クイーンズ・メモリー!   ☆大魔王は勇者がお気に入り☆

桜華 剛爛

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第一章:第四節

11:2人の決意?

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 それは先程現れ他の強い邪心族達の指揮を取っていた、かなり強い邪心族もどうやら今回のターゲットの1人である人物が近付いて来ていると思い、不適に笑い今だ諦めず戦い続ける2人、マリーとマリアを早々に始末しようと考えて前線に向けて動き出した。

 それで他の生き残っている邪心族に向けて声をあげた。
「おい、お前達!今ここに例の奴が向かって来ている。先に行って止めを刺すか我の前に、首か手足を・・・いや、弱らして連れて来たものには褒美を取らす」

 するとマリーとマリアを相手にしていた他の強い邪心族が、その声を聞くと目の前にいる2人を無視して森の奥へと向かって行った。
「あっ、まっ、まて!貴様達の相手は・・・!?」
「マリー様、危ない!」
 マリアの声を聞く前に、マリーは長年の戦闘の間で危機一発、何者かの攻撃をかわした。

「だっ、だれだ!・・・」
「ふっ、あなた達は、後ろの様子など気にする必要も無いですよ。他の者はいざ知らずあなた達の相手はまだ残っていますよ」
 マリーの声に答えるよう、まだこの場に残っていた数人の邪心族のうちの1人が答えた。

 それで先程大声を上げて、他の者に指示を出していた大柄な邪心族の男が、マリーとマリアの前に現れ大声で聞いてもいない話をしだした。
「ふはははっ、どうやら我らが目当てとするうちの1人が、こちらにノコノコやって来たわい。よし、おまえ達も、さっさとそこの雌共を戦えない様に四肢を切り落としてしまえ。そして、今ここに向かっている奴を悔しがらせろ。まあ、そいつも無事にここへたどり着くまい、まあ、今からそいつらに我の邪光波を浴びせて動けなくする。それにどう足掻いても奴は絶対に間に合わないからな。はっははははっ」
 そう高笑いをして、数人の邪心族の兵隊に囲まれていたマリーとマリアに向けて、怪しげな光線を浴びせかけたのであった。

 それでもマリーとマリアは、辛うじて動け何とか防戦だけで、そのピンチをしのいでいると、攻撃を仕掛けていた数人の邪心族が声を荒げた。
「なんなんだ、お前達はギガント様の邪光波を浴びているはずなのに、なんなんだその強さは!それになんで動ける」
「そんなの解る訳内でしょ。なんなのよ貴方達は!あっ、マリー様大丈夫ですか?」
「ええ、マリア、あなたのおかげで何とか戦えるけど、こいつ等の後ろに居るアイツが動き出したらどうなるか・・・」
 このとき先程の邪心族である男、他の邪心族がギガント様と呼んでいた男が放った邪光波を受ける直前に、マリアが耐性異常軽減の魔法を自分とマリーに掛けていたのである。
 それでもその邪光波の効果が強烈だったので軽減できたのは、あくまで身体能力だけで他の能力は殆ど使えない状態になっていた。

 流石に今回は相手が悪すぎて、どうしようも無かったと諦めて、心の中でマリーはエリザに謝罪していた。
『申し訳ありません。エリザ様どうやら私は、ここまでのようです。でもマリアだけは助けて見せます。なにせ姉様の次に信頼できる友ですから・・・・。マリア!あなただけでも逃げて』
 そう言ってアリアをこの場所から遠ざけようと、現状使えない魔力を凝縮させ、どうにか発動させようと試みていた。

 だがそんなマリーの行動が解ったのか、マリアがそのマリーの手を握り言葉を掛けた。
「そんな事をさせるわけ無いでしょう。マリー様、先程言った様にあなたにも何かあったら、悲しむ子がいます。それにここは私が防ぎますので、あなたは少しでも身体をお休め下さい。」
 そう声を出しマリーが強引に使おうとした魔力を込めた手を、両手で包み込みその魔力と自分の魔力を合わせ、極小さな防御壁を作りだした。ただその防御壁は傷を負ったマリーの身体の周りだけで、マリアの身体の周りには薄いベールの様な防御膜が出来ただけだった。
「マリア!あなた何をしてるの?この壁を解きなさい」
 そう声を出してマリアにマリーが訴え掛けていると、マリアはマリーに笑顔を向けて、先程から攻撃を繰り返していた邪心族達と対峙したのである。

 しかしマリアの身体の周りにあった防御膜は瞬時に破壊されてしまったのである。それで目を瞑りあることを考えていた。
『あははっ、私はもうここまでかな?出来る事ならアーくんの顔を見ときたかったな・・・』
「マリアァァ!・・・・!?えっ?」
 このときマリアは、既に死を覚悟していたが、マリーの驚いた声と一向に相手の攻撃が来ないのを不思議に思い、目を開けて確認した。

 するとそこには先程完全に破壊された防御膜がまた出来ており、その威力はマリアが先程張っていた防御膜より更に薄く強力な膜であったのだ。それに触れた数名の邪心族のうち3名を、抵抗も出来ず何故かその場で消滅したのである。それにマリーとマリアが受けていた傷が、不思議と何故か徐々に回復している事も確認できたのであった。

 このときマリーとマリアは確信していたのだ。よくは無いけど良かったエリザ様が私達の為に助けに来てくれたと考えていたのだ。
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