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〈悪役王子〉と〈ヒロイン〉王都編
【37】〝未来の王〟は −side 王子−
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***
『そんなにも――そんなにも、おまえは、テリフィルア嬢が好きか』
そう、かつて、フィリップは父王に訊かれたことがある。
あれは、彼が十一歳かそこらの時のことだ。毒に侵されたアリシアが、やっと、日常生活をつつがなく送れるようになってきた頃のことだった。
『ええ、もちろん。心より愛しております』
『人ならざるモノの力を得てまで、あの子を救いたかったのか』
『はい、父上』
即答する王子に、王は痛ましげな顔をした。フィリップは一呼吸つき、言葉を続ける。
『もう、ご存知だったのですね。僕とあの方との契約のこと』
『ああ』
ふたりの間に流れる空気は、重かった。当時のフィリップは、その理由の半分もわかっていなかった。魔王と契約したことを好ましく思っていないのだろうという程度にしか考えずにいながら、傲慢にも、父王の考えをわかっているつもりでいた。
ただ、無知にも気づけないほど幼かった彼とて、この時の父王の言葉は正確に覚えている。わざわざあらためて警告されたことも記憶している。
『――何があっても、テリフィルア嬢には、おまえの名を呼ばせるな。婚約者でも駄目だ』
『そのことなら、しかと胸に留め置いておりますよ。アリシアだけでなく、他の誰にも、呼ばせてはいけない。僕を〝フィリップ〟と呼べるのは、父上と母上、あと叔父上だけなのでしょう』
『そのとおりだ。他には、誰にも呼ばせてはいけない』
それは、王家の者と、この大陸の者たちとの決まりだった。――王家の者の名を、呼んではいけない。昔からの決まり事だ。王家の一員でなければ、王家の者の名を呼べない。
フィリップもアリシアも、それは常識として知っていた。十年以上もその決まりを守り続けた。あの運命の日までは。
『ああ、アリシアと結婚する日が待ち遠しいです。妃として迎えれば、彼女にも名を呼んでもらえますから。あの愛らしい声でこの名を呼ばれたら、と想像するだけで胸が高鳴ります』
『……そう、だな――』
この王宮での会話から数年後――十六歳のフィリップは、禁じられていることを記憶しながら、その決まり事を破ることになる。
毒で身体を弱くした彼女に初潮が来た時の喜びのまま、彼女に甘え、お願いだとねだり、ついにその名を口にさせてしまう。
彼らの物語を、始めさせてしまう。
『僕の名前を、呼んでくれ』
『――フィリップさま』
それは父への些細なる反抗。アリシアを想うがゆえの青くさい嫉妬。愛するひとと名を呼びあう幸福への憧憬。
これらを混ぜ合わせた結果の切なる行為だった。
***
「――いってきます。アリシア」
「いってらっしゃいませ。フィリップ様」
事件が起きる日。十九歳のふたりの朝は、いつもどおりに始まった。
フィリップはアリシアの隣で目覚め、支度をし、彼女のキスをもらって外に出る。
彼は仲間たちと共に、卒業パーティーからの二週間ほど、王弟を裁くための証拠集めに勤しんでいた。これは、アリシアを無事に王太子妃として迎えるために片づけておくべき問題でもあった。
過去にもアリシアの暗殺を何度も企んできた疑いがありながら、どの事件でも証拠不十分で、罪人とはできなかった王弟。彼の悪事を、今、どうにかして暴こうとしているところだった。
「王太子殿下。お顔の色が優れません。もう一日くらい、お休みになられてはいかがでしょうか」
「いや、大丈夫だ。もう充分に休んでいる。顔色を整えるためだけに魔力を使うのが面倒だから放置しているだけのこと。敵方を油断させるパフォーマンスにもなるし、気にする必要はない」
「そもそも無理に働きすぎず、いつも健康でいられるように過ごしていただけるとありがたいのですが……。このご様子では、アリシア様もご心配なさっているのではありませんか」
「アリシアは優しいからな。特に昨日の僕は取り乱してしまったし、心配はしてくれているかもしれない。だが、まあ大丈夫だ。ここで必ず終わらせる」
「……無事に片付けばいいですが、なんだか嫌な予感がするんですよね。殿下は何か感じませんか?」
「まったくわからないな。――さあ、行くぞ」
幼少の頃からの侍従コリンを隣に連れ、フィリップは王立魔術研究院の一室へと向かう。ここでは、王弟の邸宅からの押収物などを分析させていた。
この国の王と王弟は、どちらも優秀な魔術師であり、王弟はいつも複雑な魔術を利用してアリシアを害そうとしていた。彼は、姪にあたるセルナサス公爵令嬢シシリーに執着しており、彼女が未来の王妃となることを望んでいるらしい。
(あの異常なほどの執着には、疑問も残るが……。前世の知識から彼が〝敵〟であると始めからわかっていたシシリーは、情報を盗むべく、小さい頃から王弟に懐いているふりをしていたと聞く。理由のひとつは、それだろう。とにかくシシリーを可愛がりたいのだ。あとは、ユースタスによれば――)
いまのところ、シシリーは、テリフィルア侯爵令嬢アリシアの誘拐事件に加担したとして、罪を犯した貴人を幽閉する黒の塔に閉じ込められている。尋問という体で数日おきに現状報告と今後の方針立てをするために会いにいっているが、まあ常に元気そうだ。
『私が死ぬ道は回避したから、もう高みの見物ねぇ。せいぜい頑張りなさい』などと調子に乗ったことを言いながら、結局はフィリップたちを心配して丁寧な助言をくれるから、根は優しいのだろう。
一方、ユースタスは、オトメゲームの〝攻略対象〟にあたるこの世界の住人のひとりであり、オトメゲームのことを知る〝協力者〟でもあり、なおかつセルナサス公爵夫人やシシリーのようには謀略の立案や実行には携わっていなかった――という都合の良い存在だったため、フィリップ付きの騎士としてこき使われていた。
彼に命じられて〝この日はアリシアと接触しないように〟と閉じ込められたり、彼の不在中には変身して影武者をやらされたり、今日からは離宮でアリシアの警護役を任されたりと忙しくしている。
(一昨日の〝告白イベント〟――ヒロインであるアリシアが攻略対象者の四人に熱烈に口説かれながらも、そのすべてを断って、婚約者の〝悪役王子フィリップ〟を選ぶ――これの終了によって、恋愛関係の道は〝逆ハーレムからの逆転〟に決まったはずだ。
このまま進めれば、僕は死なずにアリシアと結婚して、今のオトメゲームの呪いは終わる。あとちょっとで、もう終わる。王弟さえ無事に裁ければ、もうあんなことをしなくてもいい)
フィリップは、淡々と、やるべきことを片づけていった。あと一歩か二歩……というところで決定的な証拠の確保にはまだ至っていないが、悪い状況ではない。
このまま進めれば、大丈夫なはずだった。
――が。
その日の夕方頃のこと。
「王太子殿下、セルナサス公子からの〝鳥〟が来ています。アリシア様に何かあったのかもしれません」
「……なに?」
言われて空を見上げると、情報伝達魔法である鳥――ユースタスのものと思しき淡い青紫色の光を纏った透明な小鳥がいた。鳥はフィリップの肩に留まって、解けた。彼はそれを解析して読み込むや否や、コリンの腕をグイッと掴む。
「うわっ、殿下!?」
「行くぞ」
転移魔法を発現させ、従者と共に、離宮のそばへと転移する。
そしてひとつの窓の〝闇〟を見てハッとし、中に入り込むべく駆けようとした。
「――王太子殿下! 何をなさるおつもりですか!?」
しかしフィリップは、コリンに腕を掴まれて止められた。彼はフィリップに仕える男でありながら、幼少の頃から一緒にいる幼馴染であり、友人のような存在でもある。そのため無礼だとは咎めない。が、止められたとしても、ここで諦める気はまったくなかった。
「アリシアの部屋で巨大な黒魔術が展開されていて、近づくことすらできないとの伝言を受け取った。ゆえに様子を見にいく」
「危険です。なりません」
「それでも行く」
コリンの瞳が〝馬鹿ですか〟とでも言うような気配を帯びた。とほぼ同時に、腕に込められていた力が緩む。諦めと信頼を混ぜた声色で、彼は言った。
「無事に戻ってきてください」
「言われなくとも」
フィリップはにやりと笑って、強い魔力の光を纏う。離宮の異変に集まってきた人たちやコリンは、その眩しさに目を瞑り――
彼らが次に目を開けた時には、もうフィリップはそこにいなかった。
『そんなにも――そんなにも、おまえは、テリフィルア嬢が好きか』
そう、かつて、フィリップは父王に訊かれたことがある。
あれは、彼が十一歳かそこらの時のことだ。毒に侵されたアリシアが、やっと、日常生活をつつがなく送れるようになってきた頃のことだった。
『ええ、もちろん。心より愛しております』
『人ならざるモノの力を得てまで、あの子を救いたかったのか』
『はい、父上』
即答する王子に、王は痛ましげな顔をした。フィリップは一呼吸つき、言葉を続ける。
『もう、ご存知だったのですね。僕とあの方との契約のこと』
『ああ』
ふたりの間に流れる空気は、重かった。当時のフィリップは、その理由の半分もわかっていなかった。魔王と契約したことを好ましく思っていないのだろうという程度にしか考えずにいながら、傲慢にも、父王の考えをわかっているつもりでいた。
ただ、無知にも気づけないほど幼かった彼とて、この時の父王の言葉は正確に覚えている。わざわざあらためて警告されたことも記憶している。
『――何があっても、テリフィルア嬢には、おまえの名を呼ばせるな。婚約者でも駄目だ』
『そのことなら、しかと胸に留め置いておりますよ。アリシアだけでなく、他の誰にも、呼ばせてはいけない。僕を〝フィリップ〟と呼べるのは、父上と母上、あと叔父上だけなのでしょう』
『そのとおりだ。他には、誰にも呼ばせてはいけない』
それは、王家の者と、この大陸の者たちとの決まりだった。――王家の者の名を、呼んではいけない。昔からの決まり事だ。王家の一員でなければ、王家の者の名を呼べない。
フィリップもアリシアも、それは常識として知っていた。十年以上もその決まりを守り続けた。あの運命の日までは。
『ああ、アリシアと結婚する日が待ち遠しいです。妃として迎えれば、彼女にも名を呼んでもらえますから。あの愛らしい声でこの名を呼ばれたら、と想像するだけで胸が高鳴ります』
『……そう、だな――』
この王宮での会話から数年後――十六歳のフィリップは、禁じられていることを記憶しながら、その決まり事を破ることになる。
毒で身体を弱くした彼女に初潮が来た時の喜びのまま、彼女に甘え、お願いだとねだり、ついにその名を口にさせてしまう。
彼らの物語を、始めさせてしまう。
『僕の名前を、呼んでくれ』
『――フィリップさま』
それは父への些細なる反抗。アリシアを想うがゆえの青くさい嫉妬。愛するひとと名を呼びあう幸福への憧憬。
これらを混ぜ合わせた結果の切なる行為だった。
***
「――いってきます。アリシア」
「いってらっしゃいませ。フィリップ様」
事件が起きる日。十九歳のふたりの朝は、いつもどおりに始まった。
フィリップはアリシアの隣で目覚め、支度をし、彼女のキスをもらって外に出る。
彼は仲間たちと共に、卒業パーティーからの二週間ほど、王弟を裁くための証拠集めに勤しんでいた。これは、アリシアを無事に王太子妃として迎えるために片づけておくべき問題でもあった。
過去にもアリシアの暗殺を何度も企んできた疑いがありながら、どの事件でも証拠不十分で、罪人とはできなかった王弟。彼の悪事を、今、どうにかして暴こうとしているところだった。
「王太子殿下。お顔の色が優れません。もう一日くらい、お休みになられてはいかがでしょうか」
「いや、大丈夫だ。もう充分に休んでいる。顔色を整えるためだけに魔力を使うのが面倒だから放置しているだけのこと。敵方を油断させるパフォーマンスにもなるし、気にする必要はない」
「そもそも無理に働きすぎず、いつも健康でいられるように過ごしていただけるとありがたいのですが……。このご様子では、アリシア様もご心配なさっているのではありませんか」
「アリシアは優しいからな。特に昨日の僕は取り乱してしまったし、心配はしてくれているかもしれない。だが、まあ大丈夫だ。ここで必ず終わらせる」
「……無事に片付けばいいですが、なんだか嫌な予感がするんですよね。殿下は何か感じませんか?」
「まったくわからないな。――さあ、行くぞ」
幼少の頃からの侍従コリンを隣に連れ、フィリップは王立魔術研究院の一室へと向かう。ここでは、王弟の邸宅からの押収物などを分析させていた。
この国の王と王弟は、どちらも優秀な魔術師であり、王弟はいつも複雑な魔術を利用してアリシアを害そうとしていた。彼は、姪にあたるセルナサス公爵令嬢シシリーに執着しており、彼女が未来の王妃となることを望んでいるらしい。
(あの異常なほどの執着には、疑問も残るが……。前世の知識から彼が〝敵〟であると始めからわかっていたシシリーは、情報を盗むべく、小さい頃から王弟に懐いているふりをしていたと聞く。理由のひとつは、それだろう。とにかくシシリーを可愛がりたいのだ。あとは、ユースタスによれば――)
いまのところ、シシリーは、テリフィルア侯爵令嬢アリシアの誘拐事件に加担したとして、罪を犯した貴人を幽閉する黒の塔に閉じ込められている。尋問という体で数日おきに現状報告と今後の方針立てをするために会いにいっているが、まあ常に元気そうだ。
『私が死ぬ道は回避したから、もう高みの見物ねぇ。せいぜい頑張りなさい』などと調子に乗ったことを言いながら、結局はフィリップたちを心配して丁寧な助言をくれるから、根は優しいのだろう。
一方、ユースタスは、オトメゲームの〝攻略対象〟にあたるこの世界の住人のひとりであり、オトメゲームのことを知る〝協力者〟でもあり、なおかつセルナサス公爵夫人やシシリーのようには謀略の立案や実行には携わっていなかった――という都合の良い存在だったため、フィリップ付きの騎士としてこき使われていた。
彼に命じられて〝この日はアリシアと接触しないように〟と閉じ込められたり、彼の不在中には変身して影武者をやらされたり、今日からは離宮でアリシアの警護役を任されたりと忙しくしている。
(一昨日の〝告白イベント〟――ヒロインであるアリシアが攻略対象者の四人に熱烈に口説かれながらも、そのすべてを断って、婚約者の〝悪役王子フィリップ〟を選ぶ――これの終了によって、恋愛関係の道は〝逆ハーレムからの逆転〟に決まったはずだ。
このまま進めれば、僕は死なずにアリシアと結婚して、今のオトメゲームの呪いは終わる。あとちょっとで、もう終わる。王弟さえ無事に裁ければ、もうあんなことをしなくてもいい)
フィリップは、淡々と、やるべきことを片づけていった。あと一歩か二歩……というところで決定的な証拠の確保にはまだ至っていないが、悪い状況ではない。
このまま進めれば、大丈夫なはずだった。
――が。
その日の夕方頃のこと。
「王太子殿下、セルナサス公子からの〝鳥〟が来ています。アリシア様に何かあったのかもしれません」
「……なに?」
言われて空を見上げると、情報伝達魔法である鳥――ユースタスのものと思しき淡い青紫色の光を纏った透明な小鳥がいた。鳥はフィリップの肩に留まって、解けた。彼はそれを解析して読み込むや否や、コリンの腕をグイッと掴む。
「うわっ、殿下!?」
「行くぞ」
転移魔法を発現させ、従者と共に、離宮のそばへと転移する。
そしてひとつの窓の〝闇〟を見てハッとし、中に入り込むべく駆けようとした。
「――王太子殿下! 何をなさるおつもりですか!?」
しかしフィリップは、コリンに腕を掴まれて止められた。彼はフィリップに仕える男でありながら、幼少の頃から一緒にいる幼馴染であり、友人のような存在でもある。そのため無礼だとは咎めない。が、止められたとしても、ここで諦める気はまったくなかった。
「アリシアの部屋で巨大な黒魔術が展開されていて、近づくことすらできないとの伝言を受け取った。ゆえに様子を見にいく」
「危険です。なりません」
「それでも行く」
コリンの瞳が〝馬鹿ですか〟とでも言うような気配を帯びた。とほぼ同時に、腕に込められていた力が緩む。諦めと信頼を混ぜた声色で、彼は言った。
「無事に戻ってきてください」
「言われなくとも」
フィリップはにやりと笑って、強い魔力の光を纏う。離宮の異変に集まってきた人たちやコリンは、その眩しさに目を瞑り――
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