近は我々も狙うようになりました。恐らくここを拠点に考えていると思います。それにどうやら邪心族の転移で出現するポイントが常にこの森みたいで、恐らく結界が弱くなっているみたいなのです。それに・・・』
その話を聞いていると、少しその邪心族の邪悪な気を感じたのか、怯えていたセリカとレイカの頭を撫でて馬車に戻るよう伝えた。
「すみません、フェリエル様。ちょっとお待ち下さい。2人とも馬車の中に戻ってなさい。あの中ならこの嫌な感じの気は感じないから」
「「はい!解りました。姉様」」
セリカとレイカは、エリザの言う事を聞き素直に、馬車の中に戻っていった。
その2人の少女が馬車に戻って行くの見送り、続けて話してもらうようにエリザがお願いして、フェリエルも頷きは邪心族と魔族の違いの続きを話してくれた。
「フェリエル様。すみません続きをお願いします」
『はい、それでですね。邪心族は邪悪で自分達以外の者は、家畜か奴隷で使えないと思っていて、逆らうとその場でその者を消してします存在です。現在は人族の中央大陸を攻め込みヒルバルディア王国の壊滅を企んでいるのであったのですが、最近はここ聖霊界の入口であるこの森、妖精の森に現れるようになっています。恐らく私の国を落せば中央都市ルビルトを侵略できて、そこから中央大陸を攻め落とす気でいるようです。そこさえ落せれば、このルーンベル大陸にも簡単に攻め込めると思っているようです』
ただ最近は転移の出現ポイントが間違いなく、ここ妖精の森の中になっており、ここを拠点にする為に精霊族の国に攻め込んでいるのは間違い無い様である。それに他の種族にも襲撃をかけているらしいのであった。
『エリザ様、この邪悪な気の持ち主達が邪心族です。それに周りには強力な魔物を従いこちらを攻撃しようとしてくる者達です。すみませんいきなりこんな事に巻き込んでしまいまして、ここなら安全と思っていたのですが、まさか直接この森にやってくるとは思いませんでした』
フェリエルはホントに申し訳なさそうに頭を下げて、エリザ達にお詫びをいれた。
「うーん?これは恐らくフェリエル様だけを狙って来た訳じゃないようですね。だってこの戦力は、失礼かも知れないですけど、貴方の治める精霊族の国を滅ぼすくらいの戦力ですよ」
その戦力はエリザがフェリエルに説明したとおり、普通の戦力ではなかった。どう考えても1人や2人を狙って来た数の戦力ではなかった。
数にしては百前後ではあるが、その中でも6から7つは非常に強い者がいる事も解った。
それでその強さは、はっきり言って今、聖霊界にあるエリザが訪れた事のある精霊族の国を滅ぼすだけの戦力はあると思ったのだ。
事実それだけの戦力が、何故か突然ここの妖精の森へと転移してきたのである。しかも今までエリザも感じた事のなかった邪気をあふれさせた者が数名いる事も解ったのである。
しかもその嫌な感じの気には、エリザのお供としてきていたマリーとマリアの感じていたのである。
「えっ、エリザ様。なっ、なんですか、これは?この魔物の数。それに、これって1人は・・・・」
そう声を最初にあげたのはマリーであったが、その感じた魔物の数と数名の邪心族の強さを感じたが、若干その中の1人が異常な強さである事が解ったのである。
「ええ、もうこれは単なる獣とかそんなレベルじゃないわね。もう強力な魔獣でありそうね。それにこの独特な気配はおそらく幹部くらすの者でしょうね」
マリーが感じた事に対してエルザは、自分が思った事を口に出した。
「エリザ様、その邪心族とは何者なんですか?」
「そうね、マリア達は知らないでしょうね。邪心族は・・・はっきり言って邪悪かつ残忍な存在なのよ。それに昔の私達、魔族よりも残忍で酷い存在よ。あなた達は余り知らないでしょうね。基本的あいつらは自分達より弱い相手しか狙わないから」
エリザはそうマリアの質問に答えていると、フェリエルもその話しに付け加えた。
『はい、そうですね。昔の魔族の方は残忍な方が多かったですが、今のエルザ様の治める魔族の方々は残忍さ等はまったく無くどちらかと言うと人族達より天界族に近い程だと思います。それに邪心族は最近までは人族の国を狙うのが多くなりましたが、最近は我々も狙うようになりました。恐らくここを拠点に考えていると思います。それにどうやら邪心族の転移で出現するポイントが常にこの森みたいで、恐らく結界が弱くなっているみたいなのです。それに・・・』
その話を聞いていると、少しその邪心族の邪悪な気を感じたのか、怯えていたセリカとレイカの頭を撫でて馬車に戻るよう伝えた。
「すみません、フェリエル様。ちょっとお待ち下さい。2人とも馬車の中に戻ってなさい。あの中ならこの嫌な感じの気は感じないから」
「「はい!解りました。姉様」」
セリカとレイカは、エリザの言う事を聞き素直に、馬車の中に戻っていった。
その2人の少女が馬車に戻って行くの見送り、続けて話してもらうようにエリザがお願いして、フェリエルも頷きは邪心族と魔族の違いの続きを話してくれた。
「フェリエル様。すみません続きをお願いします」
『はい、それでですね。邪心族は邪悪で自分達以外の者は、家畜か奴隷で使えないと思っていて、逆らうとその場でその者を消してします存在です。現在は人族の中央大陸を攻め込みヒルバルディア王国の壊滅を企んでいるのであったのですが、最近はここ聖霊界の入口であるこの森、妖精の森に現れるようになっています。恐らく私の国を落せば中央都市ルビルトを侵略できて、そこから中央大陸を攻め落とす気でいるようです。そこさえ落せれば、このルーンベル大陸にも簡単に攻め込めると思っているようです』
ただ最近は転移の出現ポイントが間違いなく、ここ妖精の森の中になっており、ここを拠点にする為に精霊族の国に攻め込んでいるのは間違い無い様である。それに他の種族にも襲撃をかけているらしいのであった。
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