冒険者達に淫愛あれ

シュンコウ

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ルア編

VS邪教徒 二

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 気がつけば、ルアの両膝は床についていた。
 手足ががくがくと震える。思ったように力が入らない。
 異変に歯を食いしばるルアを、老人達が数人がかりで祭壇の上へと引っ張り上げる。仰向けに倒されたルアの顎を、たった一人だけ金の縁取りが施されたローブをまとった老人が無作為に掴んだ。


「ほほう! これはまた別嬪なネズミじゃ!」


 ルアの顔を品定めする、深く被ったフードから覗いた目。
 にたりと細められた眼差しは、気色の悪い色に濡れている。


「教祖様、どうしますかのう?」


 腕を取り押さえた男が問う。


「決まっておろう」

「っ!」


 顎から離れた手が、乱暴にルアの衣類を剥がし取った。雑に落とされ、散らかったそれらがぱさ、と衣擦れの音を立てる。


「これは我らが神が信心深き我々に遣わせてくださった贄じゃ。たっぷりともてなして、神の恩恵を受け取らねば」





「は、あ、やめ、やめろ……っ!」


 老人達の所業は、年老いているとは思えないほど速かった。
 伸びた複数の腕によって衣類をすべて剥かれ、さらされた素肌。その上からぎっちりと食いこみ、逃げられないよう、そして抵抗できないように戒める赤い紐。
 手首を一纏めにし、両足を大きく開け広げた状態で肢体を絡め取った頑丈な紐は、祭壇の上部から吊り下がるフックへとかけられた。
 哀れにも人間に捕らえられ、火に炙られる獲物のようだ。辛うじて臀部が台に乗っているが、全体重を支えるにはあまりにも不安定な格好である。
 紐を外そうと足掻くが、ギシギシと軋んだ音を立てるのみだった。暴れる振動で、吊られた全身がゆらゆらと前後する。
 ニタニタといやらしく笑んだ老人達が群がる。


「んんぅっ!」


 枯れ枝のように細くてかさついた指が、顔を掴んだ。向きを固定され、すぐに唇を重ねられる。
 粘ついた唾液をまとった舌がぬるりと上下の唇を舐め上げてきた。
 嫌だ。咄嗟に固く閉ざすも、別の個所から上がってきた刺激に緩んで侵入を許してしまう。
 ちゅくちゅく、くちゅ、ちゅる。
 舌を取られ、絡められ、吸われるのが気持ち悪い。顔を上向かされたせいで、互いのものが混ざった唾液が喉に流れこんでいく。
 別の老人二人が、胸元に舌を這わせている。
 ねっとりと肌を濡らすぬめりとした表面が辿り着いたのは胸の粒だ。外気にさらされてツンと立った左右のそれに、ぢゅう、と食らいつく。
 赤子よりも強い吸いつきだ。ちりちりとした刺激が胸の周囲に走る。弾力のある食感を確かめるようにころころと舌先で転がし、かと思えば顎の力が衰えた歯で噛んできた。


「ぃんっ!?」


 ペニスが生暖かく濡れた触感に包まれ、同時に胸のそれを凌駕する快感がルアの全身に駆け巡った。
 唯一動かせる目線だけを下ろせば、教祖と呼ばれた老人がルアのペニスを咥えこんでいる。
 しわを寄せ、ねちっこく性器を味わう姿は視覚的興奮よりも嫌悪を覚えた。
『淫呪』のせいでよく男に襲われるようになってしまったルアであるが、そもそもの性対象は変わらない。同性ではなく異性である。
 しかし男の体というものは単純かつ厄介なもので、性的快感には正直だ。いくら嫌悪対象に愛撫を加えられたとしても、それがペニスといった神経を剥き出しにしている場所であれば否が応でも反応を示し、なすがままに享受してしまう。
 瞬く間にむくむくとそそり勃ち、耐え性なく先走りさえこぼし始めたそれを、舌がねちょりと拭い取った。足りないとばかりに双つの球をくにくにと揉まれ、射精を促される。


「んんん……っ、ん、ぅぅっ」


 老人達の一方的な淫行が引き金となって、下腹部に刻まれた『淫呪』が赤く色づき始めた。
 最悪だ。目覚めた刻印は、腹の奥底からちりちりと焦げつくようなむず痒さを引きずり出し、全身に広める。
 甘ったるく退廃的な匂いが香に混ざり始めた。出所は、触れられていない固く閉ざされた後孔だ。


「おお、まるで女子のようじゃのう。男を求めて自ら濡れるとは、なんとはしたない贄か」


 ぽた、と垂れたそれを目ざとく捉え、一度性器から口を離した教祖が舌舐めずりをした。
 球を弄っていた指が動く。触れたのは、雫をこぼす場所だ。


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