センシティブなフェアリーの愛♡協奏曲《ラブコンツェルト》

夏愛 眠

文字の大きさ
43 / 49

42話・寝たくない

しおりを挟む
 その日の夜、アシュリーはグレンの部屋のベッドでひとりで横になっていた。

 王都に持っていく仕事の資料をひとつ片付けていきたいと、グレンが書斎にこもっていたのだ。



(グレン、まだかなぁ)



 今朝から、フューシャに会ったり、先生と机の上で愛しあったり、精神的にも体力的にも少し疲労していたアシュリーはウトウトとまどろんでしまう。



(早く朝の続きして欲しい……)



 自分の足の間に手を伸ばし、触ってみる。



(グレン……グレン……)



 そうしているうちにアシュリーは眠りこんでしまった。





 ——ふと、背中にぬくもりを感じて目が覚めた。いつのまにか部屋の灯りは消されてうす暗い。



 すぅ、すぅ、と規則正しい寝息が背後から聞こえてきて、振り返ろうと身じろぎすると、ぎゅうと抱きこまれる。



「ん……?」

「あ、グレン……?」

「……アシュリー……待たせてごめんね」



 グレンはそう言うとまた寝息をたて始める。



(そんなぁ……)



「ねぇ、グレン……」



 声をかけてみるも、反応がなくなってしまった。



(疲れてるのね……)



 アシュリーがしょんぼりしたその時、お腹に回されていたグレンの手がピクンと動いたので、その手をそっと自分の胸に持っていく。



(触って欲しい……)



 寝巻きの前ボタンを開き、そっと中に入れてみる。まだ柔らかい乳首に手が当たると、ピクンッと体が跳ねてしまった。



「はぁ……」



 下腹部が疼いてきて、腰をくねらせグレンに押しつける。



(入れて欲しい……中いっぱいこすって欲しいのに……)



 刺激が物足りないと思いながらも乳首は硬く立ち上がってきている。



(キスしたい……)



 振り返ろうとしたその時、グレンの指が求めていたそこをクンと摘んだ。



「あんっ!」



 その手は、親指の腹で胸の先をすりすりと撫で、残りの四本の指は膨らみを跳ねさせるように下からくいくいと押し上げる。



「んっ……んっ……あっ、気持ちいい……」

「……悪い子だな、勝手に俺の手を使って」

「だってぇ」



 グレンはアシュリーをうつ伏せにさせると反対側の脇からも手を差し込み、覆い被さる体勢で両方の胸を揉み始めた。



「あ……んっ……」



 うなじに吸いつかれると、腰が跳ねてしまう。指はクリクリと胸の尖りを転がしている。



「残念だな……」

「え?」

「アシュリーの柔らかい乳首、可愛かったのに。もうこんなに硬い」

「んっ……グレン、さっき起きてたの?ぁんっ……」

「半分ね」

「いじわる……んっ」



 アシュリーはグレンに腰を押し付けながら、快感を享受する。グレンの寝ていたというのも嘘ではないようで、声が低くかすれていて、耳元で囁かれるとゾワゾワしてしまう。



「こうしてほしかったの? アシュリーはいやらしいね」

「ぅんっ……触られるの好き……んっ」

「先生にしてもらわなかったの?」

「してもらった……ぁ……んん」

「入れてくれなかった?」

「入れてくれた……でも、あ、やんっ」



 グレンにキュっと摘まれて思わず声がうわずる。

「でも……?」

「今はグレンのが欲しいの……」

「どうしようかな……」



 グレンはうなじに這わしていた舌をつつっと背中に滑らせる。寝巻きを捲り上げると、背骨に沿ってゆっくりと下に舌を這わせていく。手は胸を離れ脇腹を撫でながら同じように下がっていく。



「あ……」



 下着をずらすと、舌はお尻の後ろ側の割れ目の始まるところをペロペロと舐め、両手は丸いお尻の膨らみを揉みしだく。アシュリーは中心を舐めてほしくて腰を浮かしたが、なかなかそこにたどり着いてくれない。



「ん……ん……ん……グレン……」

「なぁ、アシュリー、疲れてないか?」

「ん……だいじょぶ……おねがい……」

「でも、明日は長く馬車にも乗らないとだから、やさしくする」



 そう言うと足の間に手のひらが差し込まれ、既にぐっしょりと濡れているそこをそっと撫でた。



「あっ……!」



 ゆるゆると動かされるともどかしいが、ピクンピクンと体が反応してしまう。



「ん……ふ……んっ……んっ……」

「気持ちいいの?」

「うんっ、もっとぉ……」



 アシュリーがたまらなくなりお尻をつきだしておねだりすると、指はやさしい動きのまま前まで滑ってきた。指にまとわりついた蜜を、突起の部分に絡めてはまた戻っていく。蜜口から掬ってはまた前へ滑らせる。



「ん……あ……ふっ……んん……やだぁ」



「ひくひくし始めたね。ここもおねだりしてるのかな?」



 グレンはそこを覗きこんで言うと、ペロリと舐めあげた。



「あっ……!」



 じゅわりとまた中から液体があふれてくるのを、じゅっじゅっと吸い取られるがまたどんどん出てきてしまう。丸めた舌を差し込まれ内側を舐めとられると、ビクンと体が跳ねてゆるく達してしまった。



(中が熱いよ……)



「ああ、可愛い……」



 グレンはアシュリーの持ち上げていた腰を下ろさせてぺたりとうつ伏せにさせると、背中にのしかかってきた。そして自分の足でアシュリーの足を挟むと、太ももの根元に自分のものを差し込んできた。



「ん……!?」



 ゆるゆるとグレンが腰を振りはじめると、二人の性器が擦れ合いぐちゅぐちゅと音を立てる。揺り動かされるたびに、グレンの先端の部分が、アシュリーの感じる蕾の部分にこすれて快感が走る。



「あ……あ……あぅ……あっ……あ……あんっ」

「アシュリー、気持ちいいよ……」

「んっんっんっんっ……んっっ……あっ……あっ、やあっ」



 まっすぐ伸ばした足のつま先までビィンと力が入った後、ふわぁっと浮遊感が漂ってアシュリーは力が抜けてしまった。



「はぁ……はぁ……はぁ……」



 チュッとグレンがアシュリーの耳元に口づけを落とし、背後から抱きしめたまま横向きになる。

「寝れそう?」



 たしかにこのままじっとしていれば眠れそうな、甘い疲労感の中をアシュリーは漂っていた。でも、アシュリーの中の貪欲な部分が「もっとほしい……!」と声をあげている。



「寝たくない……」

「寝なさい」

 そう言って頭を撫でられると気持ちよくて寝そうになる。アシュリーは必死に目を開いてグレンを振り返ろうとしたが、ぎゅうっと抱き込まれて阻止されてしまう。



 (でも……当たってるのに……)



 お尻のところにグレンの熱いものが当たっている。意識すると欲しくて仕方なくなってくる……。体勢を動かせないアシュリーは、くいっとお尻の角度を変え、グレンの熱いところに擦りつける。



(何とか角度を変えたら入るかも……)



「こら」

「入れて……」

「……もう……」

「一回だけ……」



 グレンがはぁとため息をつく。アシュリーの腰を掴んで体の位置を調整すると、後ろからずぶりと挿しこんだ。



「あっ……!! ああ……! 当たってる……」

「ん?」

「そこ……あ……気持ちいいっ、ああんっ」



 奥に当たった後、グレンが腰を引くと抜けそうになってしまう。アシュリーは中を締めつけてしまうが、その途端またグイっと押し込まれて体が跳ねる。



「んん……!!」

「いいの?」

「いいの……っ」



 グレンがゆるゆると律動を始め、ぐちゅぐちゅと蜜があふれ出す。うなじの下あたりに彼の荒い息がかかってゾクゾクとしてしまう。決して激しくせずにゆっくりと突かれているのだが、後ろから挿入されたものの角度がちょうどお腹側の気持ちいい場所に当たり、アシュリーはめちゃくちゃに感じてしまう。



「ああ……っ! あっ……! ぅんっ!あっ……あんっ……んんんっ!!」

「アシュリー……」



 背後から伸びてきた手が、こちょこちょとくすぐるように乳首に触れたかと思うと、むにゅむにゅと揉んだりして弄ぶ。



「グレン……気持ちいいよぉ……ぁっ」



 ビクンッと体に緊張感が走った後、糸が切れたように弛緩する。



「俺も出すね」



 グレンはそう言うと、アシュリーの上側の脚を掴み引き寄せた。深く繋がれる角度に動きガクガクとアシュリーを揺さぶる。



「あっあっあっあっ!ぁっあん!あっあっあっ!」



「アシュリー……!」



 次の瞬間、アシュリーの中に熱いものがほとばしった。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

私は5歳で4人の許嫁になりました【完結】

Lynx🐈‍⬛
恋愛
 ナターシャは公爵家の令嬢として産まれ、5歳の誕生日に、顔も名前も知らない、爵位も不明な男の許嫁にさせられた。  それからというものの、公爵令嬢として恥ずかしくないように育てられる。  14歳になった頃、お行儀見習いと称し、王宮に上がる事になったナターシャは、そこで4人の皇子と出会う。 皇太子リュカリオン【リュカ】、第二皇子トーマス、第三皇子タイタス、第四皇子コリン。 この4人の誰かと結婚をする事になったナターシャは誰と結婚するのか………。 ※Hシーンは終盤しかありません。 ※この話は4部作で予定しています。 【私が欲しいのはこの皇子】 【誰が叔父様の側室になんてなるもんか!】 【放浪の花嫁】 本編は99話迄です。 番外編1話アリ。 ※全ての話を公開後、【私を奪いに来るんじゃない!】を一気公開する予定です。

バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました

美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?

処理中です...