続きは第一図書室で

蒼キるり

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47.初めて?

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 これは言おうか言わまいか凄く悩んだけど、言わなかったらもう、友達にも戻れない気がしたから。

「この前の事もごめん。あんな風に言って……俺、ここ好きだし。浩也が嫌じゃなかったらこれからも来たいなって思ってる」

 こんな風に言ってしまって、嫌われないだろうか。
 それとももう嫌われているんじゃないだろうか。
 浩也が動く気配がしてそれにも怯えてしまう。

「……嫌なわけない」

 近寄ってきて、ふと頭に温かさが伝わる。
 優しく撫でられる。
 嫌われてない。
 だからこれ以上は何も言ってはいけないと分かっているのに、言わずにはいられなかった。

「……好きだ」

「え?」

 浩也が驚いているのは分かっている。
 言ってしまった自分にも驚いている。
 それでも言わずにはいられなかった。
 
離れてしまうかもと怯えて、浩也の手に縋るように抱き着く。
「……浩也は嫌かも、しれないけど。俺、浩也が好きだ」

「…………」

「浩也が嫌じゃなかったら、これからも友達で……」

 そこまで言って、不意に手が振りほどかれる。
 やっぱり嫌なんだろうかと不安になった途端、かき抱くように浩也の腕の中に閉じ込められた。

「浩也?」

「……嫌なわけないだろ」

 掠れたような声に不安になる。

「なん、」

 問おうとした途端、少しだけ体が離れて唇が塞がれる。
 抵抗なんて出来るはずもなくて、浩也の温かさが全身に伝わる。
 ついこの間までこんな事を平然として自分が信じられない。
 浩也の舌が入ってくるだけで、体が震えて仕方がない。
 自分の舌に絡めていないと不安で、恐る恐る下を差し出すとますます口づけを深くされた。
 微かな水音が恥ずかしい筈なのに、口づけを止めるのが怖くて仕方がない。
 やめてしまったら何て言われるのだろう。
 回された手が腰を抱き寄せられる。
 そのままゆるりと腰骨の後ろを撫でられてびくりと震える。
 舌を抜かれて浩也が離れる。
 それを止めたいのに体が震えて一人で立つのも怪しい。
 浩也が抱き締めてくれてなかったら、崩れ落ちたかもしれない。

「佐武」

 耳元で囁かれて、火照った体に拍車をかける。

「俺も佐武が好きだよ」

「……え?」

「ていうか、気づいてないのが姉さんに聞くまで半信半疑だった。なんで気づかないの?好きでもない奴にキスなんかするわけないでしょ、初めてなのに」

「は?初めて?」

「初めてだよ。余裕振ろうと思ったのに、最初びっくりするぐらいうまくいかないし」

 ……あれで?
 俺も他の人とした事ないからわかんねーけど、あれで初めて?
 ていうか、
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