捨てられΩはどう生きる?

枝浬菰文庫

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同棲編

その時はいつかやってくるもんだ

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のんちゃんは急に
「ねぇ要さん、やっぱり僕の番になってよ、要さんしか優しいαはいない」
と言っていたのだ。

さすがと思いりんちゃんが立ち上がるが


「のんちゃん、言ったでしょ、俺には大事な子がいるからそういうのはできないって、それに俺だってここを任されている以上Ωを番をするなんてことはできないよ」


「ぶー要のケチ~ でもさ前の発情期の時、要ラットになりかけて危うく項噛まれるところだったんだよね、覚えてる?」


「お前がやたらフェロモン出すからだろ」
「でもそれって僕たちは【運命の番】ってやつじゃないの?」

「悪いけど、俺はもう【運命の番】には出会ってるんだ、2人もいてたまるか」
「ふーんでもさ、要も僕こと好きだよね? だって一番気持ちいいのいいセックスしてくれるじゃん」

「のん、お前、人の話を聞け」


「えーでも僕には要しかいない」


「ダメ!!!!」


全員が驚いてこちらを見ていた。
「あっ……えっと……なんでもない」
僕は事務所を飛び出した。
急いで駆け下りるも外に出る用の鍵を忘れドアの前にいたところを追ってきた日暮さんに抱きつかれた。


後ろからのホールドは心臓の音が聞こえていたり吐息が耳にかかったりした。


「日暮さん?」
「嬉しい、琉架くんがああやって否定してくれるの俺嬉しいよ」
ぎゅっと力が入る。


「日暮さん」
僕は向き直り顔を見る。


「僕、日暮さんと繋がりたい……です。まだあまり分からなくて怖いことと繋がっちゃうかもしれないですけど」
「いいよ、少しずつ頑張ろう」

「うん」
キスをした。


事務所に2人で戻るとのんちゃんはいなかったがりんちゃんは大袈裟に拍手をしていた。

「おめでとーございますー」と
「もしかしてのんちゃんはやらせ?」

「な、わけないでしょ、のんちゃんだって本気だったんだから、泣いて部屋戻ってたよ、追いかけたら多分のんちゃんに喰われると思うよ、琉架よりも自分のこと大切って勘違いしてね、それにのんちゃんにはシノンってイケメンΩの騎士ナイトがいるからいいんじゃないの?」


「そうだね、あの2人ってやっぱそういう?」
「みたいだよ、のんちゃん曰く要に振られたらシノンと店出て行って2人で暮らすって言ってたから」
「あ、そうなんだ、お金は?」
「2人で稼いだ分があるから当分は大丈夫でしょ」


「そっか」
「で、琉架大丈夫?」
顔を真っ赤にしていた僕に話しかけてきた。



こくりと頷いて

「比嘉さんに代わってもらえば?」

「もうすぐで交代の時間だから」と日暮さんは言うので僕も仕事に戻った。

日暮さんとキスしちゃった。
顔が熱い。



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