捨てられΩはどう生きる?

枝浬菰文庫

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幼稚園編

りんちゃん

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 もしお母さんを僕だけのものにできたらお父さんはなんと言うだろうか。


「蒼はバース性のこと分かる?」
「……ダメだよ、お母さんはお父さんと幸せだから、この形を崩したらいけないと思うの」


「……蒼」
 なんだか、蒼だけ知っているようなことを言っていた。


 家に帰りふわふわのいい匂いがする大好きなお母さんの腕の中で僕はぎゅってしていた。
 今はお父さんいないし、独り占めしてもいいよね。


「翠? どうしたの?」
 お母さんが心配しているでも、お母さんの全部が大好き。


「あのね」
 と小さく言うと顔を近づけてきたので頬にキスをした。


「あー翠にキスしてもらちゃった」


 お花と似ている可愛い顔に僕は胸が高鳴っていた。
 あーお母さんがほしいなっ……。




--------
 子ども達が年長になりお迎えの時間が16時と固定になったから久々にりんちゃんに会いにいった。


「琉架!!」
 ショッピングセンターで待ち合わせしたのはりんちゃんと子どもの春樹くん


「りんちゃん、久しぶり!」
 僕たちは隅っこで手を握っていた。


「うわぁ-琉架だ、今日も一段と可愛い」
「何言ってるの、りんちゃんのほうが可愛いよ、それにあのりんちゃんがお母さんになっているなんてびっくりだよ」

「あー琉架は知ってるっけ、例の男と番になったて」

「うん、要から聞いてるよ……ん?」


「要って呼ぶようになったんだ~~」
「ま、まぁもうずっといるし、やっぱり要と離れるなんて僕には考えられなくなっちゃって」
 僕は少し照れながら喋っていた。

「うんうん、成長しているんだね、琉架も!!」
「もう、あの頃とはだいぶ違うんだよ!!」


「そっか、ならよかった、とりあえずお菓子とか買って帰ろっか、春樹がさ、さっきから唸ってるし」
「そうだね、春樹くんも元気いっぱいの男だもんね! りんちゃんの家近くなんだよね?」
「そうだよ」

 僕たちは歩きながら話しをすることにした。


「春樹くんは今いくつなの?」
「えっと、6ヶ月くらいかな、番になってもなかなか子どもを授からなくてね……そのおかげで俺は散々モアの時中出しセックスをさせられていたよ」


「はは、そっか、でも必死になるよね。りんちゃんと大切な家族だから」
「それよりも琉架は実質4人目の子なんでしょ? さすが言うことが違いますね~~」


「あー、うん瑠璃には会えてないけど、多分元気かな。2人目は流産しちゃって……今は双子の翠と蒼が僕たちの宝物だから」



「ふーん、幸せな惚気ご馳走様です!」
「もう! そんなんじゃないよ!!」

 りんちゃんおすすめのケーキを購入して家にお邪魔することになった。
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