捨てられΩはどう生きる?

枝浬菰

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学生編

お別れ

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苦しい、痛い……。
どうして?

目を覚ますと真っ暗だった。

聞こえてくるのは男達の声

「起きたみたいだぞ、お姫様が」
「お前プラグどこにやった?」


、、、。
そういえば日暮さん家に忘れてた

「えっと」
「はい、ちんこ挿入します」
ぐにゅっと喉奥に入ってきた。

「ぐふっっ」

「乳首に媚薬注入~~」
「気持ちよくなっちゃおうか」


ビキっと胸が熱い。
「目隠しとるか」
眩しい電球が見えた。


「こっちにも注入しちゃいましょ~~」
性器の先端を持ち尿道に挿された。
チクっと痛みもあるがむず痒さが勝つ。


「はぁ……はぁ……」
「おっと息が上がってきたかな?? 最後に薬ごっくんしましょうね」
「ひっく……」


ピンク色の薬を飲まされた。


体が言うこと聞かない、頭がぼーっとしてもうダメかも、、、、、、、。


最後にお別れ言いたかったなお世話になった璃亜武とか瑠衣の告白の返事もしてないし
なによりどうして僕は時間を気にしてたんだろう、もっとあそこにいたかった。
僕を必要としていないかもしれないけどでも璃亜武でも瑠衣でもない僕は日暮さんの元がいい。


全身の力は抜けもう抵抗も声も出すことが叶わない。
今日僕はここで男たちに回されて死ぬだろう。

さようなら僕の人生、ありがとう。


------------
事務所で作業していると急に電話がなった。
『よぉ要ちゃん』
『なに清志きよし今日俺誕生日で忙しいんだけど?』

『店の可愛いΩちゃんたちと戯れてるのかよ?』
『ばーか、うちの可愛いΩちゃんたちは物はくれるけど体の関係は持ってないよ』

『そんな可哀想な要にお誘い連絡!』
『は?』
『琥珀さんとこの可愛いβいるじゃん? あいつ今日薬盛りまくって乱パするらしいぜ』
『今なんて』
琉架くん……。

『だから乱パだよ、お前のとこにも連絡来てるだろ?』
『連絡……』
PCで確認するもグループチャットはブロックされていた。


『で、どこでやってるの?』
『物わかりいいじゃん、倉庫だよ』

『お前迎え来て』
『は?』

『そのための電話だよな? 後俺誕生日なんだけどまだお前からもらってない』

清志が迎えに来て倉庫に向かった。


琉架くんに群がる男達にゾッとした。
「ありゃー性病移りそうだから俺は参加しないで見ておこう、要はどうする?」
「俺は……」
助ける? 
こんなほぼαの中で……。

脅威のαは琥珀さんだけだろう。
俺は脅威ではない。
持ってたら店なんか開けてない。


でもこんな状況早くどうにかしてあげないと


「おや、まさかお前がここに来るとはな、日暮」
「琥珀さん」

こちらに気づいたのかわざわざ話しをしてきた。


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