クロネコ

枝浬菰文庫

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誘う方法は?

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「クロちゃん、今日の夜は空いてないの?」

「はい、先客がいますので」

おいおい、まさかキスマって男かよ!!


まぁたしかに抱けなくはないな。
目を瞑ってれば性処理としては多分使える。

でもな、俺はあのお胸が好きなんだよな、柔らかくて、そういえば声も…って俺勃ったし…。

最低だ。

「土屋様、ここはレストランなので…そういうのは…」
この2人はまだやってたのか。

じとーと見てるとウエイトレスは奥に入っていった。

それからウエイトレスは戻ることはなく他のウエイトレスが料理を運んできた。

カチャカチャとパスタを口に運び、食べ終わった。

あのウエイトレスは個室に出入りしているようだ。

ん? おいおい客と一緒にレストラン直結のホテルに移動したぞ。
まさか先約あるというのはレストランのお客かよ。

「あの」
「はい、なんでしょうか?」
ウエイトレスを呼ぶ。

「今ここの従業員が客人とエレベーターに肩組んで乗っていったんだけど」

「あークロですね…実は上の階にBARがあるのですが、クロは21時からそちらでも働いてまして…」

BAR?

「そこは私でも利用できるのかな?」
「あっえっと確認してきます」というとウエイトレスは帰ってこなかった。
ということは秘密の情報交換場かやり場かのどちらかか。

諦め席を立とうとしたら
「どうも」と先程の土屋がきた。

軽く会釈して
「あんた、クロに興味があるのかな?」

目の前の席に座り微笑みながら話を始めた。

「不思議に思いましたので」

「それなら、彼を誘うなら個室の予約でなおかつ酔っ払いになった方が確実だよ」

「それは介抱というものですか?」
「まぁね」

その言葉を信じた訳じゃないが俺はたまたま空いていた個室を予約し酒を飲み始めた。

「こんばんは、再来店ありがとうございます」
「どうも」

「今日はストレス解消ですか?」
「まぁ金曜日なんで」
俺は土曜日を非番扱いにしてもらい、この男を観察し始めた。

ビールとワインを飲み続けた結果、完全に酔った。

あ…頭ふわふわするな。

外で
「じゃこのお客様ホテルに運んでいくから」
「はい、お願いします」
クロが中に入ってきた。
「お客様、立ち上げれますか?」

「んー」
俺は酔ってるけど酔ったふりをした。

「よっこらせ!」と大男な俺でも簡単にクロという男に担がれレストランを後にしてエスカレーターに乗り、ベッドに寝かせられた。

「ふぅー」と声が聞こえ、出ていこうとしたので手を掴んだ。
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