捨てられΩはどう生きる?

枝浬菰文庫

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同棲編

危険なめにあう

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教室から廊下へ出てきた。
「シュンの友達だろ、バカだなさっさと店に帰ればよかったのにな」
「店? ああ、君たちジャスミンのってことはあの日暮のところの子か」


「あれ? もしかしてこの子琥珀さんとこの?」
!?

全身が氷ついた。

「だれ、琥珀って」
「例のバカ議員だよ、たしかあの人息子を使って金儲けしてた、まぁ俺も最後の乱交には付き合ったけどね」
「へぇーお前親にまわされたのか」
りんちゃんの顔を見て喋っていたが

「ああ、そっちじゃなくて世羅せらさんから見て左の子ですよ」


「へぇーお前βか」
!?

怖い。

「βはいい子にαの言うこと聞いておけばいいのにな、間違えて逃げ出したのか?」
「それが日暮が買ったらしい」

「まじかよ、あいつもバカだな」

りんちゃんの腕を持って立たせた。
思いっきりαに体当たりして引っ張るように逃げる。


「おいおいおい!!! 逃げたぞ!!」

「りんちゃん、頑張って走って」
「まっ無理……」


「ごめん、りんちゃんの言うこと聞いておくべきだった」


「それよりも琉架のさっきの話しって本当?」
ごくりと唾を飲み込み

「本当だよ」
振り向かずそう伝えた。


「それよりも今は外に逃げよう」
「はぁ……はぁ、まっ」
りんちゃんは倒れた、これじゃぁ逃げ切れない。



「こっち!!」と誰かに呼ばれ校舎裏に隠れた。
まさかのシノンさんだった。

「りんちゃん大丈夫?」
ガタガタと震えるりんちゃんをお姫様抱っこした。

Ωなのにかっこいい!!


「とりあえずこっち来て裏から逃げられるから」
「うん」
シュンさんのことは仕方なく諦めた。

元々僕たちが抵抗したところでα3人をどうにかすることなんてできない。


『おーい琥珀のとこの坊ちゃん、お前俺たちに牙を向けたこと後悔させてやるからな』と
拡声器で伝えられた。

「琉架くんとまらないで」
「はい」

怖い。
ずっとあの声は耳に残った。

店に戻り心配そうに見に来た日暮さんはりんちゃんを部屋に連れて行った。
大丈夫、大丈夫。
日暮さんは僕の元にも来てくれるから。


そう思っていたけど日暮さんの優先順位はやはりΩのようで、1人ベッドで震えた。


またあの生活に戻りたいなんて思わない。
僕はどうしたらいいのか。
こんな苦しい思いをしたまま日暮さんの傍にいていいのか
あの時に感じた特別な気持ちはいったいなんだったのか。


怖い、答えを知りたい。

僕はどこにいても1人ということを思い知らされた。

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