-全無生物を魔法に変える落ちこぼれ勇者- ユニーク魔法で異世界無双

とりっぷましーん

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第一章

004 おいおい、お前ら。王様を無視すんなよ

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 王女の開いた扉(?)の先は本当にお城のような廊下が広がっていた。
 赤い絨毯が床に敷かれ、変な紋章が書かれた旗が掲げられ、鉄の鎧みたいなものが飾られている。

 すれ違う甲冑のような物を着こんだ兵士のような人が俺たちに頭を下げるのを、なんとなくもどかしく思いながら足を進めていく。
 しばらく進み、赤を基調にきんきらきんの装飾が施されていて成金趣味としか思えない扉を通り、辿り着いたのは体育館のように広い場所。

 謁見の間。

 王女の言葉が正しいのであれば、そう言うべき場所なんだろう。ヨーロッパの城のイメージ通りの豪奢な光景が広がり、中央に甲冑を着こんだ兵士が整然と並び俺たちを出迎えた。
 進めば頭を下げていく兵士達。その間を頭を掻きながら進んでいると気分は何だか英雄気分になる。

 いやはや、悪くないですな、とテレテレ笑う小市民の俺。
 けれどメンバー達も同じ様子で小市民。
 会長だけは威風堂々と言った様子な気がするが。

 王女は一人髙くなった場所へと階段を登って行く。そこにはおそらくお偉いさんっぽい方達が立っており、王冠のような物を被った『おそらく王様』が豪奢な椅子に腰を掛けていた。
 その王様に何やら耳打ちを行う王女。それに頷きながら何事か俺たちには聞こえない会話を交わす。

 椅子の横には王女と似たようなドレスを着た若い女性が三人程、さらにドレスを着こんだ熟年――おそらく妃が立っているが、王様の隣の豪奢な椅子に腰かけたのは王女アレスディア。

 普通、妃が椅子に座るもんじゃないのか?と思ったが、この世界の理は俺には分からない。召喚を出迎えたのも王女だったというのも、それに拍車をかける。
 
 王女が座るのを合図にしたように王様が立ち上がり、俺たちに顔を向ける。王女は俺たちと同い年くらいに見えたが、王様は五十を過ぎているような顔つき。
 立派な茶の口髭と顎髭に僅かに白の髭が混ざり皺もある程度目立つ。
 けれど、発する練達した気のような物は中々の物。

 こういう時って跪かされるもんだよなぁ、と嫌な予感が過ったが、特にそう言ったことはなく、王様は両手を広げながら渋い大きな声を上げた。

「儂はリンガルテムス王、ハルマイヤ・シュネ・リムータス。
 よくぞ参られた、八人の勇者たちよ!」

 勝手に召喚しておいて何なんだその言い草は!と咆哮したかったが、もうそういう段階ではないと莉緒に言われたのを思い出し、俺は苦虫を噛み潰した。
 しかも、俺の知識では勇者という存在は一人。一人だからこそ価値があり、戦士や魔法使い、僧侶なんかが引き立つのだ。
 全員が勇者のパーティーでラスボスに挑むのは、転職が実装されているゲームだけだろう。
 
 王様はその双眸で俺たちを睨め付けるに見渡した後に、ニヤリと笑ってみせた。
 俺がなんとなく不愉快に感じるのも仕方のない話だろう。

「そなたらを召喚したのは――」

「――魔王を倒してもらうために召喚させた貰った。でしょう?」

 王様の話してる途中に、天ヶ崎会長が背筋をピンと伸ばし、指をビシッと突きつけながら言葉を被せる。
 会長は王様に対してもまるで動じていない。
 しかし、俺が気になったのは魔王という単語。魔王と言えばゲームのラスボスであることが多い。
 それを俺達に倒させるために召喚したとは、一体どういうことなのかと俺の思考は回転する。
 王様は会長に対し目を剥くと「そ――」と言ったところでさらに会長が言葉を被せた。

「――なたは儂の考えてることが読めるのか……? と言う」

「そなたは儂の――はっ!?」

「ふふふふふ。これいつかやってみたかったのですよー」

 言ってからケラケラと笑う会長。
 おいおい、大丈夫かよ?と若干不安になる俺。そのネタはなんかの漫画で見たことがあるから俺も知ってるけれど、今やるべきことではないはずだ。
 そんな俺に莉緒が耳元に口を寄せてきて「か、会長凄いわね。笑っちゃいそうになったわよ」と言ってきたが、明らかにその体は小さく震えている。
 さらに王女も口に手を当てクスクスと笑い出す。

「ふふ。本当に勇者様方は面白いですわね」

 イケメン達と進藤も「ぷっ」と吹き出すのを会長は手で制し「申し訳御座いません、王様。どうぞ、続きを」とスカートの端を持ち優雅に腰を折ったが、もう手遅れだと思う。

 だが、意外にも王様は怒ることはなく「ウォッホンッ」と偉そうな人特有の咳払いをすると、再度ニヤリと笑い口を開いた。

「なるほどな、なるほど! 面白い、実に面白い! では、魔王が四人おるというのもそなたらが既知のことであろうな?」

「ストーーーーーーッップ!! 作戦ターーーーーーイムッ!!」

 王様の問いかけに、会長が手でピシャリと音が鳴りそうな程の勢いで制止をかける。
 再度動揺する俺。あまりの傍若無人っぷりに、こちら側である俺が会長に制止をかけたくなるほど。
 不安に思い辺りを見渡すが、僅かな空気のブレは感じたが、取り立てて殺気を放たれたりすることはない。
 
 相変わらず王女だけはクスクスと笑っているが、空気が肌を刺すような気がして俺の胃はキリキリ痛む。

「え、あ、はい……」と情けなさげに王様が言うのに会長はニコリと微笑み、俺たち召喚メンバーに円陣を組もうと促したので俺もそれに倣う。
 当然のように、不良達がブーたれたが「その細首をキュッと絞めますよー?」と微笑みながら言われ、ブルリと体を震わせ円陣に加わった。
 どう見ても会長の方が細首なのに、本当に実行してしまいそうな迫力がある。

「さて、私は魔王が四人と言うのは初パターンなのですよー。
 ええと、新垣君と高嶋さんは如何ですかー?」

「あ、ああ。僕……達も初めてだよ。そんなに読んだ本が多いって訳じゃないけど。なぁ、紗枝?」

「うん。私と翼は読んでる本は同じだと思います、天ヶ崎会長。大体翼の隣で一緒に読んでるので」

 二人がそうにこやかに口にした途端、顔を背けおそらく隣の俺にしか聞こえない声量で「チッ。リア充爆発しろ」と舌打ちし呟いた。
 それを聞き俺の首筋と額から汗が噴き出す。 
 黙ってれば会長なんて引く手あまたもいいとこですよ、と言いたかったが、その天使のような笑顔があまりに怖く、俺は蛇に睨まれた蛙状態で言葉は出ない。

 高嶋に「今、何かおっしゃられました?」と聞かれ「ええ。仲良きことは美しきかな、と祝福したのですよー」と微笑みで返す会長、腹の内ド真っ黒。

 しかもイケメンカップルはそれを素直に受け取り、嬉しそうに笑う。

――ピエロ!

 余りの切なさに涙が出そうになるのをこらえていると、会長が俺の唇に指を当てて「内緒ですよー」と呟いた。小悪魔!

 の瞬間、

「ドスケベッ」

 と俺の隣にいた莉緒に、何故か肘鉄を喰らわせられ「ゲホッ」と俺は咳込んだ。泣き面に蜂!
 いや、それは違うかと思い直すが、俺は特に何もしていないのだと、声を大にして言いたかった。
 何だか進藤に睨まれているような気もするし、どうでもいいから早く話を進めてくれー、と今度こそ胸の内で涙を流していると、会長が間を読んだかのように言葉を紡ぐ。

「ふふ。ええと、予習組の最後の二人。歩君と浅草寺さんは如何ですかー?」

 予習組て何だよ、と見ていると莉緒が進藤に手で、どうぞどうぞと指し示す。
 それにぱちくりと目を瞑り、小さく頷き口を開く。

「僕は……もっとたくさん魔王がいたりとか、二人とかは見たことがあります。けど、四人って数字を限定すると初めてです」

 へぇ、魔王って一人って訳じゃないんだ。と思っていると、今度は莉緒が口を開く。

「私もあまり多くの本を読んだ事がないので……一人の奴しかないです。ただ、魔王が悪者じゃないってパターンならありました」
 
 魔王が悪者じゃないなら一体それはなんなんだ?と考えていると、会長が顎に手を当て頷いてみせる。

「なるほどー。一人じゃないパターンもあるのですか……。そして、浅草寺さんの言葉には私も心当たりがありますね。
 ということで、勇者召喚には大きく分けると三つのパターンがあると思うのですよー」

 会長は手を新垣に向け「はい、一つ目どうぞ」と微笑んだ。
 さっきの言葉を覚えている俺からすれば、それは悪魔の微笑にしか見えない。

「あ、はい。一つ目は王道ですよね? 本当に悪い魔王を倒してもらうための勇者を召喚するパターン」

 手をパチパチと叩き「よく出来ましたー」と笑っているが、その大きな胸の内には何を秘めているのか、と俺は世界の不条理に異を唱えたかった。
 さらに莉緒に手を差し向け「二つ目分かりますか?」との言葉に莉緒が頷いてみせる。

「私が読んだ小説が合ってればですけど……、勇者を戦争のための戦力として召喚する。でしょうか?」

 今度は会長は腕を組みながら、うんうんと頷き、小さく「そうですね……」と呟き、

「そのパターンは派生が多いのですが、基本的な目的は同じですね。このパターンの召喚ははずれ、とだけ覚えておけば良いでしょう」

 それを聞き進藤が、シュパっと手を挙げ、それに驚きながらも会長は「お願いしますね」と微笑んだ。猫の被り方に練達の物を感じます。

「最後は勇者を生贄に何かをするパターンだと思います、天ヶ崎会長! これも派生が多いですが、根本的にはずれですね!」

「いや、歩君素晴らしいですよー。そうです、ということで――」

 と、会長が言いかけたところで江原が言葉を被せる。

「まっ、正直よくわかんねぇんだけどよぉ。結局、重要になんのはさぁ、この召喚がその中のどのパターンになるかっつーことだろぉがよぉ?」

「はぁぁぁぁ」

 江原の言葉に会長が大袈裟にため息をつき、肩を竦め、両の手を肩まで掲げ大きく首を振ってみせる。
 やれやれだぜ……、とでもどこからともなく聞こえてきそうなほどのオーバーリアクション。紡がれた言葉も呆れ感全開だった。

「今からそれを言おうとしていたとこなんですけどー? 黙って聞いてることも出来ませんか? 死・ね・ば・い・い・の・に」

「ちょ、おま――」

「しっ! 五月蠅いです! だからふざけてると死ぬって言ってるじゃないですかー。私達の輪から放り出しますよ?」

 その言葉にまた不良たちは体を震わせた。意外と小心者だなと思いつつ、会長の恐ろしさは底が知れないと恐怖する。
 とはいえ、なんだかんだ言って、不良たちをこの輪にも加えたし、見放したりもしていない。口は悪いし腹黒いけど、見てて面白いし俺的には好感を持てる人だと思う。

「ま、大変に、い・か・ん、ですが江原君の言った通りです。情報を共有したのもそのため。この空間にいる人の一挙手一投足を見逃さず判断しなくてはなりません。
 それでは作戦会議終わり」

 江原の名前もちゃんと覚えてるところも、流石というべきなのだろう。
 ぶっちゃけ俺はギャルの苗字忘れてしまった。美々琉って名前はミミズみたいな名前だなと思ったから覚えてるのだけれど。

 会長は円陣を解散させると王様に体を向け、再度優雅に腰を折る。

「お待たせ致しまして、大変申し訳ございませんでした。それでは続きをご説明して頂いても宜しいでしょうか?」
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