捨てられΩはどう生きる?

枝浬菰文庫

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同棲編

稚里くんとデート

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りんを部屋に連れて行きどうにかなったが念のため避妊薬飲ませておかないと、でももしりんがこの先誰かと番になるってなった時にこの薬は壁になる。


そういうのは避けたいから見張ってたんじゃないのかよ!!
日暮帰ってきたらぶっ飛ばそう。


事務所に戻り未来と琉架が心配そうに見て来た。


「大丈夫だよ」と優しく声をかける。


俺はこの琥珀琉架をなぜここに置くのか納得がいかない。
昔ジャスミンは女のΩもおいていた。

その時に来た大客が琥珀議員だった。

もちろんこんなのスキャンダルになりかねないのに、相当な金額をここに入れた。
だからか俺もあの琥珀と繋がりがある、琥珀琉架をここに置いておきたいとは思わない。

日暮はいったいなにを考えているんだ。

----
その頃の日暮

とある商業施設
「要さん~~! お久しぶりです」
「久しぶり稚里くん」

俺より10cmくらい背の低い男はそうΩだ。
この子は大学時代の後輩で1年生と4年生の差がある。
そしてこの子には【運命の番】という離れられない素敵な旦那がいる。


「今日は忙しい中来てくれてありがとうございます」
「んん、稚里くんのためならいつでもOKだよ」

「わー嬉しい」
俺の腕にぎゅっとしがみついてくる
昔一度この子から告白を受けたことがあるし、繋がったこともある。

Ωのフェロモンが強く【運命の番】に出会わないかぎりは一生フェロモンに犯されるまで言われていた。
重い病気だ。

少し前だったらそれも普通だったが今やΩも普通に日常を過ごせるよう薬も発展してきた。
だから俺も稚里くんのフェロモンがαという俺を誘ってしまった。


彼が少しでも楽になれば良いな、なんて甘い考えはこの手の病には逆効果だった。
溢れ出てくる欲望をαの俺でさえそれを抑えることができなかった。


そのままの彼を家に帰した。
俺にはこの子の欲望は抑えられないと痛感したからだ。


大学を卒業してその後彼に【運命の番】が現われた。
歳は離れているがでもこうやってまた一緒に出かけられることが俺にとってもこの子にとっても救いの手になった。


「要さん~~」
ぎゅっと腕にしがみついて猫のように甘えてくる。



少し前まで俺がとか思ってたが今は琉架くん一筋だ。
彼がβなのが惜しいといえば惜しいのだが、それも仕方ない。


「今日見る映画ってβがΩになっちゃう話しですよね?」
「うん、本当にこうなればいいのに……」

「もしかして要さん誰かに恋してる?」

「え? 声に出てた?」

「はい、出てましたよ、その人はβなんですか?」
「うん、そうβ、でも稚里くんみたいに可愛くて素直になれないところがまたいい」
「それってつまり要さんが変態ですね」

「あーもうすぐに人をそういういけないぞ」
「ふふっ」
稚里くんの表情が一瞬暗くなったのが少し気になった。
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