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31.鈍感なふり
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軽く頰を赤らめつつ言う美奈を見て純粋に驚く。
まあ、中学に入ったら新しく知り合いも増えるしな。好きな人くらい出来てもおかしくないよな。
「んーとね、お兄ちゃんもさぁ読んでる……あの、バトル物の小説あるでしょ?私も昔お兄ちゃんに借りてから好きなやつ」
……あぁ。確か俺も最初は母さんに勧めてもらって読み始めたやつだよな。
バトル物でも女の子が出てくる物が多いけど、それは女の子はあまり出てこなくて、基本的な主要キャラは男が占めている。
男同士の友情も一つのテーマで、俺も良いなあと思うようなやつだ。
美奈がハマった時には女子でも読むんだな、と母の事は棚に上げて思った。
「私ね、主人公と主人公と義兄弟の二人のカップリングが凄い好きなの!可愛いよね~」
……あんまり聞かなかった事にしよう。
いや、別に否定するつもりはないけど、アレは純粋に見たいかな。
にこにこと嬉しそうに言ってるのは良いんだけど……良いんだけど!
「それでね、まあ……創作活動とか軽くしてるのね、インターネット上だけで。それで、話が凄い合う人が居てね。その人とメールのやり取りするのは楽しいし、本人の事も知りたいなって思うから、気になる人……かも」
「……そうか。良かったな」
「うん!女の人らしいんだけど、年上で多分高校生くらいじゃないかなぁ?」
……まあ、楽しそうでなによりだ。
恋っていうより憧れとか慕ってるって感じっぽいけどな。
母さんには美奈の春は遠そうだって伝えとかないとな、と苦笑いすると美奈が言葉を続けた。
「あー、でも私も早くお兄ちゃんみたいに恋したいなぁ」
あまりにも普通に言うから、そうだなと軽く返しそうになった。
「は?何言ってんだ?」
「へ?……お兄ちゃんは好きな人いるでしょ?やっぱり憧れるよー」
「いや……俺、好きな人とかいないけど」
何か勘違いしてるんだろうか。
そしてふと、好きな人と言われて何故か一瞬だけ浩也を思い出した。
起きてからあんまり考えないようにしていたのに思い出した事に酷くもやもやした。
「……えと、妹だから言うの遠慮してるの?私そういうの全然気にしないよ?応援するよ?」
「だから何の話だよ」
何が言いたいのか分からない。
「お兄ちゃん……まだ普通にこだわってるわけ?」
「だから何が……」
「ばっかじゃないの。いつまで鈍感なふりしてるの」
まあ、中学に入ったら新しく知り合いも増えるしな。好きな人くらい出来てもおかしくないよな。
「んーとね、お兄ちゃんもさぁ読んでる……あの、バトル物の小説あるでしょ?私も昔お兄ちゃんに借りてから好きなやつ」
……あぁ。確か俺も最初は母さんに勧めてもらって読み始めたやつだよな。
バトル物でも女の子が出てくる物が多いけど、それは女の子はあまり出てこなくて、基本的な主要キャラは男が占めている。
男同士の友情も一つのテーマで、俺も良いなあと思うようなやつだ。
美奈がハマった時には女子でも読むんだな、と母の事は棚に上げて思った。
「私ね、主人公と主人公と義兄弟の二人のカップリングが凄い好きなの!可愛いよね~」
……あんまり聞かなかった事にしよう。
いや、別に否定するつもりはないけど、アレは純粋に見たいかな。
にこにこと嬉しそうに言ってるのは良いんだけど……良いんだけど!
「それでね、まあ……創作活動とか軽くしてるのね、インターネット上だけで。それで、話が凄い合う人が居てね。その人とメールのやり取りするのは楽しいし、本人の事も知りたいなって思うから、気になる人……かも」
「……そうか。良かったな」
「うん!女の人らしいんだけど、年上で多分高校生くらいじゃないかなぁ?」
……まあ、楽しそうでなによりだ。
恋っていうより憧れとか慕ってるって感じっぽいけどな。
母さんには美奈の春は遠そうだって伝えとかないとな、と苦笑いすると美奈が言葉を続けた。
「あー、でも私も早くお兄ちゃんみたいに恋したいなぁ」
あまりにも普通に言うから、そうだなと軽く返しそうになった。
「は?何言ってんだ?」
「へ?……お兄ちゃんは好きな人いるでしょ?やっぱり憧れるよー」
「いや……俺、好きな人とかいないけど」
何か勘違いしてるんだろうか。
そしてふと、好きな人と言われて何故か一瞬だけ浩也を思い出した。
起きてからあんまり考えないようにしていたのに思い出した事に酷くもやもやした。
「……えと、妹だから言うの遠慮してるの?私そういうの全然気にしないよ?応援するよ?」
「だから何の話だよ」
何が言いたいのか分からない。
「お兄ちゃん……まだ普通にこだわってるわけ?」
「だから何が……」
「ばっかじゃないの。いつまで鈍感なふりしてるの」
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