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ホワイトデー♡♡
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※こちらにしおりは挟まないようにお願いします!! 先頭にずらします。
今日はホワイトデー、遅くなっちゃった原因はある。
それは要が出張に行くことになったから。
玄関
「あー酷くない! 俺と琉架の新婚生活がゴンによって壊される!!」
「いやいや、お前、子どももいて新婚生活どころの話しじゃないから!! 琉架くんごめんね、要は明日には返すから」
「いえ、大丈夫です、子ども達と待っていますので!」
「ほら、琉架くんもこう言ってるんだから」
「うぐっ……琉架、翠、蒼!!!!」
ゴンさんに連行された要は今日から一泊二日の出張だ。
小鳥遊病院の医院長とゴンさんで学会に行くためなぜか要が引率者として選ばれ玄関で行かないコールをしていた。
それを見ていた翠と蒼は面白そうに笑っていた。
「二人ともお父さんをお見送りして」
「うん」
「あああー翠のドヤ顔が見える!! くそ!! 覚えてろよ!!!」
「あはは……」
玄関の扉が閉まると大騒ぎの後静寂に包まれた。
「さてと! 明日帰ってくるお父さんのためにチョコレートいっぱい作ろうね!」
「うん!!」
事前にチョコレートセットは買っておいたので簡単にできる生チョコを作ることにした。
バレンタインデーの時は僕の体がチョコ塗れでだいぶ恥ずかしかったから、こうやって翠と蒼と一緒に作れるのは嬉しいことかな。
「じゃぁこのチョコを手でパキパキ割ってこのボールに入れてください!」
「「はぁい!!」」
二人とも楽しそうだな、たまに味見としてチョコの量が減るのは目を瞑ろう。
いちを多く用意してあるし。
「次は生クリームを温めます」
火を使うのは危険なのでIHを購入した。
「ここから先は触ったらお母さんが泣いちゃうゾーンだから絶対にダメだからね」
「うん」
蒼は良い返事をしてくれたが翠はじとーと見ていた。
少し要よりの考えをしちゃうところあるんだよね。
「翠これ混ぜてくれる? 優しくね」
「うん」
ゆっくりと混ぜると沸騰直前で電気を止めた。
「えっと次は、この生クリームをさっきのチョコにかけますっと、次は蒼がこれで混ぜてくれる?」
「うん!」
ゆっくりと混ぜ生クリームがチョコレート色になったところで平たい容器に移し替えた。
「おいちぃ」
「そ! よかった」
指にくっついてしまったチョコを舐めとっていた。そしてボールにありつく翠と
蒼はその工程を興味津々で見ていた。
これは翠が大きくなるのも頷けるな~
「トントンして真っ直ぐにしよ」
蒼は容器を優しくトントンしていた。
「じゃぁこれは冷蔵庫でねんねするからね」
「えーすぐに食べられないの?」
「うん、冷蔵庫に入れたら今よりものすごく美味しくなるからね~」
「わーい」
「頑張った君たちにはご褒美をあげます!!」
「お母さん!!」
「……違うよ……さきほど頑張って作ったチョコとクッキーです」
要みたいなことを言う翠に僕は顔が引きつった。
「やったーー!」
「ゆっくり食べててね、飲み物とってくるから」
危ない物は下げて二人にホットミルクをあげた。
「ん!! お母さんこれ美味しい!!」
「そっか、よかった」
チョコ塗れになったクッキーをさらにホットミルクに入れていた。
好きなようにさせておくのが今の時期はいいのかな。
あれこれダメと言ってもきっとまだ分からないだろうし。
二人を見ていると思わずうとうとしていた。
最近モア続きであまり寝られていなかったから……。
でもちゃんと二人を見ていないと……。
そこで意識は途絶えていた。
----
「ねぇ、翠」
「ん?」
「お母さん寝ちゃったよ」
「あ、本当だ、ね蒼」
「ん?」
「お母さん、可愛いから、僕たちも一緒に寝よ!」
「うん」
ソファーに寝てしまった琉架に二人はくっつき腕をぎゅっと抱いて寝息をたてた。
----
「勝手にお邪魔するよ~」
姫咲で保管している家の鍵で中に入った。
琉架くんから連絡をもらって来たけどお迎えがこなかった。いつもなら来てくれるのに少し残念。
扉をあけるとそこには微笑ましい姿があった。
「やっばこれは天使」
私は思わず口に手をあて激写した。
状況を見るにホワイトデー用のチョコを作った後疲れて寝ちゃったんだろうな。
可愛いこれぞ尊いな~。
これを要さんに送ってあげるのは少し可哀想なので、というよりも仕事に専念できないと思うからやめておこう。
私はどうしようかな。帰るにしても……。
「あ、紅羽さん……」
「おはよ、勝手に入っちゃったごめんね」
「いいえ、大丈夫です、お迎えに上がれずすみません !?」
「ああ、いいよそのままで二人とも琉架くんのこと大好きみたいだから」
「あはは」
琉架くんが立ち上がろうにも腕をホールドされていては体勢を変えるのは難しいかな。
「あっ後藤田くんから電話だ、ちょっと待っててね」
「はい」
後藤田くんと私の繋がりと言えば潜入調査だったかな。
あの頃はどうしてもそうしないと誰も助からない運命だったから。
なにか一つでも+になることができるようにしたかったから。
『はい、もしもし』
『あ、お疲れ様です、あの今って琉架くんの家ですか?』
『うん、そうだよ』
『えっとじゃぁ今から向かってもいいですか?』
『え? 仕事は? 確か今北海道にいるんじゃなかったけ?』
『北海道なんですけど、それが要のやつ熱出しやがって、俺はこれから学会の発表があるので部下に遅らせるので対応をお願いしたいです』
『分かった、琉架くんには私から伝えておくよ、空港にお迎え行こうか?』
『あ、いえタクシーで行くので対応だけお願いします』
『了解、なんか悪いね』
『いえ、こちらこそです……』
私はこのことを琉架くんに伝えると驚いていた。でもがっちりホールドで何もできないでいたので
「要さんが帰ってきたら翠と蒼預かるよ、琉架くんが看病してあげてね」
「はい」
要をベッドまで琉架くんと運び、まだ眠っている子どもたちを預かった。
「すみません、翠と蒼のことお願いします」
「うん、明日また状況教えてね」
「はい」
「あ、そうだ、琉架くん」
「はい?」
「看病する時、発散させてあげると熱早く引くんだよ」
「え!?」
真っ赤になった琉架くんの顔ゲット。
「じゃぁ連絡待ってるね!」
-----
紅羽さんの嘘か本当かも分からない看病方法……。
実践する? 玄関を閉めて一人考え込む。
でも苦しがっている要を早く楽にさせてあげたいのは僕も同じ気持ち。
大丈夫、いつもやってるし、僕にだってできる!
寝室に入り要が唸っていた。熱さまシート貼って、キスさえしなければ風邪はうつらない。
あれ? でも熱があって風邪ではないんだよね。
うわぁーでも緊張する……。いつもやってるのに……。
布団をまくりあげズボンを脱がすと弱り切った要がいた。
「うっ……元気になりますように!」と咥えた。
優しく舐めているうちにむくむくと勃ちあがってきた。
「はぁ……はぁ……んぐっ」
喉奥まで咥え、自分のお尻がむずむずしてきたのが分かった。
どうしよう。ほしい……。
バレませんようにと勃起した性器に跨がる。
「お願い、起きないでください」
ゆっくりと腰をおろして揺すってみた。でも要は唸るだけで目を開けずにいたので少し上下に出し入れを加えてみた。
「ひぐっ……」
奥に当たる……。気持ちいい。
こんなところ要に見つかったら驚くかな? それとももっと激しく抱いてくれるかな?
熱があるのに、僕のことを気にしてなんかいられないよね。
だが突然は急に来た。
がしっと腰が持たれるとそのまま視点が天井になり、頭は少しベッドからはみ出していた。
「え!?」
そして思いっきり出し入れが始まる。
「ひゃっ!? 要!!」
しかし要は目を瞑っていた。
「え……どういうこと??」
要のぜぇぜぇという声も僕をホールドして抱く体もおかしな点は多かった。でも奥が気持ちいい……。
激しくパンパンと腰を動かしていた。終わりは早かったけど
ドロっと中に出され、こちらに倒れてきた。
「うわぁ!?」
思わず顔と顔がぶつかり少し痛かった。
「はぁ……はぁ……これどうしよ……抜けてないし……」
ゆっくりと要を起き上がらせ最初の体勢に戻れたのでゆっくりと抜くとドロッと蕾から出てきた。
「お、お風呂行かないと!!」
ベッドから降りようとしたが急に後ろから抱きつかれた。そしてまた無言のままバックから入れられる。
「んぐっ………要!? さすがに起きてるよね?」
そう問いかけるも返事は返ってこない、そして激しくまた抱かれた。
「はぁ……はぁ……んぐっ……あああっくっ」
「俺の番……」
項に手が添えられそこに歯茎が食いこむ。
「あっ!?」
僕も精液を飛ばし、中でドクドクと脈打つ要を感じる。嬉しい……。要に求められるの……すごく。
「はぁ……はぁ……」
このまま番が成立してほしい。何度望んだことか。でも番になることはもう叶わない。
僕は弱虫なのに強欲だ。
要と番になれたらいいなと思っていたあの時に璃亜武と番になってしまった。
琉璃を否定するわけではないけど、もしバース転換が先に分かっていれば不安がなかったのかな。
翠と蒼もいて要も傍にいる。僕の幸せは〈番〉ではなく〈繋がり〉だ。大切にしないと。
僕も力尽きて寝てしまった。
-----
小鳥遊病院の医院長とゴンと北海道に来た。
しかし三月のこの気温に適していない服を着てきたのがいけなかったのかもしれない。
「ゴン、わりぃ、俺ダメかも……」
そういい、ふらふらになった。
「とりあえずお前帰れ!! まじ用なしだから、姫咲さんには連絡しておいたから琉架くんも待ってるし」
「あーすまねぇ……」
そこで記憶が完全に落ちていた。知らないうちに飛行機に乗りタクシーに乗り、家についていた。
夢で琉架が俺のをひたすらにご奉仕してくれるのまじ神だった。
驚いた顔も俺のでめちゃくちゃになった顔も俺は幸せだ。
でも項に見える薄らと残る歯形に俺は不満があった。βとαの友人関係だけの存在だったのに、バース転換で琉架はβからΩになってしまった。
俺的には最高のシチュエーションだ。でもそんな上手くことが進むことは滅多にない。
他のαにとられた。
項を触り、俺の噛み痕を残す。こいつは俺の番だから。
噛みついて逃げられなくして激しく抱いて、奥に中出しして。孕んだら嬉しいまで思っている。
もう負担はかけられないけど。
離したくない。
体をホールドして夢は覚めた。
目が覚めると俺は琉架の中に入っていた。
そして項には歯形が……。
思わず「琉架ごめん」と言うと
「本当に……あはは」と返ってきた。
仰向けにして俺は琉架とキスをした。嬉しい。琉架。
「ふふっ要起きてたでしょ」
「いや、俺は夢見てたんだよ……」
「そう、Thanks for the valentine's day gift.」
「えっ……琉架いつの間に英語を……」
「秘密……」
俺はぎゅーっと抱きしめなおし「もうラウンドOK?」
「ふふっうん!」
そして抱き潰して子どもたちが帰ってきた。
翠と蒼が俺達の状況を見て蒼は冷蔵庫に走り、翠は琉架の様子を見た後思いっきり足を踏まれた。
「さぁ、二人ともお父さんに言ってごらん」
二人は顔を見合わせていた。
「せーの!」
「「お父さん、いつもありがとうございます、これからもずっとちあわせでいようね」」
な、なんだこれ可愛すぎる。思わず動画を撮ってしまった。
「ありがとう」
ぎゅーっと抱きしめると翠に叩かれると思ったが身を寄せてきた。
思わず琉架の顔を見て「よかったね」と聞こえた。
end
枝浬菰文庫
バレンタインデー、ホワイトデーを読んで頂きありがとうございました!
少しでもホッとな気持ちになったら嬉しいです!♡
引き続き【捨てられΩはどう生きる?】続編お楽しみください😄
今日はホワイトデー、遅くなっちゃった原因はある。
それは要が出張に行くことになったから。
玄関
「あー酷くない! 俺と琉架の新婚生活がゴンによって壊される!!」
「いやいや、お前、子どももいて新婚生活どころの話しじゃないから!! 琉架くんごめんね、要は明日には返すから」
「いえ、大丈夫です、子ども達と待っていますので!」
「ほら、琉架くんもこう言ってるんだから」
「うぐっ……琉架、翠、蒼!!!!」
ゴンさんに連行された要は今日から一泊二日の出張だ。
小鳥遊病院の医院長とゴンさんで学会に行くためなぜか要が引率者として選ばれ玄関で行かないコールをしていた。
それを見ていた翠と蒼は面白そうに笑っていた。
「二人ともお父さんをお見送りして」
「うん」
「あああー翠のドヤ顔が見える!! くそ!! 覚えてろよ!!!」
「あはは……」
玄関の扉が閉まると大騒ぎの後静寂に包まれた。
「さてと! 明日帰ってくるお父さんのためにチョコレートいっぱい作ろうね!」
「うん!!」
事前にチョコレートセットは買っておいたので簡単にできる生チョコを作ることにした。
バレンタインデーの時は僕の体がチョコ塗れでだいぶ恥ずかしかったから、こうやって翠と蒼と一緒に作れるのは嬉しいことかな。
「じゃぁこのチョコを手でパキパキ割ってこのボールに入れてください!」
「「はぁい!!」」
二人とも楽しそうだな、たまに味見としてチョコの量が減るのは目を瞑ろう。
いちを多く用意してあるし。
「次は生クリームを温めます」
火を使うのは危険なのでIHを購入した。
「ここから先は触ったらお母さんが泣いちゃうゾーンだから絶対にダメだからね」
「うん」
蒼は良い返事をしてくれたが翠はじとーと見ていた。
少し要よりの考えをしちゃうところあるんだよね。
「翠これ混ぜてくれる? 優しくね」
「うん」
ゆっくりと混ぜると沸騰直前で電気を止めた。
「えっと次は、この生クリームをさっきのチョコにかけますっと、次は蒼がこれで混ぜてくれる?」
「うん!」
ゆっくりと混ぜ生クリームがチョコレート色になったところで平たい容器に移し替えた。
「おいちぃ」
「そ! よかった」
指にくっついてしまったチョコを舐めとっていた。そしてボールにありつく翠と
蒼はその工程を興味津々で見ていた。
これは翠が大きくなるのも頷けるな~
「トントンして真っ直ぐにしよ」
蒼は容器を優しくトントンしていた。
「じゃぁこれは冷蔵庫でねんねするからね」
「えーすぐに食べられないの?」
「うん、冷蔵庫に入れたら今よりものすごく美味しくなるからね~」
「わーい」
「頑張った君たちにはご褒美をあげます!!」
「お母さん!!」
「……違うよ……さきほど頑張って作ったチョコとクッキーです」
要みたいなことを言う翠に僕は顔が引きつった。
「やったーー!」
「ゆっくり食べててね、飲み物とってくるから」
危ない物は下げて二人にホットミルクをあげた。
「ん!! お母さんこれ美味しい!!」
「そっか、よかった」
チョコ塗れになったクッキーをさらにホットミルクに入れていた。
好きなようにさせておくのが今の時期はいいのかな。
あれこれダメと言ってもきっとまだ分からないだろうし。
二人を見ていると思わずうとうとしていた。
最近モア続きであまり寝られていなかったから……。
でもちゃんと二人を見ていないと……。
そこで意識は途絶えていた。
----
「ねぇ、翠」
「ん?」
「お母さん寝ちゃったよ」
「あ、本当だ、ね蒼」
「ん?」
「お母さん、可愛いから、僕たちも一緒に寝よ!」
「うん」
ソファーに寝てしまった琉架に二人はくっつき腕をぎゅっと抱いて寝息をたてた。
----
「勝手にお邪魔するよ~」
姫咲で保管している家の鍵で中に入った。
琉架くんから連絡をもらって来たけどお迎えがこなかった。いつもなら来てくれるのに少し残念。
扉をあけるとそこには微笑ましい姿があった。
「やっばこれは天使」
私は思わず口に手をあて激写した。
状況を見るにホワイトデー用のチョコを作った後疲れて寝ちゃったんだろうな。
可愛いこれぞ尊いな~。
これを要さんに送ってあげるのは少し可哀想なので、というよりも仕事に専念できないと思うからやめておこう。
私はどうしようかな。帰るにしても……。
「あ、紅羽さん……」
「おはよ、勝手に入っちゃったごめんね」
「いいえ、大丈夫です、お迎えに上がれずすみません !?」
「ああ、いいよそのままで二人とも琉架くんのこと大好きみたいだから」
「あはは」
琉架くんが立ち上がろうにも腕をホールドされていては体勢を変えるのは難しいかな。
「あっ後藤田くんから電話だ、ちょっと待っててね」
「はい」
後藤田くんと私の繋がりと言えば潜入調査だったかな。
あの頃はどうしてもそうしないと誰も助からない運命だったから。
なにか一つでも+になることができるようにしたかったから。
『はい、もしもし』
『あ、お疲れ様です、あの今って琉架くんの家ですか?』
『うん、そうだよ』
『えっとじゃぁ今から向かってもいいですか?』
『え? 仕事は? 確か今北海道にいるんじゃなかったけ?』
『北海道なんですけど、それが要のやつ熱出しやがって、俺はこれから学会の発表があるので部下に遅らせるので対応をお願いしたいです』
『分かった、琉架くんには私から伝えておくよ、空港にお迎え行こうか?』
『あ、いえタクシーで行くので対応だけお願いします』
『了解、なんか悪いね』
『いえ、こちらこそです……』
私はこのことを琉架くんに伝えると驚いていた。でもがっちりホールドで何もできないでいたので
「要さんが帰ってきたら翠と蒼預かるよ、琉架くんが看病してあげてね」
「はい」
要をベッドまで琉架くんと運び、まだ眠っている子どもたちを預かった。
「すみません、翠と蒼のことお願いします」
「うん、明日また状況教えてね」
「はい」
「あ、そうだ、琉架くん」
「はい?」
「看病する時、発散させてあげると熱早く引くんだよ」
「え!?」
真っ赤になった琉架くんの顔ゲット。
「じゃぁ連絡待ってるね!」
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紅羽さんの嘘か本当かも分からない看病方法……。
実践する? 玄関を閉めて一人考え込む。
でも苦しがっている要を早く楽にさせてあげたいのは僕も同じ気持ち。
大丈夫、いつもやってるし、僕にだってできる!
寝室に入り要が唸っていた。熱さまシート貼って、キスさえしなければ風邪はうつらない。
あれ? でも熱があって風邪ではないんだよね。
うわぁーでも緊張する……。いつもやってるのに……。
布団をまくりあげズボンを脱がすと弱り切った要がいた。
「うっ……元気になりますように!」と咥えた。
優しく舐めているうちにむくむくと勃ちあがってきた。
「はぁ……はぁ……んぐっ」
喉奥まで咥え、自分のお尻がむずむずしてきたのが分かった。
どうしよう。ほしい……。
バレませんようにと勃起した性器に跨がる。
「お願い、起きないでください」
ゆっくりと腰をおろして揺すってみた。でも要は唸るだけで目を開けずにいたので少し上下に出し入れを加えてみた。
「ひぐっ……」
奥に当たる……。気持ちいい。
こんなところ要に見つかったら驚くかな? それとももっと激しく抱いてくれるかな?
熱があるのに、僕のことを気にしてなんかいられないよね。
だが突然は急に来た。
がしっと腰が持たれるとそのまま視点が天井になり、頭は少しベッドからはみ出していた。
「え!?」
そして思いっきり出し入れが始まる。
「ひゃっ!? 要!!」
しかし要は目を瞑っていた。
「え……どういうこと??」
要のぜぇぜぇという声も僕をホールドして抱く体もおかしな点は多かった。でも奥が気持ちいい……。
激しくパンパンと腰を動かしていた。終わりは早かったけど
ドロっと中に出され、こちらに倒れてきた。
「うわぁ!?」
思わず顔と顔がぶつかり少し痛かった。
「はぁ……はぁ……これどうしよ……抜けてないし……」
ゆっくりと要を起き上がらせ最初の体勢に戻れたのでゆっくりと抜くとドロッと蕾から出てきた。
「お、お風呂行かないと!!」
ベッドから降りようとしたが急に後ろから抱きつかれた。そしてまた無言のままバックから入れられる。
「んぐっ………要!? さすがに起きてるよね?」
そう問いかけるも返事は返ってこない、そして激しくまた抱かれた。
「はぁ……はぁ……んぐっ……あああっくっ」
「俺の番……」
項に手が添えられそこに歯茎が食いこむ。
「あっ!?」
僕も精液を飛ばし、中でドクドクと脈打つ要を感じる。嬉しい……。要に求められるの……すごく。
「はぁ……はぁ……」
このまま番が成立してほしい。何度望んだことか。でも番になることはもう叶わない。
僕は弱虫なのに強欲だ。
要と番になれたらいいなと思っていたあの時に璃亜武と番になってしまった。
琉璃を否定するわけではないけど、もしバース転換が先に分かっていれば不安がなかったのかな。
翠と蒼もいて要も傍にいる。僕の幸せは〈番〉ではなく〈繋がり〉だ。大切にしないと。
僕も力尽きて寝てしまった。
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小鳥遊病院の医院長とゴンと北海道に来た。
しかし三月のこの気温に適していない服を着てきたのがいけなかったのかもしれない。
「ゴン、わりぃ、俺ダメかも……」
そういい、ふらふらになった。
「とりあえずお前帰れ!! まじ用なしだから、姫咲さんには連絡しておいたから琉架くんも待ってるし」
「あーすまねぇ……」
そこで記憶が完全に落ちていた。知らないうちに飛行機に乗りタクシーに乗り、家についていた。
夢で琉架が俺のをひたすらにご奉仕してくれるのまじ神だった。
驚いた顔も俺のでめちゃくちゃになった顔も俺は幸せだ。
でも項に見える薄らと残る歯形に俺は不満があった。βとαの友人関係だけの存在だったのに、バース転換で琉架はβからΩになってしまった。
俺的には最高のシチュエーションだ。でもそんな上手くことが進むことは滅多にない。
他のαにとられた。
項を触り、俺の噛み痕を残す。こいつは俺の番だから。
噛みついて逃げられなくして激しく抱いて、奥に中出しして。孕んだら嬉しいまで思っている。
もう負担はかけられないけど。
離したくない。
体をホールドして夢は覚めた。
目が覚めると俺は琉架の中に入っていた。
そして項には歯形が……。
思わず「琉架ごめん」と言うと
「本当に……あはは」と返ってきた。
仰向けにして俺は琉架とキスをした。嬉しい。琉架。
「ふふっ要起きてたでしょ」
「いや、俺は夢見てたんだよ……」
「そう、Thanks for the valentine's day gift.」
「えっ……琉架いつの間に英語を……」
「秘密……」
俺はぎゅーっと抱きしめなおし「もうラウンドOK?」
「ふふっうん!」
そして抱き潰して子どもたちが帰ってきた。
翠と蒼が俺達の状況を見て蒼は冷蔵庫に走り、翠は琉架の様子を見た後思いっきり足を踏まれた。
「さぁ、二人ともお父さんに言ってごらん」
二人は顔を見合わせていた。
「せーの!」
「「お父さん、いつもありがとうございます、これからもずっとちあわせでいようね」」
な、なんだこれ可愛すぎる。思わず動画を撮ってしまった。
「ありがとう」
ぎゅーっと抱きしめると翠に叩かれると思ったが身を寄せてきた。
思わず琉架の顔を見て「よかったね」と聞こえた。
end
枝浬菰文庫
バレンタインデー、ホワイトデーを読んで頂きありがとうございました!
少しでもホッとな気持ちになったら嬉しいです!♡
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