暗部特殊部隊

枝浬菰

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神永様の箱庭

はじまり

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ようこそ、お越しくださいました。
【神永様の箱庭】へ。
あなたは抽選に当たり今回は特別に無料で参加していただけます。

それではこちらにお入りください。

地下に降りた、ドアを開けるとそこはのどかな庭だった。
まさか地下にこんな世界を見られるとは思わないほどに美しい世界だ。

「いかがでしょうか?」
「はい、とても美しいです」

「それはよかった、それでは説明をさせていただきます、番号は777番ですね」
「私は……」
「ダメですよ、ここでは身分は関係なし、お客様といえ番号で呼び合うのが必須なのです」

神永という男はそう言ってきた。

見た目からしてゴージャスな服装で少し太っている体型だ。
でも彼には隙がない。

私は777という名前になった。

「それではご説明しましょう、こちらの施設入り口から入って24時間あなた様は今回特別無料ということで私の飼い慣らしている男娼・娼婦を犯しまくれます、通常入場料は100万です、それが無料なのです、遊び尽くしてくださいね」

「100万……」

私の他にすでに何人か男娼である男の子を襲っていた。というよりも可愛がっているのか。

「驚くことはありません、それほどの価値がこちらの庭には存在しているのです、そして男娼・娼婦である彼らにはポイント制にしてあり、ただ犯されるだけではありません、ちゃんと仕事させるように躾けを行っています」

「ポイント制とは?」

「彼らの首には私が埋め込んだチップがあります、自らの性欲を発散するとこの箱庭から脱することができます」

「性欲を発散して、脱出ができると、それは外の世界にですか?」
「いいえ、初めの廊下を見てきたと思いますがこの箱庭よりさらに特別な世界を楽しむということです」

「それは、一生逃げられないということですよね?」
「ええ、彼らは私が管理している可愛い可愛い奴隷なのです」


「……なるほど」
「では、時間ももったいないので近くの子からご利用ください」
「分かりました、あ、もう一つ質問が」
「なんでしょうか」

「やってはいけないことはなんですか?」
「殺さないこと、これ以外はなにをやっても問題ありません、ただ殺した場合はお客様でも代償を支払っていただくことになっていますのでそれだけはお気をつけください、それと質問が出てきた場合は先ほど渡したデバイスの1におかけください、オペレーターに問い合わせることができますので」

「徹底してますね」
「ええ、お楽しみいただくために……」

といい神永という男は私から離れていった。


木の陰からこちらを見る少年。
「あ、あのご主人様、僕をいじめませんか?」
美少年と言ってもいいだろう、美しい顔に細身な体つき、もう少し肉付きがよければいいのだが掴みやすい腰だこと。


私は手を伸ばすとその子はこちらに寄ってきた。
「たくさん、僕を抱いてください」

……。箱庭=ビッチの集まりか。
それでも100万払って利用している客は多いようだ。


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