クロネコ

枝浬菰文庫

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「///おっおっおっん///」

前のめりになりながらピストン運動に耐える。

時折涎が落ち絨毯を汚した。
「あぐっぐっん//」

「さきほど、部下から唐澤がNYにいることを確信づけの連絡がきました、そして何度かNY銀行に出入りしているそうです、また高額な取引を行うみたいで手っ取り早いのが唐澤の捕獲です、彼はすでに海外サーバーを利用しようとして高額なやり取りを行っています、我々警察として実行するのではなく、情報屋のクロネコが唐澤を指定した場所に連れていき確保という流れになります」

「なるほど、それなら令状なしでも問題ということか」
「はい、ですが拉致・監禁ということでこちらにも被害が及ぶ可能性もあります」

「そうすると君のお兄さんは大丈夫なのかい?」
「まぁただでは逃げられないでしょうね、でも我々日本の警察が干渉するよりは遥かに手っ取り早いことにはなりますので」

「そうか、俺は瀬谷に従う」
「アザランさんもよろしいですか?」

「ああ、かまわない、もしクロネコに何かあれば保釈金は我々が出そう」
「それは助かります、では動きましょう」

くらっと目の前で兄さんが倒れた。

「おっと」

部下が兄を支えた。

「どうしました?」
「高熱ですね」

「まったく肝心な時に」
「でもさすがに酷いんじゃないか?」
「勃起しながらいう言葉じゃないですよ」

「いや、だってエロいのが悪いよ」

「で、どうします? 当の本人がこれじゃぁ」
「いいえ、作戦は実行します」

「瀬谷ひどいな」

兄さんを車に乗せNYの夜の街を移動した。
「う…ん?」

「ああ、起きた兄さん?」
「うん、で、俺はなにをすればいいの?」

「瀬谷兄弟の悪いことをしようじゃないの」

「あーなるほど、わかった」

俺と皓は元々タッグを組んでいた。

暗殺者として。

生ぬるくするよりも素早くターゲットを刺殺したほうがいい。

だから
「んじゃ先に僕が行くね」
「OK」

唐澤が宿泊しているホテルに裏から潜り込んだ。

車で待機しながら皓の応答を待った。

皓がかく乱要員で俺が刺殺要員になる。

だが熱が思った以上に厄介だ。
立てるし歩けるがミスったらこっちがやられる。

車から降り草むらに隠れるが目の前が歪む。
……うっ。

木に手をつき息を潜めた。


『兄さん、こちら皓、ターゲットがホテルにいない』
『なに? 情報はあってたんじゃ!?』
キランと首にナイフがあてがわれた。

「師匠こんなところでどうしたんですか?」
「瑠衣……」

『……』

「別に俺はここで疲れた体を癒してただけだぜ」
「いいですよ、ウソつかなくて君の相方もすぐに捕まりますから」

「ほぉ」
瑠衣の後ろに唐澤が見えた。

おいおい、こりゃしっくたな……。

ガッと重い打撃が加わり
俺は気絶させられた。
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