43 / 66
セカンドストーリー
十九章 触れる過去
しおりを挟む
アルベルトとメラルーシィとの関係を聞き、ルシフェルが女性が苦手になった理由を知った翌日。リリアーナは裏庭を散策していた。
「はぁ……本当にこの学園って敷地面積が広すぎる。……裏庭を端から端まで歩くのに休憩時間が終わっちゃいそうだよ」
「あれ、リリアだ。こんな所で何しているの?」
立ち止まり溜息を吐き出した途端、頭上から声が聞こえてそちらを見上げると、木の根に座り込みにこりと笑うリックの姿があり驚く。
「リックさん。そんな所で何をなさってますの」
「見ての通り昼寝だよ。よっと……」
彼女の問いかけに答えると勢いよく飛び降り綺麗に着地する。
「授業をまたさぼっておりましたの?」
「違う違う。ちゃんと授業には参加しているよ。だけど、今まで喧嘩に明け暮れていたでしょ。それで色んな奴等に目を付けられちゃっててね。急に僕が真面目になったものだから面白く感じていない輩がいてね。そいつ等の格好の餌食って訳。それで見つからないように木の上に隠れて昼寝するのが日課になったの」
リリアーナの言葉に首を振って小さく笑うと説明した。
「……僕の家は代々続く有名な企業の名家でね。昔からその看板を背負わされて生きてきた。フリード家に恥じぬ生き方をってさ。でもどうせ家を継ぐのは僕の兄だ。昔から比べられて生きてきた。兄にできてどうして僕にはできないんだってね。そうして周囲の重圧に耐えられなくなって反旗を起こしたのさ。正直に言うとバカバカしくなった。自分の人生このままでいいのかって考えた時、ただ親や周りの言いなりになる兄のようにはなりたくないって。それで、喧嘩もするし可愛い女の子にナンパもする。何時しか僕は問題児と呼ばれるようになっていた。それでもかまわないってずっと思っていた。親を困らせたくてやっていただだの子どもだったんだよ」
「……」
急に真面目な顔で自分の事を語り始めたリックの話を彼女は黙って聞く。
「だけど、リリアに出会ってようやく目が覚めた。このままではだめなんだって。自分が気になる事興味を持てることに全力で向き合い生きて行こうって気持ちになれた。真面目に生きて行こうって思えるようになったのは君のおかげなんだ。前に言いかけていえなかった言葉覚えてる?」
「前に……」
(何か言われたっけ?)
彼の言葉に思考を巡らせ考えると渡り廊下での出来事を思い出す。
「あの渡り廊下での時の事ですか」
「そう。あの時どうして君の両親の話が出るのかって聞かれた時の答え、今伝えてもいいかな」
思い出した言葉を伝えるとリックが真剣な表情で意志のこもった瞳をリリアーナへと向ける。
「は、はい」
(ものすごく真剣な眼差し……いったいリックは何が言いたいの)
彼の真剣さに身構えると唾を飲み込みその瞳を見詰め返した。
「リリア、僕は……君の事が好きだ。他の誰にも渡したくないって思えるほどに。だからちゃんと授業にも出るし、恥じない生き方をしていくって宣言する。僕が真っ当な生き方が出来るようになったら僕と――」
「リックさん?」
急に黙り込んでどうしたのだろうと思い見詰めると鋭い眼差しに変わった彼が後方を見ていることに気付く。
「よう、リック。こんな所に隠れていやがったとわな」
「また女にナンパか? くくっ。相変わらずだな」
「待て、彼女に危害を加えることは許さない。勝負ならちゃんと受けてやるから……リリア、ごめん。僕なりに決着をつけてくるから。この話の続きはまた今度ね」
背後からガラの悪そうな男子学生達がやって来る。親のすねかじりの貴族の子達であることはすぐに分かった。
リリアーナを品定めするように見つめる彼等へとリックがきつい言葉を投げかけた後、彼女に小さく謝り男子学生達と共にこの場を立ち去る。
(今の方達は横暴で有名な家の子達ですわね)
「リックあんな人達に目を付けられているのね。大丈夫かしら?」
心の中からもう一人の自分の声が聞こえてくると、リリアーナは心配そうに彼等が立ち去った方角を見詰めた。
(まぁ、リックさんなりに決着をつけるとおっしゃっていましたし大丈夫ではありませんこと)
「そうね。リックなら大丈夫よね」
リリアの言葉に彼女もふっと微笑むとリックを信じようという感じで納得する。
それから時間は経過していき放課後、いつものようにメラルーシィと読書会をして寮へと帰ろうとしていた時、フレアがやって来るのが見えて立ち止まった。
「あ、リリア。丁度良かった。貴女に話があったのよ」
「話ですか?」
王女も彼女に気付きにこりと笑い近寄ってくる。
「そんなに時間はとらせないから、ちょっとこっちに来て」
「は、はい……」
右手をひいて連れて行かれながら一体どんな話が飛び出してくるのだろうと考えてみるも何も思い浮かばず疑問符を浮かべた。
「……わたしね、ケイデェル王室の第一王女として生まれてきたでしょ。だから常に王女としての立ち振る舞いを求められて、息の詰まる毎日だったの。そんな時お城で行われたパーティーの席でメルとアルベルトと出会って、わたしの気まぐれに付き合ってもらった。少しの間でいいから王女ではない何者でもない「フレア」として生きてみたかったの。そうしたら思ってた以上に楽しくて、それで王女っていう肩書が邪魔に思えた。だからこの学園に通っている間は「王女様」って呼ばれたくなくて、皆と同じように扱ってもらいたくて。でも、先生達も周りの生徒達もやっぱり王家の人に礼をかくことはできないとかて頭の固い考えばかりで、そんな中でわたしを「わたし」として見てくれていたのはメルとアルベルトだけだった」
語り始めたフレアの言葉にリリアーナは王女として生まれてきた彼女の悩みに触れて驚く。
「何処に行っても王女としての肩書が外れない。だから王女って呼ばれることに嫌気がさしたの。リリアも初めて会った時わたしの事を「王女様」って呼んだでしょ。それで頭に来ちゃって怒鳴ったと思う。だけど、その後のリリアはずっとわたしの事を「王女様」としてでなく「フレア」として見てくれていたでしょ。わたし、それが嬉しくてようやくわたしの事を見てくれる人が現れたって。だから、リリアはわたしにとって特別な人なのよ。貴女がいたから周りの人達も今は王女としてではなく「フレア」として見てくれるようになったの」
「そんな……そんなこと御座いませんわ。ルシフェルさん達も生徒会の皆様も初めからフレア様の事を特別扱いなんかなさっておりませんでしたわ」
にこりと笑い言われた言葉に彼女は違うといって首を振る。
「リリアがそう思ってるならそれでもいいわ。兎に角、これからも王女としてではなく一人の女の子として貴女の側にいさせてね」
「ええ、勿論ですわ。フレア様は私にとって大切なお友達ですもの」
フレアの言葉にリリアーナは微笑み言い切った。
「……うん。そうね。大切なお友達以上になれるまでにはまだまだ時間がかかりそうだわ」
「え、何かおっしゃいましたか?」
「ふふ、何でもない。とにかくこれからもよろしく」
王女の言葉がよく聞き取れなくて不思議そうにする彼女にフレアが笑ってごまかす。
こうしてフレアの悩みを聞けて少しだけ距離が縮んだ午後の一時であった。
「はぁ……本当にこの学園って敷地面積が広すぎる。……裏庭を端から端まで歩くのに休憩時間が終わっちゃいそうだよ」
「あれ、リリアだ。こんな所で何しているの?」
立ち止まり溜息を吐き出した途端、頭上から声が聞こえてそちらを見上げると、木の根に座り込みにこりと笑うリックの姿があり驚く。
「リックさん。そんな所で何をなさってますの」
「見ての通り昼寝だよ。よっと……」
彼女の問いかけに答えると勢いよく飛び降り綺麗に着地する。
「授業をまたさぼっておりましたの?」
「違う違う。ちゃんと授業には参加しているよ。だけど、今まで喧嘩に明け暮れていたでしょ。それで色んな奴等に目を付けられちゃっててね。急に僕が真面目になったものだから面白く感じていない輩がいてね。そいつ等の格好の餌食って訳。それで見つからないように木の上に隠れて昼寝するのが日課になったの」
リリアーナの言葉に首を振って小さく笑うと説明した。
「……僕の家は代々続く有名な企業の名家でね。昔からその看板を背負わされて生きてきた。フリード家に恥じぬ生き方をってさ。でもどうせ家を継ぐのは僕の兄だ。昔から比べられて生きてきた。兄にできてどうして僕にはできないんだってね。そうして周囲の重圧に耐えられなくなって反旗を起こしたのさ。正直に言うとバカバカしくなった。自分の人生このままでいいのかって考えた時、ただ親や周りの言いなりになる兄のようにはなりたくないって。それで、喧嘩もするし可愛い女の子にナンパもする。何時しか僕は問題児と呼ばれるようになっていた。それでもかまわないってずっと思っていた。親を困らせたくてやっていただだの子どもだったんだよ」
「……」
急に真面目な顔で自分の事を語り始めたリックの話を彼女は黙って聞く。
「だけど、リリアに出会ってようやく目が覚めた。このままではだめなんだって。自分が気になる事興味を持てることに全力で向き合い生きて行こうって気持ちになれた。真面目に生きて行こうって思えるようになったのは君のおかげなんだ。前に言いかけていえなかった言葉覚えてる?」
「前に……」
(何か言われたっけ?)
彼の言葉に思考を巡らせ考えると渡り廊下での出来事を思い出す。
「あの渡り廊下での時の事ですか」
「そう。あの時どうして君の両親の話が出るのかって聞かれた時の答え、今伝えてもいいかな」
思い出した言葉を伝えるとリックが真剣な表情で意志のこもった瞳をリリアーナへと向ける。
「は、はい」
(ものすごく真剣な眼差し……いったいリックは何が言いたいの)
彼の真剣さに身構えると唾を飲み込みその瞳を見詰め返した。
「リリア、僕は……君の事が好きだ。他の誰にも渡したくないって思えるほどに。だからちゃんと授業にも出るし、恥じない生き方をしていくって宣言する。僕が真っ当な生き方が出来るようになったら僕と――」
「リックさん?」
急に黙り込んでどうしたのだろうと思い見詰めると鋭い眼差しに変わった彼が後方を見ていることに気付く。
「よう、リック。こんな所に隠れていやがったとわな」
「また女にナンパか? くくっ。相変わらずだな」
「待て、彼女に危害を加えることは許さない。勝負ならちゃんと受けてやるから……リリア、ごめん。僕なりに決着をつけてくるから。この話の続きはまた今度ね」
背後からガラの悪そうな男子学生達がやって来る。親のすねかじりの貴族の子達であることはすぐに分かった。
リリアーナを品定めするように見つめる彼等へとリックがきつい言葉を投げかけた後、彼女に小さく謝り男子学生達と共にこの場を立ち去る。
(今の方達は横暴で有名な家の子達ですわね)
「リックあんな人達に目を付けられているのね。大丈夫かしら?」
心の中からもう一人の自分の声が聞こえてくると、リリアーナは心配そうに彼等が立ち去った方角を見詰めた。
(まぁ、リックさんなりに決着をつけるとおっしゃっていましたし大丈夫ではありませんこと)
「そうね。リックなら大丈夫よね」
リリアの言葉に彼女もふっと微笑むとリックを信じようという感じで納得する。
それから時間は経過していき放課後、いつものようにメラルーシィと読書会をして寮へと帰ろうとしていた時、フレアがやって来るのが見えて立ち止まった。
「あ、リリア。丁度良かった。貴女に話があったのよ」
「話ですか?」
王女も彼女に気付きにこりと笑い近寄ってくる。
「そんなに時間はとらせないから、ちょっとこっちに来て」
「は、はい……」
右手をひいて連れて行かれながら一体どんな話が飛び出してくるのだろうと考えてみるも何も思い浮かばず疑問符を浮かべた。
「……わたしね、ケイデェル王室の第一王女として生まれてきたでしょ。だから常に王女としての立ち振る舞いを求められて、息の詰まる毎日だったの。そんな時お城で行われたパーティーの席でメルとアルベルトと出会って、わたしの気まぐれに付き合ってもらった。少しの間でいいから王女ではない何者でもない「フレア」として生きてみたかったの。そうしたら思ってた以上に楽しくて、それで王女っていう肩書が邪魔に思えた。だからこの学園に通っている間は「王女様」って呼ばれたくなくて、皆と同じように扱ってもらいたくて。でも、先生達も周りの生徒達もやっぱり王家の人に礼をかくことはできないとかて頭の固い考えばかりで、そんな中でわたしを「わたし」として見てくれていたのはメルとアルベルトだけだった」
語り始めたフレアの言葉にリリアーナは王女として生まれてきた彼女の悩みに触れて驚く。
「何処に行っても王女としての肩書が外れない。だから王女って呼ばれることに嫌気がさしたの。リリアも初めて会った時わたしの事を「王女様」って呼んだでしょ。それで頭に来ちゃって怒鳴ったと思う。だけど、その後のリリアはずっとわたしの事を「王女様」としてでなく「フレア」として見てくれていたでしょ。わたし、それが嬉しくてようやくわたしの事を見てくれる人が現れたって。だから、リリアはわたしにとって特別な人なのよ。貴女がいたから周りの人達も今は王女としてではなく「フレア」として見てくれるようになったの」
「そんな……そんなこと御座いませんわ。ルシフェルさん達も生徒会の皆様も初めからフレア様の事を特別扱いなんかなさっておりませんでしたわ」
にこりと笑い言われた言葉に彼女は違うといって首を振る。
「リリアがそう思ってるならそれでもいいわ。兎に角、これからも王女としてではなく一人の女の子として貴女の側にいさせてね」
「ええ、勿論ですわ。フレア様は私にとって大切なお友達ですもの」
フレアの言葉にリリアーナは微笑み言い切った。
「……うん。そうね。大切なお友達以上になれるまでにはまだまだ時間がかかりそうだわ」
「え、何かおっしゃいましたか?」
「ふふ、何でもない。とにかくこれからもよろしく」
王女の言葉がよく聞き取れなくて不思議そうにする彼女にフレアが笑ってごまかす。
こうしてフレアの悩みを聞けて少しだけ距離が縮んだ午後の一時であった。
0
あなたにおすすめの小説
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
転生したら、伯爵家の嫡子で勝ち組!だけど脳内に神様ぽいのが囁いて、色々依頼する。これって異世界ブラック企業?それとも社畜?誰か助けて
ゆうた
ファンタジー
森の国編 ヴェルトゥール王国戦記
大学2年生の誠一は、大学生活をまったりと過ごしていた。
それが何の因果か、異世界に突然、転生してしまった。
生まれも育ちも恵まれた環境の伯爵家の嫡男に転生したから、
まったりのんびりライフを楽しもうとしていた。
しかし、なぜか脳に直接、神様ぽいのから、四六時中、依頼がくる。
無視すると、身体中がキリキリと痛むし、うるさいしで、依頼をこなす。
これって異世界ブラック企業?神様の社畜的な感じ?
依頼をこなしてると、いつの間か英雄扱いで、
いろんな所から依頼がひっきりなし舞い込む。
誰かこの悪循環、何とかして!
まったりどころか、ヘロヘロな毎日!誰か助けて
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
気づいたら美少女ゲーの悪役令息に転生していたのでサブヒロインを救うのに人生を賭けることにした
高坂ナツキ
ファンタジー
衝撃を受けた途端、俺は美少女ゲームの中ボス悪役令息に転生していた!?
これは、自分が制作にかかわっていた美少女ゲームの中ボス悪役令息に転生した主人公が、報われないサブヒロインを救うために人生を賭ける話。
日常あり、恋愛あり、ダンジョンあり、戦闘あり、料理ありの何でもありの話となっています。
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
悪役顔のモブに転生しました。特に影響が無いようなので好きに生きます
竹桜
ファンタジー
ある部屋の中で男が画面に向かいながら、ゲームをしていた。
そのゲームは主人公の勇者が魔王を倒し、ヒロインと結ばれるというものだ。
そして、ヒロインは4人いる。
ヒロイン達は聖女、剣士、武闘家、魔法使いだ。
エンドのルートしては六種類ある。
バットエンドを抜かすと、ハッピーエンドが五種類あり、ハッピーエンドの四種類、ヒロインの中の誰か1人と結ばれる。
残りのハッピーエンドはハーレムエンドである。
大好きなゲームの十回目のエンディングを迎えた主人公はお腹が空いたので、ご飯を食べようと思い、台所に行こうとして、足を滑らせ、頭を強く打ってしまった。
そして、主人公は不幸にも死んでしまった。
次に、主人公が目覚めると大好きなゲームの中に転生していた。
だが、主人公はゲームの中で名前しか出てこない悪役顔のモブに転生してしまった。
主人公は大好きなゲームの中に転生したことを心の底から喜んだ。
そして、折角転生したから、この世界を好きに生きようと考えた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる