クロネコ

枝浬菰文庫

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瓜二つではないか?

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部署に入り、パソコンに情報を入力している瀬谷を凝視した。
瀬谷が気づきこちらを見た。

「な、なんですか? 垣本さん」

「お前昨日は残業って言ってなかったか?」

「あー、はい残業してましたね」

「昨日お前とよく似たやつをみた」
「俺とですか?」
きょとんとしている。

「あぁ、背格好だけじゃない顔のホクロまでだ! 瀬谷、嘘つくなよ」

「違いますよ、だって俺は昨日犯人追跡してましたもん」

「·····如月きさらぎ、瀬谷が嘘つく!」
「え! ちょっ如月さん俺嘘ついてませんよね」
俺と瀬谷の話を隣で聞いていた爽やかな男が口を開く。

「言い争ってないで仕事してください」

爽やかイケメン男の顔が笑っていて怒ってる·····。

「はい」
昼まで待つか·····。

俺たちは捜査課としていて朝から夜まで働いている。
捜査の進展があるかと現場に向かい、情報を集める。

そしてさきほどまで話をしていた、瀬谷皓せやしろという男は、コネがあるのか知らないが奥深くまで情報を掴んでくることが多くそのせいもあり昨日仕事が長引いてしまった。

昨日のウエイトレスと似ている。
逆に俺はなぜ昨日気づかなかったのか不思議に思ってしまった。

夜、再度例のレストランに向かった。
当日枠があると聞いていたので、待っていたのだが3時間ほどしてやっと入れた。
個室ではないがあのウエイトレスがいた。

だが、個室のほうに何度も皿を運んでいた。

彼を凝視していたら目があい、こちらにきた。

「もしや、昨日のお客様ですか?」

やはり瀬谷に似ている。
世の中には顔が似ている生き物もいるだろ、だが似過ぎではないかと。
涙ボクロがたしか瀬谷にもついてたきがする。

それに首筋のある!!? あれはキスマ!!

まぁこんな美少年ならほっとく女はまずいないだろうな。

「あの、お客様?」


不思議そうにこちらを見ていた。
そりゃそうだガン見されてたら驚く。

「あーとこの本日のパスタを頼む」
「かしこまりまし…」

誰かがこちらにきてウエイトレスの横に立つ。

「あんれぇークロちゃん今日はこっちで働いてんだ」

「これはこれは土屋つちや様」

顔見知りなのか会話を始めた。

それにクロちゃんって………。
たしかに名札にはクロとあった。
珍しい苗字だ。

スマホを眺め、隠し撮りもしくは音声だけでも録音して瀬谷に見せたいと思ったが普通に考えて刑事が事件でもないのに1番やってはいけないことに気がついた。

だが、俺は見てしまった、土屋という男がウエイトレスの尻を揉んでるところを!!

「は?」

と思わず声に出し、土屋という男と目が合う。
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