義父の檻で咲く虚妄のα

枝浬菰文庫

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価値のない陶器

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阿久津様宅についてから3日が経った。その間も性器をずっと挿入されていた。


「あっんんっ」

「君はあのような顔もできるのだな、精気があり、白く陶器のような肌にまるでおめかししたようなピンクの粉がのっていた」


「あんっんんっ」
腰をゆっくり打ち付けられ、何度目かの中出しを繰り返される。


「はぁ……はぁ……んぁっ」
「さぁ、答えて、私の元に帰ってこられて嬉しいだろ?」
「はい、阿久津様……」

震えた声、まるで昔の僕とは違う。

「あーどうしたら陶器に戻るのだろうか」

鋭い爪をした指で尻を掴まれ、穴を拡げられる。

「んんぁあはぁあっ」


「おかしいな、君に価値がまるでないように感じる」

性器が抜かれた。それでも両手につけられた拘束具によって自由はない。


「仕方ないか、最近捕まえたうちの可愛いヨリちゃんを君にプレゼントしよう」



……この匂い知っている。身体の奥がぞくぞくとざわつく。
顔を上げるとそこにいたのはモア化したΩだった。


「はぁ……はぁ……はぁっ……」
呼吸を荒くし、僕を見るなり怯えていた。


「この子ね、すごいんだよ。わずか12歳でαに回されたあげく、子どもを身籠もったんだ。酷いαたちに回されたって一時期裏社会にいたんだけど、用済みにされたとかなんとか。ねぇヨリちゃん。君はこのα様を虜にできるかな」


顔を持ちあげ、絶対的な暗示をかける。こんなことをされたΩが正常でいられるなんて無理な話だろう。


「はい……ご主人様」
途切れ途切れに承諾していた。


「いい子だ、やれ」


傍まできたΩは僕と口づけをしていた。
Ωは全身、甘いと聞く。僕がこんなαに抱かれていても、自分がαであることを思い知らされる。Ωはとても甘い。


「んんっ……ふぁあっ」
キスだけでおかしくなりそうなΩに対して哀れみの目で見つめると


「やめてください」
そう聞こえた。


「どうしたヨリ、α様をもてなしてやれ」

「…」

僕にはこのΩがまだ強い目をしていた。暗示にかけられていない。

「おい、ヨリ!!」


「僕はあなたの味方です、なので信じます」
「え?」


「ご主人様……僕、こんなどうしようもないα様より、ご主人様のを舐めたいです」
「? なんだヨリ喉責めされたいのか?」

「はい」


この子は一体何を考えているんだ。止めないと。でも彼にはきっとなにか策があるのだろう、そう思ってしまう。



「阿久津様……」
性器を含み、頭をもたれ、根元まで挿入されてもヨリは不思議と冷静だった。


いや、阿久津様から見たら興奮しているどうしようもないΩなのだろうが、僕から見たらヨリは違う。
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