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キオン編
鋭い針には、 六
しおりを挟むは、は、と圧迫感からくる息苦しさに短い呼吸を繰り返しながら、キオンはおずおずと腰を前に、男の股間にすり寄るように動かした。瞬間、男もまた強く腰を突き出す。ズパンッ!
「ィッ、~~~~ァァアッッッ!」
股間と股間がぶつかりあい、張りのある乾いた音を立てたが、それどころではなかった。
キオンを襲う、強い電流を流されたような刺激。太く段がある部分が、男たちの精液に浸りきり、コツコツと絶え間ない突撃にさらされてもなお固く閉ざしきっていた最奥の扉を突き破ったのだ。初めての貫通ではないとはいえ、その衝撃は凄まじかった。
見開いた目は焦点が定まらず、はくはくと唇が喘ぐように開閉する。のけ反った背中と喉。四肢はピンと伸び、痙攣が止まらなかった。
「キ、ツ……」
ペニスを喰いちぎる勢いで強く締めつける胎に男は歯を食いしばり、ゆっくりと腰を引いた。
「あ……、あうッッ」
奥に先端を潜らせたペニスが引き戻される。踏み入った時と同様に狭すぎる窄まりを強引に押し広げられて、キオンは悲鳴を上げた。
開いた穴に向かい、溜まっていた精液がねっとりと流れ出す。その感触にぞわりと鳥肌を立てたのも束の間。
ドチュンッ!
「アア──~~ッ!」
再び男が逸物を奥深くへ埋めこんだ。二回目だからだろう、先よりもスムーズに、より深く。
怒涛のピストンが始まる。先ほどまでの男たちの動きが手加減を加えられていたのだとわかるくらいに激しかった。甘く蕩ける交わりとはまったく違う、息もつかせない灼熱の地獄。
太い胴回りがしこりを巻きこみながら精液塗れの襞をズルズル擦り上げる。先端は何度も何度も窄まりを通過し、抽挿と同時に中に溜めこまれていた白濁を最奥へと押しこんだ。間を置かず何度も通ったせいだろう、やがて最奥への扉は壊れたように開きっぱなしになってしまう。
「ァァアッ! はげしッはげしいよおッ! やらッやらッ、こわれッ! おしり、こわれッちゃう……ッ、~~ァ!!」
涙をこぼし、絶叫に近い悲鳴を上げながらキオンは身も世もなく叫んだ。男に一突きされるたび、強烈な快感が直接脳を叩いている。男と比べればかわいらしいペニスは何度も達し、しょろしょろと潮のような透明な体液を垂れ流すばかりだ。
胸からも溢れんばかりに母乳がはじけている。男たちが代わる代わる粒に吸いつき、喉を鳴らして飲み干そうとするが、唇が離れた次の瞬間には飛沫を上げるほどだった。
「そろそろ、種づけしてやるッ」
ドクン、脈打った男のペニスがより太さを増した。先端を残し、引き抜いたかと思えば一息に根元まで挿し戻す。
「~~~~────…………ッ」
今度は逸物をズッポリとハメこんだままゆっさゆっさと揺さぶられた。暮れゆく空を目に映しながら、キオンもまた無意識に震える足を男の腰に添え、自ら尻を揺らめかせる。
イく、イく、イく。短い単語だけが脳内を占める。赤子のようにぢゅうぢゅうと胸を吸う男たちの頭を抱きこみながら、意識がはじけ飛ぶその瞬間を待つ。
「これは一体、何事だ?」
──激しい淫蕩と恍惚感にグズグズと溶けきった意識に氷水を差したのは、この場にそぐわない冷たい声だった。
知らない声ではない。その逆。かつては憧れて、今も憧れて、ベッドの上では幸せをもたらしてくれる甘やかな声。
「ヒ……ヒメロス、さん……」
彼の名を口にしたのは果たして誰だったか。
卑猥な雰囲気が一転、寒気さえ覚える沈黙と静寂に包まれた露天風呂に、恐怖すら覚えるほどの真顔で立つ冒険者ギルドエースの姿があった。
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