学年1位と2位に囲まれて

凜乃

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顔をあげた先には…。

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楽しかったプログラムの授業が終わった頃だった。
(はじめてのプログラムの授業だったのに、なんでこんなにモヤモヤするんだ?)
隆は授業に関して、特に不快感も無かったのに、なぜこんなにモヤモヤしてるのかが分からなかった。
(何でこんなに…)
すると、隆はこんなことを思い出した。
(授業後半で誰かが俺に向けてじゃないかもしれないけど、でも誰かがクラスメイトに向かって何か言ってた気がするんだよな…。)
そう、あの時だった…。
「先生、とりあえず出来ました!」
これで、先生にチェックをもらい終わった時だった…。
(何て言っていたかは知らないけど、私語ひとつない静寂の中から微かに声が聞こえてた…。)
隆は誰なのか特定も出来ず悩んでいた。
これ以上悩んでもらちが明かないと思った隆は顔をあげると、そこには仁王立ちで立っている女が目の前にいた。
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