17 / 53
16.浩也との関係
しおりを挟む
そう囁くように言うと、もう一度キスをしてくる。
今度は深いキスで、舌が分け入ってくる。いつもはされるがままだったけど、浩也の言葉に促され恐る恐る舌を絡める。
いつものそれとは違い、自分からするキスはいつも以上に羞恥心を煽られたけど、止めることは出来なかった。
絡められるだけでなく、自分から絡め合うのはひどく気持ちが良いという事を知ってしまったから。
浩也の舌が離れようとする度に自分から舌を絡めるだけでなく、浩也の方に押し寄るように身体まで寄せてしまった。
浩也が離れようとするのを散々阻止して、浩也が離れたのは俺の息が上がり過ぎてしまって動けなくなったからだと思う。
乱れてしまった息が中々整わなくて、浩也に寄りかかるようにして深呼吸を繰り返す。
そうしていると、ふと浩也が俺の髪に触れている事に気づいた。
「……佐武も柔らかいと思うけどな」
「……か、みのこと?全然、柔らかく、ない」
「ふーん」
その後も俺の息が整うまで、散々髪を触っていた。
何が楽しいんだか。
身体を起こすと、出来てたと浩也に言われる。
「キスする時。動けてた。むしろ、動け過ぎててびっくりした」
佐武って意外と女子より肉食じゃないの、と笑われて浩也に身を寄せているというのが、今日に恥ずかしく思えてきた。
さっきのキスも普通じゃ考えられないぐらい色々やってしまった気がする。
「練習の成果?」
「……うるさい。あれは浩也が言ったんだろ」
恥ずかしくなり、突き放すように浩也から距離を取る。
「……帰る」
「そう、また明日」
俺が立ち上がるとそう言ってきて、今日は仏頂面して帰ってやろうと思ったのについつい吹き出してしまう。
「お前、明日休みだろ」
そう指摘すると、やっと気づいたように小さく口を開いてふいと横を向いてしまう。
その仕草が子供っぽくてついつい笑ってしまう。
こういう所が面白いなと思ってしまうから俺は浩也とのこの関係を止めようと言う事すら考えつかなかったのかもしれない。
今度は深いキスで、舌が分け入ってくる。いつもはされるがままだったけど、浩也の言葉に促され恐る恐る舌を絡める。
いつものそれとは違い、自分からするキスはいつも以上に羞恥心を煽られたけど、止めることは出来なかった。
絡められるだけでなく、自分から絡め合うのはひどく気持ちが良いという事を知ってしまったから。
浩也の舌が離れようとする度に自分から舌を絡めるだけでなく、浩也の方に押し寄るように身体まで寄せてしまった。
浩也が離れようとするのを散々阻止して、浩也が離れたのは俺の息が上がり過ぎてしまって動けなくなったからだと思う。
乱れてしまった息が中々整わなくて、浩也に寄りかかるようにして深呼吸を繰り返す。
そうしていると、ふと浩也が俺の髪に触れている事に気づいた。
「……佐武も柔らかいと思うけどな」
「……か、みのこと?全然、柔らかく、ない」
「ふーん」
その後も俺の息が整うまで、散々髪を触っていた。
何が楽しいんだか。
身体を起こすと、出来てたと浩也に言われる。
「キスする時。動けてた。むしろ、動け過ぎててびっくりした」
佐武って意外と女子より肉食じゃないの、と笑われて浩也に身を寄せているというのが、今日に恥ずかしく思えてきた。
さっきのキスも普通じゃ考えられないぐらい色々やってしまった気がする。
「練習の成果?」
「……うるさい。あれは浩也が言ったんだろ」
恥ずかしくなり、突き放すように浩也から距離を取る。
「……帰る」
「そう、また明日」
俺が立ち上がるとそう言ってきて、今日は仏頂面して帰ってやろうと思ったのについつい吹き出してしまう。
「お前、明日休みだろ」
そう指摘すると、やっと気づいたように小さく口を開いてふいと横を向いてしまう。
その仕草が子供っぽくてついつい笑ってしまう。
こういう所が面白いなと思ってしまうから俺は浩也とのこの関係を止めようと言う事すら考えつかなかったのかもしれない。
10
あなたにおすすめの小説
告白ごっこ
みなみ ゆうき
BL
ある事情から極力目立たず地味にひっそりと学園生活を送っていた瑠衣(るい)。
ある日偶然に自分をターゲットに告白という名の罰ゲームが行われることを知ってしまう。それを実行することになったのは学園の人気者で同級生の昴流(すばる)。
更に1ヶ月以内に昴流が瑠衣を口説き落とし好きだと言わせることが出来るかということを新しい賭けにしようとしている事に憤りを覚えた瑠衣は一計を案じ、自分の方から先に告白をし、その直後に全てを知っていると種明かしをすることで、早々に馬鹿げたゲームに決着をつけてやろうと考える。しかし、この告白が原因で事態は瑠衣の想定とは違った方向に動きだし……。
テンプレの罰ゲーム告白ものです。
表紙イラストは、かさしま様より描いていただきました!
ムーンライトノベルズでも同時公開。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
寡黙な剣道部の幼馴染
Gemini
BL
【完結】恩師の訃報に八年ぶりに帰郷した智(さとし)は幼馴染の有馬(ありま)と再会する。相変わらず寡黙て静かな有馬が智の勤める大学の学生だと知り、だんだんとその距離は縮まっていき……
[BL]憧れだった初恋相手と偶然再会したら、速攻で抱かれてしまった
ざびえる
BL
エリートリーマン×平凡リーマン
モデル事務所で
メンズモデルのマネージャーをしている牧野 亮(まきの りょう) 25才
中学時代の初恋相手
高瀬 優璃 (たかせ ゆうり)が
突然現れ、再会した初日に強引に抱かれてしまう。
昔、優璃に嫌われていたとばかり思っていた亮は優璃の本当の気持ちに気付いていき…
夏にピッタリな青春ラブストーリー💕
【完】君に届かない声
未希かずは(Miki)
BL
内気で友達の少ない高校生・花森眞琴は、優しくて完璧な幼なじみの長谷川匠海に密かな恋心を抱いていた。
ある日、匠海が誰かを「そばで守りたい」と話すのを耳にした眞琴。匠海の幸せのために身を引こうと、クラスの人気者・和馬に偽の恋人役を頼むが…。
すれ違う高校生二人の不器用な恋のお話です。
執着囲い込み☓健気。ハピエンです。
【完結・BL】春樹の隣は、この先もずっと俺が良い【幼馴染】
彩華
BL
俺の名前は綾瀬葵。
高校デビューをすることもなく入学したと思えば、あっという間に高校最後の年になった。周囲にはカップル成立していく中、俺は変わらず彼女はいない。いわく、DTのまま。それにも理由がある。俺は、幼馴染の春樹が好きだから。だが同性相手に「好きだ」なんて言えるはずもなく、かといって気持ちを諦めることも出来ずにダラダラと片思いを続けること早数年なわけで……。
(これが最後のチャンスかもしれない)
流石に高校最後の年。進路によっては、もう春樹と一緒にいられる時間が少ないと思うと焦りが出る。だが、かといって長年幼馴染という一番近い距離でいた関係を壊したいかと問われれば、それは……と踏み込めない俺もいるわけで。
(できれば、春樹に彼女が出来ませんように)
そんなことを、ずっと思ってしまう俺だが……────。
*********
久しぶりに始めてみました
お気軽にコメント頂けると嬉しいです
■表紙お借りしました
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる