クロネコ

枝浬菰文庫

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NY編

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瀬谷マンション
支度をし俺は皓に見つからないうちにNYへ飛んだ。

昨日も散々に抱かれ腰が悲鳴をあげている。
唐澤について調べろとか骨が折れそうだ。
あいつは神出鬼没なんだよ、見つけたくても見つからないし、こっちは簡単に見つけられるしでどっちがクロネコなのかわかんねぇよ。


ビジネスクラスで1人悶々と考えながら毛布を抱えこみ、ベッドの状態にし寝始める。

しかしやたら発音のいい英語に起こされた。

俺は嫌そうな顔を相手に向けると謝ってきたがこいつどこかであったことが…。

あ!

「スチュアート!!」
「イエス!!」

…なんでこんなとこに、ってスチュアートは俺のバイト先のレストランのオーナーだ。

まさかの隣の席だった。
席間隔はだいぶ離れてはいるがスチュアートがイヤホンをつけろと言ってきたのでつけ会話を始めた。

「なんで、あんたがここに?」
「僕はNYに別荘があってね、久々に帰るところだよ、君は観光かい?」
「ああ、そうです」

「そうですか、最近バイトに入ってくれていなくて僕寂しかった、君みたいな美形は日本人少ないから」

「……ああ、悪かったなちと忙しくて」
「まぁいいです、こうやって君に出会えただけ運命を感じます」
「……」

「NYについたらどうするんですか?」
「一先ずホテル探しからだな」

「それは、もったいない、僕の家に来てください」
「でも郊外だろ?」

「いえいえ、ミッドタウンの近くですよ」

「まじかよ、滞在していいならそうさせてくれ」

「いいよ、君ならね♡」

今一瞬悪寒がした。

空港につき
スチュアートについていく、すでに予約していたのか専用の車に乗りミッドタウンの家に向かった。

別荘っていってもなにこれ高級ホテルかよってくらいデカイ。
「ああ、そっちはシェアハウスなんだ、こっちだよ」
と右側に進むと
「1階から12階までが僕が所有している階だからどこの部屋でもいいから使ってね♡」

「んじゃスチュアートはどの階にするんだ?」
「ん? 僕はクロと同じ部屋だよ」
にこっと言ってきた、普通にこえぇよ。

「久々にってことか?」
「うん、もちろん、君が用事があるときは他のとこに行くし、あ! そうだ12階は部屋が2つあるんだ、そこにしようか」
俺の決定権はすでになく連れていかれた。

まぁ体で払うみたいにはなったがここなら動きやすい。

それぞれ別の部屋にし俺はさっそく準備を始めた。
まずはNY銀行に行って唐澤の口座があるかを調べなければいけない。

パソコンを開き調べる。

NY銀行のトップはアザラン・カーボンという男だ。

カーボンってたしか。
俺の手帳を調べると出てきた。
繋がりはやはり日向か。
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