6 / 97
バレンタインデー
しおりを挟む
❁登場人物
琉架と要 翠と蒼は紅羽さんに預け
❁時系列
翠と蒼が産まれた後
琉架と二人でデートに来た。
ここは【大人のチョコレートテーマパーク】
つまり子どもは入店不可の大人のチョコレートテーマパークということだ。
バレンタインデー企画ということでお店はホテルの一角にあり、テーマパークの入場券を購入した。
俺は基本的に琉架に負担をかけさせたくないのでオンラインで入場券と宿泊券を購入しておいた。
宿泊券買った理由? それはもちろん琉架をチョコまみれにして堪能してやることだ。
「……要、なんか楽しそうだね」
「ん? 琉架とバレンタインデーデートできて、嬉しいなって思って」
すかさず恋人繋ぎをして琉架を引き寄せる、バランスを崩して俺の胸にダイブしてきた不思議な顔の琉架が可愛い。
それにここ、いちを入れる条件があって番同士ではないといけないっていうルールがある。
でも俺達は番ではない、結婚はしてるけど、愛し合ってるけど、てか溺愛してるけど。
世の中的には番同士ではないΩはトラブルの原因になるため入店不可なのだろうな。
β同士はOK、α、βって組み合わせもOK
まぁそれでも俺は琉架を堪能したいからルールなんて関係ないがな、それに今回はそういうプレーを楽しみつつテーマパークを楽しめる。
それは……。
「お客様、本日はチョコレートテーマパーク~バレンタインデーの館~にご来店頂きありがとうございます♡ βの葵が担当します!」
可愛いふりふりのメイド服を着た女の子がきた。
「よろしくお願いします~」と軽く挨拶して説明が始まった。
「では、オンラインでご希望されたこちらをパートナーの方につけてくださいね」
机の上にじゃらっと物がおかれた。
「へ? これって??」
「うん、琉架、大人しくしててね」
俺は琉架の首に首輪と鎖を繫いだ。
「はーい! できあがりました、とてもお似合いですね!」
「ふふん、奴隷プレイ♡」
俺は上機嫌だけど琉架はなんとも言えない顔をしていた。
前だったらきっと顔を真っ赤にして 要さん とか言ってくれそうだけど、今や二人の母。
なんとも言えない顔はだいぶ引いていた。
「要、僕はこういうの慣れてるけど他の人にはやったらダメだからね」
琉架のそんな発言を聞いた葵スタッフはこちらを軽蔑した目で見ていた。
「あ、あはは、琉架何を言ってるんだ、琉架にしかしないに決まってるだろ」
「で、これで何をするんですか?」
「こちらのお部屋にご案内します」
俺は琉架の鎖を引っ張り部屋に向かった。
店内は暗くなり扉を開けるとチョコレートの温泉だったりブッフェがあった。
「こちらの一角がお客様のご使用できる範囲になります」
温泉は個々に別れていて他の恋人と鉢合わせることはないがブッフェは他の人と鉢合わせする可能性が高い。
でもα的にはΩ同士を合わせるなんてことはしたくない利用客が多いため基本的には部屋で恋人を堪能する。
「葵さん」
「はい、なんでしょうか」
「もちろん、ここはあれOKなんですよね?」
俺はジェスチャーで葵に伝え
「はい、もちろんです、温泉でもOKですよ、清掃はこちらでしていますので! 説明は以上になりますが他にございますか?」
諸々な説明が終わり葵と別れた。
広々とした部屋はベッドがあり温泉もありこれは所謂セックス部屋だ。
俺は琉架の肩を掴み、キスをした。
「んんっ」
くちゅくちゅっと唇を濡らしキスを堪能した。
べろりと口を離し俺は琉架をおいて部屋を出た。
さてとブッフェ、本当は一緒に楽しみたかったけどどこぞのαに可愛い琉架を見せるなんて嫌だからな。
トングを持って端から端までのケーキやプリンなどをとり部屋に戻った。
「要っ……一人にしないでよ」
ビキっと俺の中の理性が砕けそうになった。
「ごめん、ごめん、ケーキ食べさせてあげるから許して」
「うん」
琉架が用意してくれたのは紅茶だ。
一緒にケーキと紅茶を楽しんだ。お腹を満たした後でセックスってなると辛いのは琉架かなとも思うがそうも言ってられない。
だってチョコフォンデュをする時の琉架可愛すぎた。
垂れるチョコとそれをどうにかキャッチしようとして延びた舌。
俺はそんな琉架を笑顔で見守っていた。
「ねぇ、この首輪つける必要あった?」
「ん? いやぁーないかも。でも琉架の項を守るためのものだよ」
そう説明すると
「確かに大事かも、今日ってカラーつけている人は入れなかったんでしょ」
「そうだよ、だから」
俺は首輪の間に指を入れ琉架を引き寄せた。
「俺の大事なもんって分からせるため」
「……要のものって僕知ってるよ」
「まぁうん、そうなんだけど、他のαは怖いだろ」
「うん、あ、あのさ」
「なに?」
「気になってたんだけどチョコの温泉」
「ん? なんだ入るか?」
「うん」
俺は誘われてしまった。それに店員にあれのOKも聞いた。
本当にここラブホみたいな場所だな。
琉架は赤らめながら誘ってくるし
キスしながら服を脱がせ、首輪を外した。
ここなら別のαを気にすることはないからな。しかも防音。
唯一声が聞こえそうな場所は換気扇くらいだ。
全部服を脱がせ改めて琉架を見た。
突起してピンクの乳首がなんとも可愛い。
一緒に入浴し、粘着質のある茶色のお湯を手に取り乳首に触れるとビクンっと体が震えた。
「んんんー可愛い」
「そ、そんなの要だって、もうここすごいくせに」
「ああ、だって嫁がこんな姿してるのに夫が全然だったら話にならないだろ」
「もう、でも」
琉架がいい反応してくれてる。俺は行動を見た。
性器に手が触れお湯と一緒にしごかれる。
「はぁ……はぁ……要きもちいい?」
「うん、琉架の手が触れてるの全部気持ちいいよ」
俺達はキスをしながら一緒に性器を扱っていた。
ビクンと震える琉架かわいいんだわ。
「要のすごく硬い、これで奥突いてくれる?」
ビキキキ
俺の理性を壊してくる琉架に対して俺はあえて「もう少し」と答えた。
このまま抱いてしまえばそれで終わりだろ?
今日はバレンタインデーだぞ、琉架の全てを俺は全部舐めたい。
項を舐め、乳首を吸い、性器を吸い、蕾の中に指と舌を入れ、震える琉架を堪能する。
「はぁんんんぁあっ要……もうずっとイってるから……」
「うん、知ってる」
ベッドに移動して全身を舐めつつ体を重ね、琉架の上に乗っていた。
「はぁ……はぁ……まだ?」
「うん、もうちょっと」
くたっとなった瞬間に俺は覚醒した。
片足を持ち上げ挿入した。
「んぁああああっふぁっ急に……」
「うん、これこれ」
そう、俺が狙っていたことだ。
〈Ωの一番可愛い姿を見れるのはくたっとなった瞬間だということ。
もちろんプレイ中に追い込んでその様子を拝んでもいいが挿入する前にくたっとなれば二人の愛は叶う〉
とあったので俺は実践してみた。
中とろとろで柔らかいし、俺のをぎゅって締めつけてくれるし、まじなにこれ、可愛いすぎるわ。
激しく腰を振ると琉架は痙攣していた。
「ああああ、片足持っちゃダメ、奥はいっんんぁああ」
俺は琉架の反応を元にさらに責め立てる。
子宮入口を責めるとぐぽぐぽと音がなり、それもいいけど、子宮に入って締めつけを堪能するのもいい♡♡
「琉架、ちょっとキツイかも」
「ふぇっ!?」
さらに奥に入り子宮に到達すると押し込んだまま何分か動かないでいた。
「はぁ……はぁ……要っなにして……」
「ん? 締めつけ味わってるとこ」
「はぁ……はぁ…んあぁあああっ」
「琉架、感じてるの?」
「うんっ」
小さく答えた、くそ可愛い。
「でもっ……中には出さないでね」
正論を言われ俺はゆっくりと子宮から出た。
「そうだな、今は翠と蒼で手一杯だもんな」
「うん」
「じゃぁ琉架、俺にもう少し付き合ってな」
「うん……」
その日は琉架をずっと堪能し、家に帰ると生まれたての子鹿の様に震えていて翠と蒼を抱き上げられない琉架が完成していた。
「今日の俺の嫁は可愛いんだ」
琉架と要 翠と蒼は紅羽さんに預け
❁時系列
翠と蒼が産まれた後
琉架と二人でデートに来た。
ここは【大人のチョコレートテーマパーク】
つまり子どもは入店不可の大人のチョコレートテーマパークということだ。
バレンタインデー企画ということでお店はホテルの一角にあり、テーマパークの入場券を購入した。
俺は基本的に琉架に負担をかけさせたくないのでオンラインで入場券と宿泊券を購入しておいた。
宿泊券買った理由? それはもちろん琉架をチョコまみれにして堪能してやることだ。
「……要、なんか楽しそうだね」
「ん? 琉架とバレンタインデーデートできて、嬉しいなって思って」
すかさず恋人繋ぎをして琉架を引き寄せる、バランスを崩して俺の胸にダイブしてきた不思議な顔の琉架が可愛い。
それにここ、いちを入れる条件があって番同士ではないといけないっていうルールがある。
でも俺達は番ではない、結婚はしてるけど、愛し合ってるけど、てか溺愛してるけど。
世の中的には番同士ではないΩはトラブルの原因になるため入店不可なのだろうな。
β同士はOK、α、βって組み合わせもOK
まぁそれでも俺は琉架を堪能したいからルールなんて関係ないがな、それに今回はそういうプレーを楽しみつつテーマパークを楽しめる。
それは……。
「お客様、本日はチョコレートテーマパーク~バレンタインデーの館~にご来店頂きありがとうございます♡ βの葵が担当します!」
可愛いふりふりのメイド服を着た女の子がきた。
「よろしくお願いします~」と軽く挨拶して説明が始まった。
「では、オンラインでご希望されたこちらをパートナーの方につけてくださいね」
机の上にじゃらっと物がおかれた。
「へ? これって??」
「うん、琉架、大人しくしててね」
俺は琉架の首に首輪と鎖を繫いだ。
「はーい! できあがりました、とてもお似合いですね!」
「ふふん、奴隷プレイ♡」
俺は上機嫌だけど琉架はなんとも言えない顔をしていた。
前だったらきっと顔を真っ赤にして 要さん とか言ってくれそうだけど、今や二人の母。
なんとも言えない顔はだいぶ引いていた。
「要、僕はこういうの慣れてるけど他の人にはやったらダメだからね」
琉架のそんな発言を聞いた葵スタッフはこちらを軽蔑した目で見ていた。
「あ、あはは、琉架何を言ってるんだ、琉架にしかしないに決まってるだろ」
「で、これで何をするんですか?」
「こちらのお部屋にご案内します」
俺は琉架の鎖を引っ張り部屋に向かった。
店内は暗くなり扉を開けるとチョコレートの温泉だったりブッフェがあった。
「こちらの一角がお客様のご使用できる範囲になります」
温泉は個々に別れていて他の恋人と鉢合わせることはないがブッフェは他の人と鉢合わせする可能性が高い。
でもα的にはΩ同士を合わせるなんてことはしたくない利用客が多いため基本的には部屋で恋人を堪能する。
「葵さん」
「はい、なんでしょうか」
「もちろん、ここはあれOKなんですよね?」
俺はジェスチャーで葵に伝え
「はい、もちろんです、温泉でもOKですよ、清掃はこちらでしていますので! 説明は以上になりますが他にございますか?」
諸々な説明が終わり葵と別れた。
広々とした部屋はベッドがあり温泉もありこれは所謂セックス部屋だ。
俺は琉架の肩を掴み、キスをした。
「んんっ」
くちゅくちゅっと唇を濡らしキスを堪能した。
べろりと口を離し俺は琉架をおいて部屋を出た。
さてとブッフェ、本当は一緒に楽しみたかったけどどこぞのαに可愛い琉架を見せるなんて嫌だからな。
トングを持って端から端までのケーキやプリンなどをとり部屋に戻った。
「要っ……一人にしないでよ」
ビキっと俺の中の理性が砕けそうになった。
「ごめん、ごめん、ケーキ食べさせてあげるから許して」
「うん」
琉架が用意してくれたのは紅茶だ。
一緒にケーキと紅茶を楽しんだ。お腹を満たした後でセックスってなると辛いのは琉架かなとも思うがそうも言ってられない。
だってチョコフォンデュをする時の琉架可愛すぎた。
垂れるチョコとそれをどうにかキャッチしようとして延びた舌。
俺はそんな琉架を笑顔で見守っていた。
「ねぇ、この首輪つける必要あった?」
「ん? いやぁーないかも。でも琉架の項を守るためのものだよ」
そう説明すると
「確かに大事かも、今日ってカラーつけている人は入れなかったんでしょ」
「そうだよ、だから」
俺は首輪の間に指を入れ琉架を引き寄せた。
「俺の大事なもんって分からせるため」
「……要のものって僕知ってるよ」
「まぁうん、そうなんだけど、他のαは怖いだろ」
「うん、あ、あのさ」
「なに?」
「気になってたんだけどチョコの温泉」
「ん? なんだ入るか?」
「うん」
俺は誘われてしまった。それに店員にあれのOKも聞いた。
本当にここラブホみたいな場所だな。
琉架は赤らめながら誘ってくるし
キスしながら服を脱がせ、首輪を外した。
ここなら別のαを気にすることはないからな。しかも防音。
唯一声が聞こえそうな場所は換気扇くらいだ。
全部服を脱がせ改めて琉架を見た。
突起してピンクの乳首がなんとも可愛い。
一緒に入浴し、粘着質のある茶色のお湯を手に取り乳首に触れるとビクンっと体が震えた。
「んんんー可愛い」
「そ、そんなの要だって、もうここすごいくせに」
「ああ、だって嫁がこんな姿してるのに夫が全然だったら話にならないだろ」
「もう、でも」
琉架がいい反応してくれてる。俺は行動を見た。
性器に手が触れお湯と一緒にしごかれる。
「はぁ……はぁ……要きもちいい?」
「うん、琉架の手が触れてるの全部気持ちいいよ」
俺達はキスをしながら一緒に性器を扱っていた。
ビクンと震える琉架かわいいんだわ。
「要のすごく硬い、これで奥突いてくれる?」
ビキキキ
俺の理性を壊してくる琉架に対して俺はあえて「もう少し」と答えた。
このまま抱いてしまえばそれで終わりだろ?
今日はバレンタインデーだぞ、琉架の全てを俺は全部舐めたい。
項を舐め、乳首を吸い、性器を吸い、蕾の中に指と舌を入れ、震える琉架を堪能する。
「はぁんんんぁあっ要……もうずっとイってるから……」
「うん、知ってる」
ベッドに移動して全身を舐めつつ体を重ね、琉架の上に乗っていた。
「はぁ……はぁ……まだ?」
「うん、もうちょっと」
くたっとなった瞬間に俺は覚醒した。
片足を持ち上げ挿入した。
「んぁああああっふぁっ急に……」
「うん、これこれ」
そう、俺が狙っていたことだ。
〈Ωの一番可愛い姿を見れるのはくたっとなった瞬間だということ。
もちろんプレイ中に追い込んでその様子を拝んでもいいが挿入する前にくたっとなれば二人の愛は叶う〉
とあったので俺は実践してみた。
中とろとろで柔らかいし、俺のをぎゅって締めつけてくれるし、まじなにこれ、可愛いすぎるわ。
激しく腰を振ると琉架は痙攣していた。
「ああああ、片足持っちゃダメ、奥はいっんんぁああ」
俺は琉架の反応を元にさらに責め立てる。
子宮入口を責めるとぐぽぐぽと音がなり、それもいいけど、子宮に入って締めつけを堪能するのもいい♡♡
「琉架、ちょっとキツイかも」
「ふぇっ!?」
さらに奥に入り子宮に到達すると押し込んだまま何分か動かないでいた。
「はぁ……はぁ……要っなにして……」
「ん? 締めつけ味わってるとこ」
「はぁ……はぁ…んあぁあああっ」
「琉架、感じてるの?」
「うんっ」
小さく答えた、くそ可愛い。
「でもっ……中には出さないでね」
正論を言われ俺はゆっくりと子宮から出た。
「そうだな、今は翠と蒼で手一杯だもんな」
「うん」
「じゃぁ琉架、俺にもう少し付き合ってな」
「うん……」
その日は琉架をずっと堪能し、家に帰ると生まれたての子鹿の様に震えていて翠と蒼を抱き上げられない琉架が完成していた。
「今日の俺の嫁は可愛いんだ」
0
あなたにおすすめの小説
飼われる側って案外良いらしい。
なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。
向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。
「まあ何も変わらない、はず…」
ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。
ほんとに。ほんとうに。
紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22)
ブラック企業で働く最下層の男。顔立ちは悪くないが、不摂生で見る影もない。
変化を嫌い、現状維持を好む。
タルア=ミース(347)
職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。
最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?
2025/09/12 ★1000 Thank_You!!
ふたなり治験棟 企画12月31公開
ほたる
BL
ふたなりとして生を受けた柊は、16歳の年に国の義務により、ふたなり治験棟に入所する事になる。
男として育ってきた為、子供を孕み産むふたなりに成り下がりたくないと抗うが…?!
【BL】捨てられたSubが甘やかされる話
橘スミレ
BL
渚は最低最悪なパートナーに追い出され行く宛もなく彷徨っていた。
もうダメだと倒れ込んだ時、オーナーと呼ばれる男に拾われた。
オーナーさんは理玖さんという名前で、優しくて暖かいDomだ。
ただ執着心がすごく強い。渚の全てを知って管理したがる。
特に食へのこだわりが強く、渚が食べるもの全てを知ろうとする。
でもその執着が捨てられた渚にとっては心地よく、気味が悪いほどの執着が欲しくなってしまう。
理玖さんの執着は日に日に重みを増していくが、渚はどこまでも幸福として受け入れてゆく。
そんな風な激重DomによってドロドロにされちゃうSubのお話です!
アルファポリス限定で連載中
二日に一度を目安に更新しております
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる