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ルア編
VS邪教徒 四
しおりを挟む御神体は木製で、男根のような形を持っていた。
太く反り返ったそれを奥深くに銜えこまされて、ルアの体が歓喜に震える。この感触を、待っていた!
しかし淫靡な熱に炙られる体は、すぐに違和感を拾い上げた。生身のペニスとは違い、弾力性がなく、温かみもなく、なにより種を解き放とうとする孔がない。
違う。ぎゅうぎゅうと強く食い締めておきながら、違う違うと騒ぎ出す。
欲しいのは紛い物じゃない。生きた体に繋がった、血の通った肉が欲しい。
「──贄の奥深くに突き立てながら、神の恩恵を享受せよ。神の贄の種液に宿るは命の神秘。神は我らと共にあり!」
「神は我らと共にあり」
高らかに言い放った教祖の言葉を復唱する、複数のしわがれた声。
「贄の前に並び、順番を待て」
「贄の性器を咥えよ」
生の肉棒を欲しがるルアの前に、誘導された教徒達が速やかに列をなした。先頭を任された教徒が、涙をこぼすルアの性器を躊躇なく口に含む。
「うあっ!」
生温かい濡れた粘膜が再びペニスを包みこんだ。ビクッ、ルアの体が跳ねる。ぎゅうっと孔が御神体を噛み締めた。
ぴちゃ、ぴちゃ、じゅぶ、じゅる。教徒の舌がゆっくりと舐め回す。先走りをすするために時折強く吸いつける。
加えて御神体を掴み、強い締めつけの中を強引に出し挿れされては堪らなかった。『淫呪』によって淫らと化した体は生の肉棒を渇望しておきながら、粘膜を無造作にかき回す無機物の動きに簡単に屈服したのだ。
「あ、ひぃっ、は……っあああ!」
ゴリ、グリッ。抜かれようとするのを引き留め、きつく狭まる襞をググッと割り開かれる。
御神体の一角がしこりをかすめた。それだけでビリビリと痺れるような快感が全身を駆け巡る。
目がちかちかする。荒い呼吸を吐いたルアは、呆気なく教徒の口の中に精を放っていた。
ゴク、粘り気が薄れたそれを飲みこんでから教徒の口が離れる。ゆるゆると腹の中を出挿りしていた御神体は、再び奥深くへ突き戻された。
ぱたた。孔から分泌された甘い体液が御神体と媚肉の隙間から滴り落ちる。ルアの体の下には深みのある受け皿が置かれていて、一滴余さず体液を受け止めた。
精液を飲んだ者は去り、次の者が性器を咥える。ぐちょぐちょと御神体で中をかき混ぜ、口に出された精液を飲んではまた次の者へと入れ替わった。
「……っぁはあ、や、めぇ……ちんこ、とけ……ア!」
それは際限が見えない卑猥な拷問だった。
何度も出しすぎて水のように限りなく薄くなっていく精液を、無理矢理放出させられる。
ぬめっているとはいえ、何度も舌の表面で擦られたせいで、唾液や先走りが付着するだけでもペニスがじんじんと痛痒い。
製造が追いつかず、精液の出が悪くなってくると、苛立ってペニスを噛んでくる者までいた。敏感な部分への強すぎる刺激。しかしそれでも体は絶頂に相応しい快感と見做して悦に浸った。
「ぁひ、もう、やぁ! ちんこ、ちんこ、ほし、ィ! なかだし、された、……ぁああンッ」
教徒は皆、強い快感を期待してうごめくルアの中を御神体で弄んだ。人によって変わる動きは、どこまでも飢餓感を煽る。数えきれない射精によって悦楽に染まった意識は生臭いペニスを求め続ける。自覚しないままに、何度も口に出して懇願した。
しかし教徒達は皆年老いた老人である。若い頃のようには勃たない。どれだけ強請られようと応じられないし、応じるほどの性欲もないのだ。
無機物とは真逆の、生きた肉棒を欲して孔はどこまでも濡れた。器の中は溢れんばかりの体液で満たされて、甘露のごとき甘い香りを漂わせる。
紐で吊るされ、ゆらゆらと揺れて数時間。全身を支配する熱に浮かされて感覚があやふやとなっているルアは気づいていなかった。
射精するたびに全身が重く、酷く疲れていく事に。精液を舐めすすった老人達がほんの少し若返る事に。
そしてそれらが、孔を占領する御神体にかけられた魔法──生命力を精液に乗せて放出させ、それを飲んだ者に分け与える──による効果だという事に。
「ぁあ、あ、あ、…………ッ!」
新しい教徒の唾液に濡れた口がペニスをねっとりと覆う薄ぼんやりとした感触を最後に、限界を迎えたルアはゆっくりと目を閉ざした。
意識を手放してもなお浅ましく御神体をしゃぶる孔から垂れた体液が、器に波紋を広げて端から中身をわずかにこぼれさせた。
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