小さな怪獸

撮影会

静香を四つん這いにさせるが両腕は役にたたないため顔が下になる
良は蕾へと手を伸ばしバイブを引き抜く。

「うんっ…やっ…やめてっ…」
「我慢して、もうすぐだから」

先生は足を抑える。

「凄い蠢いてる、後少し」
良が力を込め引っこ抜くと、静香の体からバイブが取れた。
血がポタポタと落ちる。

静香は苦痛で涙を流していた。

「はぁはぁ、良…有り難う」
「あぁ、先生、静香を治療したいから塗り薬ありますか？」

「ちょっと待ってて」


絹与から渡された塗り薬で穴を消毒する。

「痛い…」
「ごめん」

「救急車呼ぶ？」

着替えながら「いや迷惑かかるからいい、その変わり家まで送って」
「分かった」

この日は家まで送ってもらい1日を終えた

6週間目　静香は学校を休んだ

7週間目も静香は休んだ
8週間目　

「おはよう」

静香が教室の扉開け中に入ったら最初に話かけてきたのは良だった。

「大丈夫？　学園祭出れる？」
「うん」

そこに女子が集まり

「大和君やっと来た！！　おはよう！！　あのさこの服着てくれない？」
「は！？」

東雲に静香を連れ去られてしまった。
「おい…ちょっと…」
（まだ、不調なのに……）

静香が連れられてきたのは生徒指導室、そう静香が前に小早川に襲われたとこ…。


(あっここ…や…やだ…)


東雲に掴まれている、そこに自称写真家の吉原紗英がきた
「着替え終えたら声かけて！」

吉原と東雲は外に出る。
静香はこれを着てと頼まれた。
紙袋の中を覗き込むとひらひらのミニスカートと背中が広く空いたシャツが出てきた。

「！？　なにこれ…」
「着替えたか！！？」


吉原がドアを開けた。静香は脱ぎ途中…
「きゃっ…あっちょっと待って」

吉原は驚き顔のままドアを閉める。

(え！？　なにこの可愛い生き物は！？)

(ヤバイよね)

(しまったーー)顔が真っ赤。


変な所をみられてしまい静香はおずおずと着替える。

(これをこうして？　これをこうすればいいのかな？)
静香はスカートとシャツを着た。


(えっ…スカート短かっていうかすぅすぅしてやだ)

「着替え終わったけどさこれ何に使うの？」


東雲と吉原が中に入り、静香を見た直後二人は鼻血的なものが出てしまった。

「どした？」


「いやなんでもないよ」(ヤバイ私流石だわ！！)


「これはね学園祭で着る衣装だよ！！」

「はっ！？　これを、やだよこんな恥ずかしいの…」

「紗英早く写真を！！」


「了解！　大和こっち来て」

吉原が静香をマットの上に座らせ

「んじゃおねえちゃん座りして」

「は？　おねえちゃん座りって正座？」
と言いながら正座する。

「正座から足を少し広げて手を間に入れる」
が、男性はその態勢ができない、無理にすると痛い。

「む……無理なんだけど」
「じゃ腰浮かしたままでいいから」

吉原が手伝い完了する。



「んじゃ(ってまじで可愛い)撮るねちょっと笑って」

「これ何に使うんだよ？　てか笑うってもうこれ脱ぎたいんだけど」
「言う事聞け」


吉原がいつもの怖さの100倍で静香を睨む。


吉原紗英という女は怒らせたらもの凄く怖いと有名。この怖さを知っているのは付き合っている副会長だけ…。

カシャッ　カシャッ何枚か表情の違った写真を撮り終えると

東雲が次はコレねと言ってまた出ていく。

静香は仕方なく言うことを聞く。

(この2人怒らせたら怖いんだよな…)


(あっ！　朝のHR)

静香は少しドアを開け
「チャイムなったけど終わりにしない？」

「大丈夫よ、先生には言ってあるし、今日は丸1日学園祭の準備日だから」

「へ？　そうのな？」

「そうよ、あなたが休んだ日からね」
「そうなんだ…」


その頃教室では

「席着け～、ちゃっちゃっと終わらせて最終準備に取り掛かるぞ！！　出席確認。出席番号1から」


1　2　3　4　5　6　7　8　10　11…

「いないのは9の東雲と35の大和と38の吉原だな。この3人は事前に言いに来たから休みなしだな。じゃぁ後は学祭委員に任せるからな」


「先生、後で呼びに行くのでその時は来てくださいね」
柳は手を上げ外に出る。