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10話・秘密の授業
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翌日、三度目の授業 ——。
アシュリーはさらに懸命に書き取りを一時間。集中してこなした。その様子をアーネスト先生も満足そうに見ている。
「できました」
「うん、よくできたな。完璧だ」
アシュリーはぱっと顔を明るくして先生の顔を見る。
「先生……!」
アーネスト先生はアシュリーの視線が自分のくちびるに向けられているのを感じた。
「うん……?」
「ご褒美……」
クスッ。—— ゲンキンなやつだ。
「何がほしい?」
「くちびるをつけてもいいですか?」
「……キスがしたいのか?」
「キス……? えっと、くちびるとくちびるを…」
「ああ。おいで」
アシュリーは立ち上がり、スツールに腰掛けている先生に近づいた。
上半身を少しかがめて、両手を先生の耳の後ろに回してみる。
ドキ、ドキ、ドキ、ドキ……
アーネスト先生のくちびるは少し薄くて…少し目を上げると彫刻のような高い鼻がある。そして……
パチっと目があった。
鋭いアイスブルーの瞳がアシュリーを見ている。咎めているわけではないと思う。でも、アシュリーの様子を注意深く伺っている。アシュリーは、かぁっと顔が赤くなるのを感じた。
「み、見ないで……」
そういうと先生は、無言で目を閉じた。
アシュリーはそっとくちびるを寄せた。
なんだか、ひんやりしてる……アシュリーはそのくちびるに自分の熱を移すように何度も押し当てた。
(はぁ……やっぱりくちびる気持ちいい……。キス……これがキス……)
アーネスト先生は目を閉じたまま、動かずにじっとしている。アシュリーは熱心に先生のくちびるを食みはじめた。だが、次第にアシュリーの体がほてってきて足元がおぼつかなくなりふらついてしまった、するとアーネスト先生がその腰を受け止め、自分の膝に座らせた。
気を良くしたアシュリーは先生の首に腕を回し、さらに熱心にくちびるとくちびるを押し当てた。
はぁ……はぁ……
くちびるからの快感で腰のところがゾクゾクする。そこに先生の手がしっかりと回っていて、布越しなのにくちびると同じくらい気持ちいい。もっと、ぎゅっとしてほしい……さわってほしい……
「どうした?」
「ぎゅってしてください……」
「ご褒美はひとつずつだ」先生はそう言ってふっと笑った。
「いじわる……」
だったら、とアシュリーはさらにくちびるを堪能する。
ちゅっ、ちゅっ、ちゅうっ……
「先生……くちびるが一番気持ちいい……。くちびるってどうしてこんなに気持ちいいんでしょうか……。」
アシュリーが少しくちびるを浮かして言う。手のひらや顔に触れるのも気持ちいいけど……アシュリーは人間になってからくちびるの快感のとりこだ。
「そうだな……。くちびるは触れて気持ちいい場所のひとつだろうな」
先生は少し片眉を上げて、肯定する。
「……!」
「ん?どうして驚く? 気持ちいいところはもっとたくさんある」
「先生……教えて……」
アシュリーが熱に浮かされたように言う。
「そうだな……一時間延長授業をするか?」
唖然としたアシュリーの顔を見て、先生はクックッと喉の奥で笑った。
「また、明日。アシュリー。この授業でのことは誰にも話してはいけない。いいね」
次の日、四度目の授業 ——。
「あっ……んっ……」
アシュリーは机で書き取りをしていた。アーネスト先生はスツールをアシュリーの座る椅子の近くにピッタリと寄せ、アシュリーの耳を食んでいる。もう片方の耳は肩から回した手で優しく撫でられていた。
「アシュリー、手が止まっているぞ」
「あぅ、先生……やめないで……」
アシュリーが震える手で単語の書き取りを始めると、また耳を責め始めた。
ぴちゃっ……ぴちゃっ……
卑猥な音を立てて耳の中をなめられると、ゾクゾクと快感が走ってつい、手を止めてしまう。アーネスト先生は目ざとくそれを見つけて愛撫をやめてしまうので、アシュリーは必死になった。
「耳は好きか……?」
耳元で囁かれると、足の根元の中心からじわっと何かが溢れる感じがした。
「はぁ……っ」
こくこくとアシュリーがうなずく。
授業より先にご褒美を欲しがる、アシュリーのわがままをそらすための苦肉の策だったが、アーネスト先生は存外この授業を楽しんでしまっている。
「さあ、ニページ目だ」
そう言うと、アシュリーの長い髪をめくり、白いうなじに口づけた。
「あっ……あん……」
「シッ」先生は口元に人差し指を当てる。「声は我慢だ」
アシュリーはまたうなずいて書き取りをはじめる。
でも、うなじにキスされたり舌を這わされたりすると、どんどん奥から何かが溢れてきて足元をムズムズとすり合わせてしまう。先生はそれをちらりと見たが、執拗にうなじだけを責めていた。
息も絶え絶えになりながら二ページ目を終えると、今日の予定は終了だ。
「よし、よくできたな」
文字は震えていたが、アーネスト先生はそう褒めてくれる。
アシュリーはたまらず先生の膝にまたがり、首に腕を回した。
「ご褒美ください……」
先生は呆れたように笑った。「はっ、欲張りな生徒だ」
ちゅっ、ちゅっ、ちゅうっ……
今回はアシュリーが一方的にくちびるを押し当てるだけじゃなく、先生も答えてくれる。 さっきまで執拗に責めていたうなじを抑えられ、ちゅっちゅっとくちびるを吸われると、アシュリーは気持ちよすぎて体が震えてしまった。
(もっと、欲しい……)
必死に先生のくちびるにすがりつくと、くいっと親指であごを離される。
「やだ……まだ、もっと……」
先生は優しい声で言う。
「アシュリー、口を開けて。舌を出して」
言われたとおりに舌を突き出すと、ペロッと舐められた。
「……!!!!」
「そのまま……」
ペロリ、ペロリと舌と舌を交わらせるように絡めたあと、驚くアシュリーの頭をしっかり固定し、アーネスト先生はアシュリーの口の中に自分の舌を差し込んだ。
「んんっ」
アシュリーの全身に甘い痺れが走る。
先生はそのまま舌を絡ませたり、吸い上げたりしながらアシュリーの口の中を堪能している。
じゅっ、ちうぅっ、じゅるっ
耳を両手で塞がれると、舌が絡まる音が頭の中で響き渡った。
「んっ……んっ……んん……っ!」
アシュリーは呼吸の仕方がわからず苦しくなり、先生の背中をバンバンと叩いた。
「ぷはぁっ……!!」
先生が腕を緩めてくれたのではぁはぁと息を吸い込む。アーネスト先生は少し驚いたような顔をしていた。
「少しやりすぎてしまったな」
そう言って苦笑すると「また、明日。アシュリー」と帰っていった。
アシュリーはさらに懸命に書き取りを一時間。集中してこなした。その様子をアーネスト先生も満足そうに見ている。
「できました」
「うん、よくできたな。完璧だ」
アシュリーはぱっと顔を明るくして先生の顔を見る。
「先生……!」
アーネスト先生はアシュリーの視線が自分のくちびるに向けられているのを感じた。
「うん……?」
「ご褒美……」
クスッ。—— ゲンキンなやつだ。
「何がほしい?」
「くちびるをつけてもいいですか?」
「……キスがしたいのか?」
「キス……? えっと、くちびるとくちびるを…」
「ああ。おいで」
アシュリーは立ち上がり、スツールに腰掛けている先生に近づいた。
上半身を少しかがめて、両手を先生の耳の後ろに回してみる。
ドキ、ドキ、ドキ、ドキ……
アーネスト先生のくちびるは少し薄くて…少し目を上げると彫刻のような高い鼻がある。そして……
パチっと目があった。
鋭いアイスブルーの瞳がアシュリーを見ている。咎めているわけではないと思う。でも、アシュリーの様子を注意深く伺っている。アシュリーは、かぁっと顔が赤くなるのを感じた。
「み、見ないで……」
そういうと先生は、無言で目を閉じた。
アシュリーはそっとくちびるを寄せた。
なんだか、ひんやりしてる……アシュリーはそのくちびるに自分の熱を移すように何度も押し当てた。
(はぁ……やっぱりくちびる気持ちいい……。キス……これがキス……)
アーネスト先生は目を閉じたまま、動かずにじっとしている。アシュリーは熱心に先生のくちびるを食みはじめた。だが、次第にアシュリーの体がほてってきて足元がおぼつかなくなりふらついてしまった、するとアーネスト先生がその腰を受け止め、自分の膝に座らせた。
気を良くしたアシュリーは先生の首に腕を回し、さらに熱心にくちびるとくちびるを押し当てた。
はぁ……はぁ……
くちびるからの快感で腰のところがゾクゾクする。そこに先生の手がしっかりと回っていて、布越しなのにくちびると同じくらい気持ちいい。もっと、ぎゅっとしてほしい……さわってほしい……
「どうした?」
「ぎゅってしてください……」
「ご褒美はひとつずつだ」先生はそう言ってふっと笑った。
「いじわる……」
だったら、とアシュリーはさらにくちびるを堪能する。
ちゅっ、ちゅっ、ちゅうっ……
「先生……くちびるが一番気持ちいい……。くちびるってどうしてこんなに気持ちいいんでしょうか……。」
アシュリーが少しくちびるを浮かして言う。手のひらや顔に触れるのも気持ちいいけど……アシュリーは人間になってからくちびるの快感のとりこだ。
「そうだな……。くちびるは触れて気持ちいい場所のひとつだろうな」
先生は少し片眉を上げて、肯定する。
「……!」
「ん?どうして驚く? 気持ちいいところはもっとたくさんある」
「先生……教えて……」
アシュリーが熱に浮かされたように言う。
「そうだな……一時間延長授業をするか?」
唖然としたアシュリーの顔を見て、先生はクックッと喉の奥で笑った。
「また、明日。アシュリー。この授業でのことは誰にも話してはいけない。いいね」
次の日、四度目の授業 ——。
「あっ……んっ……」
アシュリーは机で書き取りをしていた。アーネスト先生はスツールをアシュリーの座る椅子の近くにピッタリと寄せ、アシュリーの耳を食んでいる。もう片方の耳は肩から回した手で優しく撫でられていた。
「アシュリー、手が止まっているぞ」
「あぅ、先生……やめないで……」
アシュリーが震える手で単語の書き取りを始めると、また耳を責め始めた。
ぴちゃっ……ぴちゃっ……
卑猥な音を立てて耳の中をなめられると、ゾクゾクと快感が走ってつい、手を止めてしまう。アーネスト先生は目ざとくそれを見つけて愛撫をやめてしまうので、アシュリーは必死になった。
「耳は好きか……?」
耳元で囁かれると、足の根元の中心からじわっと何かが溢れる感じがした。
「はぁ……っ」
こくこくとアシュリーがうなずく。
授業より先にご褒美を欲しがる、アシュリーのわがままをそらすための苦肉の策だったが、アーネスト先生は存外この授業を楽しんでしまっている。
「さあ、ニページ目だ」
そう言うと、アシュリーの長い髪をめくり、白いうなじに口づけた。
「あっ……あん……」
「シッ」先生は口元に人差し指を当てる。「声は我慢だ」
アシュリーはまたうなずいて書き取りをはじめる。
でも、うなじにキスされたり舌を這わされたりすると、どんどん奥から何かが溢れてきて足元をムズムズとすり合わせてしまう。先生はそれをちらりと見たが、執拗にうなじだけを責めていた。
息も絶え絶えになりながら二ページ目を終えると、今日の予定は終了だ。
「よし、よくできたな」
文字は震えていたが、アーネスト先生はそう褒めてくれる。
アシュリーはたまらず先生の膝にまたがり、首に腕を回した。
「ご褒美ください……」
先生は呆れたように笑った。「はっ、欲張りな生徒だ」
ちゅっ、ちゅっ、ちゅうっ……
今回はアシュリーが一方的にくちびるを押し当てるだけじゃなく、先生も答えてくれる。 さっきまで執拗に責めていたうなじを抑えられ、ちゅっちゅっとくちびるを吸われると、アシュリーは気持ちよすぎて体が震えてしまった。
(もっと、欲しい……)
必死に先生のくちびるにすがりつくと、くいっと親指であごを離される。
「やだ……まだ、もっと……」
先生は優しい声で言う。
「アシュリー、口を開けて。舌を出して」
言われたとおりに舌を突き出すと、ペロッと舐められた。
「……!!!!」
「そのまま……」
ペロリ、ペロリと舌と舌を交わらせるように絡めたあと、驚くアシュリーの頭をしっかり固定し、アーネスト先生はアシュリーの口の中に自分の舌を差し込んだ。
「んんっ」
アシュリーの全身に甘い痺れが走る。
先生はそのまま舌を絡ませたり、吸い上げたりしながらアシュリーの口の中を堪能している。
じゅっ、ちうぅっ、じゅるっ
耳を両手で塞がれると、舌が絡まる音が頭の中で響き渡った。
「んっ……んっ……んん……っ!」
アシュリーは呼吸の仕方がわからず苦しくなり、先生の背中をバンバンと叩いた。
「ぷはぁっ……!!」
先生が腕を緩めてくれたのではぁはぁと息を吸い込む。アーネスト先生は少し驚いたような顔をしていた。
「少しやりすぎてしまったな」
そう言って苦笑すると「また、明日。アシュリー」と帰っていった。
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