クロネコ

枝浬菰文庫

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双子

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‐‐‐‐‐‐‐‐

瀬谷宅

玄関の鍵が開けられてることに気づき懐にしまってある拳銃を取り出した。
音を立てず中に入り明るく照らされたリビングの扉を開けるとソファーがある室内なのに絨毯の上に座りながらパソコンを弄りワインを飲んでいる自分と瓜二つの男がいた。
その男の頭に拳銃を突きつける。

「は? なに、映画の見すぎ」

と男は漏らした。

「ふん、兄さん少しは警戒しなよ」
そう、いたのは双子の兄、くろだった。

「あ、家の鍵か、悪い悪い、オートロックじゃなかったけ?」

「今故障しててね」

「ふーん」
ワイングラスを傾け飲んでいた。

「その、ワイン何年もの?」
「んー1850年」

「へぇー、誰から貰ったの?」

「んーどこぞのおっさんから」

着ていたスーツを脱ぎながら会話を進めた。

ソファーに腰掛け、兄さんの後ろの席に座る。

「これ」
とUSBメモリを渡した。

受け取り
「なに?」

「歌舞伎町のBARって兄さんの仕業でしょ」

「ああ、その資料?」

「そう」

「防犯カメラは確認したのか」
「残念ながらなにも映ってなかったよ、相当手練だね、目的はなんだったの?」

「報酬なしの依頼だよ」

「受けたの?」

パソコンをバタンとしめ俺の顔をのぞき込む。

「受けないと殺される」

「また、危ない橋を渡ってるんだね」

兄さんがキスをしてきた。
これは甘えだ。
なにか大きなことをする前の

しろしよっ」

「悪いが今日はそんな気分じゃ」
と手放す素振りを見せると

「意地悪」
と言いながら歯でチャックをおろしそれを咥えた。

「んっんっ」
大事そうに俺のを咥え喉奥で吸っている。まるでお乳を飲むように。

相変わらずの上手さだ。
兄さんの通り名は数知れない。

路地裏のクロネコ
路地裏のビッチ
ビッチのクロネコ
何でも屋
情報屋


だが俺だけが知っている兄さんの扱い方それは
ぐっと下半身を足で押した。

「うんっっつ」
「兄さん俺の美味しくて勃ってるのか?」

上目遣いでこくりと頷く。

喉奥で吸い続けている。

「仕方ないな」

頭を掴み、出し入れを繰り返し射精する。
「はぁはぁごくりっ……イラ○気持ちいい」
「そうか」

優しく頭を撫でてあげるとまたすりすりと俺の性器にすがりついていた。

これは俺しか見たことがない表情で仕草だ。

「兄さんは何してほしいのかな?」
「はぁはぁ……俺の中にこれ入れてほしい」

ぺろりと舐めている。

「で、どうなりたいの?」
「ぐちゃぐちゃにしてほしい」

俺はにやりと笑い寝室に連れていったがなにも触らないでいると兄さん自ら服を脱ぎ蕾に指を入れ中をほぐし始めた。
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